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2018年01月14日

「パヤパヤ」の意味と使い方・由来・方言なのか|岩手/津軽弁

パヤパヤしているという言葉の意味が話題です。テレビのバラエティー番組で司会者が何気なく言ったことによりさまざまな人がそれぞれの地域での「パヤパヤ」について語り始めたことが発端です。そんな「パヤパヤ」という言葉について掘り下げてみましょう。

「パヤパヤ」の意味と使い方

「パヤパヤ」と言う言葉があります。擬音のようなどこかのお店か何かの名前のようでもあり、ピンとこないという方もいれば自分の故郷で使われていたから普通に使われている言葉だという人もいる言葉です。そんな「パヤパヤ」の意味や使い方について解説します。

浮かれている

「パヤパヤ」の意味と使い方・由来・方言なのか|岩手/津軽弁

パヤパヤという言葉は日本の東北地方で主に使われている方言のひとつで、浮かれているという意味を示すことが多い言葉です。

使い方としては、
”合コンで男も女も程よくお酒がまわり、なんだか「パヤパヤ」している”
”祭りで町全体がパヤパヤしている”
”今は大切な時期なのに、何をパヤパヤしているんだ”

などと使います。楽しそうに浮かれている様子を「音」で表現している言葉です。使い方からもわかるように若い人が使用する言葉とは限らず、幅広い年代の人が使用する方言です。

「パヤパヤ」の意味の由来

可愛らしい感じさえする「パヤパヤ」という言葉の響きですが、大人には意味のわからないギャル語のようだと感じられたり、なんとなく誰かが使っていたのを真似て雰囲気で使っていたという方もおられるようですが実は方言だと言われてます。

しかもその地域は一つではありません。そのためこれと言った由来のようなものも存在せず、謎に包まれた言葉と言えるでしょう。

「パヤパヤ」と言う歌もあった

1983年から活動しているロック・スカバンドのレピッシュのヒット曲「パヤパヤ」は若者が浮かれたまま一日をスタートさせて騒ぐ楽しい様子が表現されています。

作詞をしたMAGUMIさんは熊本県出身なので方言というよりはスカミュージックに合う軽快な言葉の表現として「パヤパヤ」としているようですが、今聴いてもとても「心躍る」感じがすると高評価な楽曲です。

「ぱやぱや」というアプリもある

また、スマホのゲームアプリに「ぱやぱや」というものも存在しています。落下型のパズルゲームで上から落ちて来る上から降りてくる2つのブロックを同じ色の4つ以上接続してスコアを得て、そのスコアに邪魔ブロックを生成して相手を攻撃して勝負を競います。 ぷよぷよのようなゲームです。

レベルを上げてアイテムをアップグレードして、戦略的なプレイが可能で、友達、世界中の利用者とリアルタイムで対戦することができるマルチプレイヤーをサポートします。ネーミングの意味は不明ですが楽しいゲームとして人気です。

アニメやにちゃんねるでの「パヤパヤ」

「極上生徒会」というアニメの第三話に「極上寮でパヤパヤ」という回があります。女の子同士が仲良くする様子を「パヤパヤする」と表現しているそうです。

方言

「パヤパヤ」は方言だと言う説が有力です。しかしいろいろな県で使われており、その意味も違っているという特徴があります。使われている地域は主に岩手・青森・秋田・北海道など東北地方が中心となっており、何かの「状態」を表す方言として使われています。しかし、その意味は使われる地域によって異なります。

岩手

東北地方の沿岸部に位置する岩手県は面積の大きい県で、りんどうという花の生産量が日本一であることでも知られる県です。他にはわかめやビールの原料になるホップ、牛肉なども有名です。

そんな岩手県での「パヤパヤ」の意味は、お酒によってほろ酔い加減になっているさまを表しており、顔が火照ったりして少し酔っぱらっている状態のことを言います。

岩手全土でそのように使うわけではなく、年齢によっても使う人と使わない人がいると言われています。

例:なんだかパヤパヤしてきたから、もう(お酒)飲むのストップしようかな。

津軽弁

青森県の西部を津軽地方と言い、対する南部地方ではあまり「パヤパヤ」は使用されていないようなので津軽弁としてのご紹介とします。津軽弁での「パヤパヤ」の意味は2つあると言われています。

