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ピンキリの意味と由来|ピンキリの7つの使い方・類義語4つ

初回公開日:2017年12月25日

更新日:2020年07月19日

記載されている内容は2017年12月25日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。

また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

同じカテゴリーの中に優れたものと劣ったものが混在している場合などに使用する言葉の1つが「ピンキリ」という言葉です。「ピンキリ」という言葉を何気なく使用していても本来の意味を知らない方も多い傾向にあります。今回は「ピンキリ」という言葉についてご紹介いたします。

「ピンキリ」とは

物の値段について説明したり、物のランクや程度について表現したりする際、「ピンキリ」という言葉を使用することがあります。

「ピンキリ」という言葉は、普段の会話でも耳にする機会も多く、実際に使っているという方も少なくないでしょう。しかし、「ピンキリ」の意味や使い方についてよくわからないという方も実際は多い傾向にあります。

今回は「ピンキリ」の言葉の意味や由来などについてくわしくご紹介いたします。

「ピンキリ」の意味

ピンキリの意味と由来|ピンキリの7つの使い方・類義語4つ
※画像はイメージです

「ピンキリ」という言葉は、日本語では「俗語」に分類されます。「ピンキリ」とは「○○から○○までさまざま」という意味で、さまざまな物の程度や範囲を表現することができます。

「ピンキリ」とは、最高のものから最低のものまでさまざまなものが対象の範囲内に存在していることを表現する言葉で、最低と最高のものが混ざっていることを言い表す際に使用します。

「ピン」の意味

「ピンキリ」の「ピン」とは、サイコロやカルタに関係する言葉で「1番目」を意味する言葉だと言われています。

一般的に1番目は最初や始まりを意味する数字です。そのため、現代社会では「ピン」は「1番上」「最上級」といった意味で解釈されることが多くなっています。

上記のような背景から、「ピンキリ」の「ピン」は「上から下まで」という意味のうち「上」を意味し、良い方や質が高い方を意味する言葉となります。

「キリ」の意味

「ピンキリ」の「キリ」は、カルタの12番目が由来となっている言葉です。そのため、数字の「1」や始まりを意味する「ピン」に対して、「キリ」は数字の「12」や終わりといった意味を持つ言葉だとされています。

「ピンキリ」の「ピン」は上を意味するニュアンスがある一方で、反対の意味を持つ「キリ」は下を意味していると言われています。つまり、「ピンキリ」の「キリ」は質やランクが下であることを意味します。

「ピンキリ」の由来

「ピンキリ」という言葉は使用するけど、何が語源なのかを知る人は少ない傾向にあります。「ピンキリ」の由来は、「ピンからキリまで」という言い回しを省略したものだといわれています。

「ピン」や「キリ」の由来は、「ピン」はサイコロやカルタにおける「一」を意味し、「キリ」はカルタの12枚目である「最終」を意味するという説が有力とされています。

つまり「ピンキリ」とは1から12までという意味になります。

「ピンキリ」の使い方

ピンキリの意味と由来|ピンキリの7つの使い方・類義語4つ
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「ピンキリ」という言葉には、悪いものから良いものまでさまざまなものが含まれていることを表現する意味があります。つまり、様々なカテゴリーの中の良質なものから悪質なもの、最高なものから最低のものまで、さまざまなランクやレベルのものが混ざっている状態を表現します。

次に実際のカテゴリーに分けて「ピンキリ」の使い方を見ていきましょう。

1:価格はピンキリ

「ピンキリ」という言葉は、お金に関する「金額」や「価格」などを表現する際にも使われる言葉となります。

お金について「ピンキリ」という言葉を使う場合は「最高金額から最低金額まで」といった意味やにニュアンスで使用されるケースが多いと考えられます。

たとえば、「この宝石はどれも品質がいいが、価格はピンキリだ」のように使用することができます。

2:職種はピンキリ

職種の場合は、能力や給料の違いを表現する場合に使用します。

現在はさまざまな仕事の種類があり、職種によっても勤務時間や給料などが異なります。このような職種についても「ピンキリ」という言葉を使用して表現することができます。

たとえば、「弁護士のという職業もピンキリだ」と表現する場合は、弁護士と呼ばれる方でも能力の差は人によってそれぞれで、能力の差があるからこそ給料や待遇も異なることを意味します。

3:価値はピンキリ

価値について表現する場合は、そのモノの価格や品質などの違いを意味します。

たとえば、「スリランカ産の宝石はどれも品質が高いと言われているが、価値はピンキリだ」のように使用します。

宝石の原産国とはいえど、原石から宝石に加工する技術や宝石のデザイン、形やサイズなど、人によって価値が異なる際などに使用します。同じサイズの宝石でも数千円から数百万円までそれぞれという意味です。

