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はんなりの意味・語源と使い方の5パターン・類義語3つ

初回公開日:2017年12月22日

更新日:2020年07月19日

記載されている内容は2017年12月22日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。

また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

「はんなり」という言葉を、一度は見聞きしたことがあるという方は少なくないでしょう。しかしながら、若年層では使用率がとても少なく、違う意味を持つ「ほっこり」や「まったり」と似ていると思われている現実もあります。「はんなり」を正しく使えるようにしましょう。

はんなりとは

はんなりの意味・語源と使い方の5パターン・類義語3つ
※画像はイメージです

「はんなり」は、「上品で落ち着きがあり、明るく華やかで陽気さがある」ことを表す際に用いる言葉で、有名な京ことばのひとつです。

多くの意味を含んだ「はんなり」ですが、色に限らず、物や味・人などに対しても使うことができるため、色々な場面で見聞きする言葉です。

今回は「気取りのない自然体」という意味も含む「はんなり」という言葉について考察して行きましょう。

意味

「はんなり」は、「上品で落ち着いており、明るく華やかで陽気さがある」さま、「ぱっと明るい」さま、「気取りなく・あるいは控えめながらも華やか」なさまを表す言葉です。

「上品」「落ち着き」「明るさ」「華やかさ」「陽気さ」などが「はんなり」という言葉の中にすべて含まれているため、大きな褒め言葉として使用されます。

「はんなりしている」と表された場合、とても良いものだと褒めていると捉えて間違いないでしょう。

語源

「はんなり」の語源とされている言葉は、「花也(はななり)」または「花あり」と言われています。「花のような」という意味の言葉で、「花」に状態を表す接尾語「り」が付いて、撥音となったものが「はんなり」だと伝えられています。

早咲きの梅の花を指した言葉とされているため、華やかさの中にも慎み深さがあることを意味し、美しく華やかではあるが気取りなく派手ではないことを「はんなり」と表しますので、京都でよく使われます。

使われる地域

「はんなり」は主に京都で使われる言葉でしたが、現在はメディアなどの影響により全国で通用する言葉となっています。

「京ことば」のひとつなので、「はんなり=京都」というイメージがありますが、現代の京都において日常会話の中に「はんなり」という言葉はほぼ出て来ません。

洛中(京都の中心部)ではいまでも「はんなり」を使うご年配の方もいますが、日常会話ではほぼ使用されていないと認識して良いでしょう。

はんなりの使い方5パターン

はんなりの意味・語源と使い方の5パターン・類義語3つ
※画像はイメージです

ここでは「はんなり」の使い方について、いくつか例文を紹介します。

日常会話では使うことの少ない「はんなり」ですが、お店の名前や商品の名前、キャッチコピーなどでは現役で使われている言葉です。

使い方がわかると「はんなり」という字を目にしたときに、「これはこういう意味で使われているのか」と、今までとは違った捉え方ができるでしょう。

パターン1:色に対して使う場合

「その浴衣、はんなりしたええお色やなあ」

淡いパステルカラーや薄い色を思い浮かべる方も多いでしょうが、「はんなり」には「ぱっと明るい」という意味もありますので、必ずしも淡く薄い色に使われるとは限りません。

「花也(はななり)」「花あり」が語源とされているため主に色彩に対し使う言葉ですが、夏の青葉や秋の紅葉などの色を表す際には用いることのない言葉です。

パターン2:人に対して使う場合

「あの人はんなりしたお人やなあ」

「はんなり」は副詞であり、主に用言(動詞・形容詞・形容動詞)を修飾する言葉ですが、名詞を修飾する場合にも用いることができます。

人に対して使う場合は「見た目の美しさ」や「華やかさ」ではなく、「内面が上品で落ち着きがあり、周りへの気配りができる人」という意味を表すので、判断材料が外見のみの場合には用いることのない表現です。

また、語源が「花」のため男性に対しては使いません。

パターン3:物に対して使う場合

「そのカバン、はんなりとしたええ柄やねえ」

上品さや華やかさがありながらも、落ち着いていて派手ではないという意味で使います。多くの意味を含む言葉ですので際立った一点を褒めたいときなどには向きませんが、素敵だと感じる部分が多い物は「はんなり」の一言でスマートに褒めると良いでしょう。