1.落ち着きなくちょろちょろしたり、ウロウロすること。
2.細い毛や草がまばらに生えているさま
であり、次のように使用します。

”ここは電車の中だからパヤパヤしないように”
”最近髪の毛がパヤパヤしてきた” ”庭の草がパヤパヤしてるから刈っておいて”

この他にも擬音の方言が多いのが津軽弁の特徴です。
・「ハカハカ」する:そわそわして落ち着かない様子
・「のつのつ」と:雪が降り積もっていくさま
などがあります。

北海道

北海道でも「パヤパヤ」は使われています。しかし、北海道はとても広大なため東北地方の方言の影響を受けやすい地域とそうでない地域で違いがありますが、東北地方と似た意味で使用している地域も多く、北海道弁と東北弁がミックスされた方言を話す土地柄と言えるでしょう。

また、一部ではありますが北海道のみではないかと思われる「パヤパヤ」の意味もありました。それは「早く早く」という意味です。時間がない時などに子供や他人に対して使うと言われています。

まだまだ「パヤパヤ」は使われてる

岩手・津軽・北海道だけではなく、東北というつながりからか、秋田や山形、宮城でも「パヤパヤ」は使われています。

・秋田:髪の毛がまばらなさま、落ち着きのない様子、ほろ酔い、チャラい
・山形:人がたむろしている様子。
・宮城:髪の毛やひげなどに対してまばらな様子

かなりいろいろな意味が混ざっているようですが、微妙に地方によって意味が違っているのが興味深い言葉です。

特に秋田では髪の毛が薄くなってきたときに良く使われており、”髪の毛がパヤパヤしてきたから育毛剤でも使うか”などと使用したり、年長者が若い人に対して”夜遅くまでパヤパヤしていてはダメ”などと軽率な行動を注意する時にも使用されます。

意味を知るなら方言チャートがおすすめ!

パヤパヤを始め、何と言う意味なのかわからない方言などに遭遇した時にとても便利なサイトがあるのでご紹介します。いくつかの質問に答えていく方式なのですが、本当にしっかりと出身地を当ててくれます。パヤパヤも問題の中に含まれています。

「パヤパヤ」と「パカパカ」の意味の違い

「パヤパヤ」と並んで気になる方言として話題になっているのが「パカパカ」です。こちらも擬音のような言葉なのですが、パヤパヤとは全く意味が違ってきます。

なぜか「信号の青が終わる時の点滅している状態」をさすもので、”信号がパカパカしてるから急いで渡ろう”などと使います。使われている地域は愛知県の名古屋市が代表的と言われていますが、隣接する岐阜県や静岡県の一部や遠く離れた宮崎県でも同じように使われています。


これは名古屋市の道幅は広いところが多く、青信号の間に渡り切れるかどうかという焦りからくるのではないかと言われていますが、詳しい意味や由来はわかっていません。

「パカパカ」は光の点滅のことではない

信号機の点滅を意味する「パカパカ」という方言ですが、使用しない県の人から見ると不思議な感じです。ならば切れそうな蛍光灯の点滅や車のハザード、携帯電話の着信のライトの点滅なども「パカパカしている」と言うのかと思いきや、そうではないと言われています。

なぜか信号機の点滅の意味のみに対して「パカパカ」という、なんともピンポイント使用な方言です。

「パヤパヤ」は可愛い言葉

まばらな髪の毛や草に対しての「パヤパヤ」はさておき、岩手県などで使用されているほろ酔い状態を意味する「パヤパヤ」は可愛い方言と感じる人が多いと言われている方言です。今や標準語だけを話していても会話にインパクトを与えることはできません。

また、仕事がらみの酒席では、お酒が苦手なことはなかなか伝えづらい時もあります。そんな時に「すみません、お酒を飲むとすぐにパヤパヤしてしまうので」などとやんわりと伝えると相手によってはそこから興味を持たれることもあるでしょう。

また、津軽弁を始めとして擬音を使用するのも柔らかく温かい印象を与えます。方言は隠す時代ではなく、自分の魅力の幅を広げてくれる素晴らしいツールです。

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