4:レベルはピンキリ

レベルに対して「ピンキリ」を使用する場合は、能力などの差について意味することが多い傾向にあります。

たとえば、「日本で有名な東京大学を卒業した人でも、学力のレベルはピンキリだ」のように使用します。

学力の高い人しかいないとされている有名大学ですが、その学生の中でも後々世界的に有名な賞を受賞をする人もいれば、フリーターの人まで学力レベルもそれぞれという意味となります。

5:質はピンキリ

「ピンキリ」という言葉は、あるカテゴリー内の中に存在するモノが持つ質の差について表現することができる言葉です。

たとえば、「ジーンズの古着屋では、ヴィンテージジーンズから格安ジーンスまでピンキリだ」のように表現します。

この場合は古着屋というショップの中で、1本数十万もする「ビンテージジーンズ」と1本1000円程度の「格安ジーンズ」が混在していることを意味します。

6:プロといってもピンキリ

プロ野球選手やプロゴルファーなど、「プロ」という名が付く人は他の人よりも優れた能力や才能がある人のことを意味します。

たとえば、「プロ野球選手」の中にも世界を舞台に活躍するメジャーリーガーになる人もいれば、戦力外通告を受けてプロ野球チームから外されてしまう人もいます。

このように、優れた能力や才能のある「プロの世界」でも能力や技術の差があることを意味します。

7:美味しいお店もピンキリ

ピンキリの意味と由来|ピンキリの7つの使い方・類義語4つ
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レストランや飲食店などに対して「ピンキリ」を使用する場合は、味や価格、素材のクオリティーの差などの意味します。

たとえば、「美味しいお店もピンキリだ」という表現の場合は、美味しいお店だとしても高くて雰囲気のいい美味しい店もあれば、比較的リーズナブルでカジュアルな雰囲気だけど美味しい店もあるということです。

「美味しい」ということに変わりはありませんが、その他の点が異なる場合に使用します。

ピンとキリではどちらが上か

「ピンキリ」の「ピン」と「キリ」ではどちらが上でどちらが下を表わすのかわからない人も多い傾向にあります。

「ピンキリ」という言葉の上になるのは「ピン」です。「ピン」は1という意味を表わし、高い位置や上位であることを意味します。

「このエリアの店はピンキリだ」といういう人がいた場合に「では、目の前のレストランはピン?キリ?」と聞く人もいます。「ピン」が上であることを覚えて答えるようにしましょう。

「ピンキリ」の類義語・反対語

同じカテゴリーの中でも優劣がある場合に使用するのが「ピンキリ」という言葉です。「ピンキリ」には似たような意味を持つ類義語や反対の意味を持つ反対語が存在します。

たとえば、さまざまな種類があるさまを意味する「多様」や「色々」なども類義語の1つといえるでしょう。

「ピンキリ」という言葉は俗語に属するため、話す相手によって類義語を上手に使いながら失礼のないような表現にすることが重要です。

「ピンキリ」の類義語

ピンキリの意味と由来|ピンキリの7つの使い方・類義語4つ
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ある範囲の中に良いものと悪いものが入り混じっているのが「ピンキリ」という言葉の意味です。「ピンキリ」という言葉はカジュアルな表現のため、ビジネスシーンやフォーマルな場に適した言葉ではありません。

TPOをわきまえて同じ意味をもつ類義語を使用しながら、相手に伝えたい内容を上手に説明することが大切です。では「ピンキリ」の類義語についていくつかご紹介いたしましょう。

1:玉石混交(玉石混淆)

玉石混交とは「ぎょくせきこんこう」と読み、優れたものと劣ったものが入り混じった状態のことを意味します。

たとえば、現在に欠かせないインターネットは世界中から色々な人がさまざまな情報を掲載しています。そのため、記事の中には誤った情報が掲載されている可能性もあります。

このようなことを「インターネットの情報は玉石混交だ」と表現します。難しい四文字熟語ですが意味を知っておくといいでしょう。

2:当たり外れ

「当たり外れ」という言葉は、言葉のとおり「当たり」と「はずれ」は混在していることを意味します。

たとえば、東南アジアのあるエリアでは屋台がたくさんあり、美味しい店も数多いという口コミがあったとします。その際、「屋台なので当たり外れがある」といった表現をします。