パターン4:味に対して使う場合

「塩気の中にも、どこかはんなりとした甘味がある」

「はんなり」はさまざまな意味を表すため、味に対して使う場合は「濃くも薄くもなくその中にほんのり優しい、しかししっかりと上品な味わいを感じる」といったときなどに使います。

「はんなり」は褒め言葉なので、美味しくないものを表すときには使いません。

パターン5:動作に対して使う場合

「舞妓さんのようなはんなりとした動き」など、動作に対しても「はんなり」を用いることがあります。この場合はまさに「上品で落ち着いており、明るく華やかなさま」を表していると言えるでしょう。

動作に使う場合は「華やかさ」より「上品である」「落ち着いている」という所作を褒めることが多く、主に和装の女性に対して使われます。

「はんなり」は敬語ではありませんが、社会人として「きちんとした言葉で話す」ということはとても重要なことです。「ちゃんと話すための敬語の本」で大人の言葉を身につけましょう。

はんなりの類義語3つ

はんなりと似た言葉に「たおやか」「ほっこり」「まったり」があります。いずれも「優しさ」や「あたたかさ」を感じる言葉ですが、はんなりとどのような違いがあるのでしょうか。

ここではそれぞれの言葉の意味と、はんなりとの違い、使い方などを見て行きましょう。

たおやか

「たおやか」には「姿・形がほっそりとして動きがしなやかなさま」「態度や性質がしとやかで上品なさま」という意味があります。「たおやかになびく柳」や「たおやかな身のこなし」などと用います。

動きがしなやか、しとやかで上品という部分は「はんなり」と似ていますが、はんなりの持つ「華やかさ」や「明るく陽気なさま」という意味合いはありません。あくまで「しなやかであり、上品である」という様子を表す言葉です。

ほっこり

「ほっこり」は「いかにも暖かそうなさま」を表す言葉で「心がほっこりする話」「ほっこりとした芋」などと用います。近頃では「ほっとする」「癒される」といった意味合いで用いることが多い言葉です。

語感は「はんなり」と似ていますが、はんなりは「ほっとする、癒される、安心する」といった気持ちを表す場合に用いることはありません。

また、ほっこりという言葉は使う地域によって意味合いが異なる「方言」でもあります。

まったり

「まったり」は「味わいがまろやかでこくのあるさま」という味覚を表す言葉でしたが、近年では「のんびり、ゆったり」といった「くつろぐさま」を表す言葉として用いられることが多くなりました。

「今日はまったりしよう」という使い方ができますが、「はんなり」は「能動的にそうしたい」という使い方はできません。

「はんなり」には「くつろぐさま」を表す意味はありませんので、語感が似ているだけで用いる場面の異なる言葉です。

はんなりとした女性になろう

はんなりの意味・語源と使い方の5パターン・類義語3つ
※画像はイメージです

「はんなりとした女性」になるためには、はんなりという言葉の持つ意味を理解する必要があります。「上品」「落ち着き」「明るい」「華やか」「陽気」「気取らない」「控えめ」という意味を考えてみましょう。

見た目だけでは「はんなりとした雰囲気」を出すことはできても、言葉の持つ意味を満たすことはできません。内面が磨かれてこそ「はんなりとした女性」として認められるのではないでしょうか。

おしとやかになる方法

はんなりとした女性になるためには「おしとやか」であることが欠かせません。おしとやかと聞くと、落ち着きのある上品な佇まいの女性を想像するのではないでしょうか。

「おしとやかになる方法」については、下記リンク先で詳しく紹介しています。おしとやかという言葉の意味や、そう表される人の特徴、診断チェックなどもありますので、ぜひ併せてお読みください。

モテる人の特徴

はんなりとした女性はモテる女性であるとも言えます。外見だけではなく、内面もはんなりしている女性は「おしとやか」でもあり「華やか」でもあります。

誰にでも「モテたい」という気持ちはありますし、努力している人も多いでしょう。下記の「モテる人の特徴」では、モテる人の性格やその共通点、モテるためにできることなどを紹介しています。

はんなりとした女性になるための一歩として、まずはモテる人について触れてみてください。

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