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「ブレーン」の意味と使い方・語源|将棋/テレビ/仕事/会社

初回公開日:2018年02月05日

更新日:2020年06月02日

記載されている内容は2018年02月05日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。

また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

ブレーンとは「頭脳」「脳みそ」という意味があり、「わが社のブレーン」「良きブレーン」などと使われることもあります。実は「ブレーン」は我々の普段思っている以上に広い意味を持った言葉です。「ブレーン」にどのような意味があるのかを見ていきましょう。

「ブレーン」の意味と使い方

皆さんは「わが社のブレーン」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。聞いたことはあるけど、意味についてまではよくわからない、という方もいることでしょう。そこで、今回は「ブレーン」という言葉の意味はどのようなものなのか、そしてどのように使うのかについてご紹介いたします。

「ブレーン(brain)」は「ブレイン」とも言われ、「頭脳」や「脳みそ」という意味の単語です。この意味であればご存知という方も少なくないでしょう。加えて、「ブレーン」という言葉はこれらの意味から派生して「知的指導者」、つまり優秀さと専門性を持った幹部という意味の言葉に訳されています。

「ブレーン」には、さまざまなシーンでの使い方があります。以下では「ブレーン」を使った用語についていくつか見ていきましょう。

ブレーンを使った例文

ここでは、「ブレーン」を使った例文をいくつか挙げていきますので、実際に使う際の参考にしてみてください。

・首相には良いブレーンがたくさんいる。
・わが社でも外部から優秀な人材を迎えてブレーンに据えようと考えている。
・私にとってのブレーンは、この優秀な部下たちです。

ブレーンストーミング

ビジネスシーンでよく耳にする「ブレーン」を使った言葉に、「ブレーンストーミング」という言葉があります。略して「ブレスト」という場合もあります。これは英語の「brainstoming」からきていて、米国の広告業界で有名なA・F・オズボーンが提唱した集団的思考のひとつです。

グループのメンバーが、ある問題について、正しいかどうかや、現実的かどうかといった制約はひとまず抜きにして、自由にアイディアを出し合うのがブレーンストーミングという手法です。

このブレーンストーミングは、行ううえでいくつかのルールがあります。

ブレーンストーミングの4つのルール

具体的には以下に示す4つのルールに基づいて行われます。

1.「批判をしない」:論理性や実現性などを基準に他人の意見を批判しないことが前提です。というのは、批判があると良いアイディアが出にくくなります。

2.「自由奔放」:こんなことを言ったら笑われはしないか、などと考えず、思いついたことをどんどん言うようにします。同時に、進行役もそれができるだけの環境を担保することが重要です。

3.「質より量」:ともかく、できるだけ多くのアイディアを出します。

4.「連想と結合」:他人の意見を聞いてそれに触発され、連想を働かせ、あるいは他人の意見に自分のアイディアを加えて新しい意見として述べるというのも1つのやり方です。

ブレーンプログラミング

「ブレーン」を使った言葉は他にも「ブレーンプログラミング」というものもあります。これは、いわゆる「引き寄せの法則」と同じような自己啓発の方法で、脳内のRAS(網様体)と呼ばれる仕組みを利用してゴール(目標)を設定することによって自動的にその目標達成に向けて動くことができるというものを意味します。

ちなみに、RASは設定した目標に関するもの以外の情報は排除する性質にあるため、これをうまく使えば人生が好転する方法であるとされています。

ブレーンの語源とはどのようなものなのか?

「ブレーン」の意味と使い方・語源|将棋/テレビ/仕事/会社
※画像はイメージです

優秀な人材や「知的指導者」などを意味する「ブレーン」という言葉の語源はどこにあるのでしょうか。「ブレーン」の語源を知ることは、本来「脳」の意味を持っていたものが、どのようにして「知的指導者」を意味するようになったのかという経緯を知ることでもあり暗す。

「知的指導者」という意味を持つ言葉としての「ブレーン」の語源は、20世紀のアメリカの政治に求められます。1929年に発生した世界恐慌への対応策として当時のフランクリン・ルーズベルト大統領が打ち出したニューディール政策の中で、その実質的な立案や提案を行った顧問団を「ブレーントラスト」といいました。