屋台はローカルな料理のため、日本人の舌に合うものもあれば合わないものがあるため、一概に美味しい店ばかりとはいえないということを意味します。

3:多様

多様とは「たよう」と読み、さまざまな種類があるさまを意味します。

「多種多様」という言葉を聞いたことがある人は多いと傾向にありますが、「多種多様」とはその中にさままざな種類があり色々なものが入り混じっていることを意味します。

たとえば、「今度新しく発売されたパソコンの機能が多様だ」のよういに使用します。比較的使いやすい言葉なのでしっかり覚えておきましょう。

4:色々

「色々」とは、種類などが多いさまを意味します。「色々」という言葉は比較的幅広い年代が使用している言葉で、ビジネスから普段の会話まで広く使われている言葉です。

たとえば、「来年から高校生になるので、学業以外にも部活やバイトなど色々なことに挑戦してみたい」のように使用します。「色々」と同じように使われる言葉として「さまざま」という言葉もあります。

5:まちまち

「まちまち」とは、それぞれに違いがある状態のことを意味します。たとえば、あるパーティー会場の出席者の年齢層について聞かれたとします。その際、「参加者の年齢層はまちまちです」のように使用します。

この場合は、30代前半の人もいれば50代後半の人もいるため、一概にどれくらいの年代が多いと言い難い場合などに使用します。このように不特定多数の人はモノが集まった際に「まちまち」という言葉を使用します。

6:様々

「さまざま」とは、色々な種類のものが混在している状態を意味します。「ピンキリ」の場合はある範囲内の中にいいものと悪いものがあるという優劣をつけた表現となりますが、「さまざま」は種類が多いさまのことを意味します。

たとえば、外資系に勤めている会社の人は社員の国籍のことを聞かれ「弊社の社員の国籍はさまざまです」のように使用します。何が良くて何が悪いということではなく種類が多いさまを意味します。

「ピンキリ」の反対語

ピンキリの意味と由来|ピンキリの7つの使い方・類義語4つ
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同じ範囲の中優越のあるものが混在するのが「ピンキリ」という言葉の意味ですが、次は「ピンキリ」の反対語について考えてみましょう。

「ピンキリ」はそれぞれに差があるのに対し、反対語の場合は差がなくすべて同じという意味の言葉になります。では「ピンキリ」の反対語とはどのような言葉があるのか’くわしく見ていきましょう。

1:公平

「公平」とは、すべてを同じように扱うさまを意味します。たとえば、「裁判官という仕事は公平な立場で物事を判断する人だ」のように使用します。

裁判所では原告人(訴えを起こした人)と被告人(罪を犯したと疑われている人物)がお互いの主張や証拠などを参考しながら処罰をするかを判断します。

訴えを起こしたらからといって何もしていないという証拠はありません。そのため裁判官は両者を公平に見て判断します。

2:平等

「びょうどう」とは、すべて同じで差がないということを意味します。

「人類みなびょうどう」という言葉を耳にしたことがある人も多いことでしょう。「人類みなびょうどう」とは、世界にはさまざまな人種の人が存在しますが、皆人間として同じであるという意味を表わします。

また1つにのモノを2つに分ける場合も「びょうどうに2つに分ける」という言い方をします。使いやすい言葉なのでしっかり覚えておきましょう。

3:平均的

「平均的」とは、ある範囲の中における一般的なもの、普通程度という意味があります。たとえば、「この牡蠣は平均的な大きさです」というと牡蠣のサイズが他のものと比較すると、真ん中ぐらいのサイズだという意味になります。

「平均的」の平均とは、あるものの量や大きさなどを同じような状態にすることを意味します。「平均」はさまざまなシーンで使える言葉なので合わせて覚えておきましょう。

4:格差がない

「格差」とは何かと何かの差という意味があり、「格差がない」とすることで差がない、すべて同じという意味になります。

たとえば、「格差のない社会」とは人種などで差別されるようなことがなく、身分の違いで生活や仕事が異なるという社会をなくし、全員が同じようなライフスタイルをおくれる世の中という意味です。

「格差がない」という言葉は、他にも価格の差や水準の差がない場合などにも使用することができます。

時代と共に言葉は変わる

ピンキリの意味と由来|ピンキリの7つの使い方・類義語4つ
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日本語の「ピンキリ」とは俗語の1つで、良いものから悪いものまで混在している状態のことを意味します。「ピンキリ」の「ピン」には1という意味があり、「キリ」が12ということで「最終」という意味になります。

現在は「ピンキリ」という言葉を昔ほど耳にする機会がなくなってきた傾向にあります。俗語は時代や世の中の流れによって生まれ、そして変化していきます。言葉の意味を理解し正しく使用しましょう。

ピンとキリの意味が逆に

「ピンキリ」の「ピン」と「キリ」という言葉は、「ピンキリ」という言葉以外で使用することがあまりない言葉です。そのため、「ピン」と「キリ」の意味を逆に覚えてしまっている人も多い傾向になります。

「ピンキリ」は「1から12まで」と覚え、ピンが「良」で「キリ」が「悪」という風に覚えるといいでしょう。

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