ブレーントラストは直訳すると「信頼できる頭脳」となり、「知能顧問」とも訳されます。そこから後の時代において政治家や企業経営者の有能な顧問のことを「ブレーン」と呼び始めたのが始まりです。もちろん、「ブレーン」は複数人の顧問団も指します。

日本でのブレーン政治の事始

ちなみに日本の政治で初めてブレーンが用いられるようになったのは、戦前の首相である近衛文麿の諮問機関である昭和研究会が最初です。もともとは近衛の学友であった後藤隆之助が疲弊する農村経済の救済を力説したのが設立のきっかけでしたが、最初は近衛の私的な政策勉強会という扱いでした。

なお、日本の政治史においてブレーンを積極的に活用したのが1980年代の中曽根康弘首相でした。

将棋でのブレーンの意味や使い方は?

江戸時代には徳川幕府に「将棋所」がありました。そのときに「家元三家」と言われる大橋本家、大橋分家、伊藤家という3つの家元がありました。家元それぞれが一番強い人を立て、一門として競い合うことがあったそうですが、その中心になった人物が「ブレーン」ということになります。

将棋は、マインドスポーツのひとつです。マインドスポーツとは、高い思考能力が必要な種類のゲームを指し、一種のスポーツと捉えられています。頭脳スポーツとも言われます。

「将棋のブレーン」といえば、AIをイメージする人もいるでしょう。マインドスポーツの中でも、将棋は偶然の要素が入らないとされるので、AI開発で盛んに用いられています。

対AIで将棋を指す棋士は注目度が高く、最近では数人の棋士が「ブレーン」としてサポートすることもあります。

テレビでの「ブレーン」の意味って?

テレビ局での「ブレーン」とは、優秀なテレビ番組制作会社や、番組の中で行われる企画などを提案する「放送作家」や「構成作家」を意味することが多いです。

テレビ局のテレビ番組は、その内容のすべてをテレビ局の内部で制作しているわけではなく、部分によっては外注しており、このためテレビ業界では専門ごとの分業制が進んでます。

このため、政治の世界のブレーンの意味よりも、テレビ業界の場合は分業を前提にしており、担当するそれぞれのポジションが独立性の強い「ブレーン」であることを意味します。

仕事での「ブレーン」の意味とは?

一般的なビジネスシーンで「ブレーン」を使う場合、優れた頭脳を持つ人や、頼りになる良き指導者のことを意味する言葉でしょう。

職種にもよるでしょうが、至るところで「ブレーン」は見られます。例えば、何か志を持った政治家や会社の社長など、リーダーシップを発揮する人の元には、さまざまなブレーンがいることが少なくありません。

会社の場合の意味や使い方は?

どこの会社にも、社長や上司と部下の関係によって構成される上下関係が存在します。ブレーンはどのような立場の人間かといえば、上下関係では下の方で、いわば従者となります。

みんな1つの会社の仲間ですが、それぞれの役割がありやるべきことがあります。しかし、社長やリーダーにとっては「こうしたい」「あそこを目指したい」という目指すべきゴールは見えているのですが、その彼らでさえも時にはどうすればそこに辿り着くのかアイディアが浮かばないことがあります。

このとき、影ながら助け船としてアイディアを出してくれるのがブレーンです。加えて、専門的知識を持ったブレーンがいると、いっそう頼もしいです。いわば、その目標を達成するための水先案内人の意味合いを持つこともあります。このような意味合いの「ブレーン」については、「良いブレーンが居てくれて助かった」などと使うことが多いです。

良きブレーンを仲間に持とう!

いかがでしたでしょうか?我々の周囲には、さまざまな形で「ブレーン」が関わっています。将棋界、テレビ業界、会社など代表的なものをいくつか紹介しましたが、ブレーンの存在はそれだけでは当然ありません。

学校の部活動で丁寧に教えてくれる先輩やその先生、仕事先でもそうです。良き「指導者」であり「仲間」であるブレーンを持つことによって、我々の生活は豊かで、かつ安定しています。

皆さんも身の回りの「ブレーン」を探してみて、良き仲間を持ったことに感謝しましょう。

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