Search

検索したいワードを入力してください

謳歌とは/意味3つと例文/謳歌するの使い方/謳歌の類義語

初回公開日:2018年02月06日

更新日:2020年03月11日

記載されている内容は2018年02月06日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。

また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

「謳歌」という言葉について解説しました。意味・使い方・類語・連想語・対義語を紹介しました。「謳」と「歌」それぞれの漢字の意味や読み方から「謳歌」の語源を考えました。「謳」と「歌」それぞれの熟語も挙げました。類語・対義語で言い替えた文も紹介しました。

謳歌とは

謳歌とは/意味3つと例文/謳歌するの使い方/謳歌の類義語
※画像はイメージです

「謳歌」は、難しい漢字なので、「書いてください」といわれて、すぐに漢字にできる人はあまり多くないでしょう。

しかしながら、会話の中ではよく使われる熟語なので、「耳にしたことがない」という人は、いないのではないでしょうか。

「謳歌」は、ビジネスで使われるよりも、日常会話の中で使われることの方が圧倒的に多い言葉です。日常の会話で使われる言葉なので、確実に使えるように覚えておきましょう。

読み方

「謳歌」は、「おうか」と読みます。「謳」には、「うたう」「うた」「大きな声でうたう」という意味があります。音読みは「おう」で訓読みは「うたう・うた」です。

「謳」の字の使われた熟語には謳歌のほかにも、謳吟(おうぎん)・謳詠(おうえい)・謳唱・謳頌(おうしょう)などがあります。どれも「歌をうたう」という意味で使われます。

「歌」という字も「うたう」ことを意味する漢字で、熟語も多数あります。

語源

「謳歌」という熟語は、どちらの漢字も「うたう」という意味を持っています。同じ意味の漢字を重ねることで、うたうことを強調した熟語といえます。

単に「歌う」とか「謳う」というよりも、「謳歌」という熟語を使った方が、歌う声が大きいこと、おおいに謳っている様子を示すことができます。

転じて、合唱を表す意味を持つようになり、さらに転じて、声をそろえるとか、楽しむいう意味を持つようになったものと考えられます。

謳歌の意味3つと例文、謳歌するの使い方

謳歌とは/意味3つと例文/謳歌するの使い方/謳歌の類義語
※画像はイメージです

謳歌には3つの意味があります。

①声を合わせて歌うこと
②声をそろえてほめたたえること
③幸せを大いに楽しみ、喜び合うこと


日常会話の中で「謳歌」は、3つ目の「幸せを大いに楽しみ、喜び合うこと」という意味でよく使われています。よく言われる「青春を謳歌する」はこの意味で使われています。

ここでは、「謳歌」の3つの意味、それぞれについて例文を交えて、使い方をご紹介します。

意味1:声を合わせて歌うこと

「謳歌」の意味のひとつ「声を合わせて歌うこと」は、「うたう」という漢字をふたつ重ねたストレートな意味といえます。

「うたう」と「うたう」で、「複数の声を合わせて歌うこと」という意味に転じています。ただし、現代文の中で「謳歌」が「声を合わせて歌うこと」という意味で使われることはほとんどありません。

「謳歌」がこの意味で使われているのは、古い日本文学の作品の中でみつけることができます。

1の意味の例文

「万国新話」の中に、「或は之を諷詠し、或は之を謳歌し」という一節があります。「諷詠」とは「ふうえい」と読み、「詩歌をつくること」という意味で使われます。

「閑吟集」にも、「詩変じて謡と成り謳歌せらる」という一節があります。

「声を合わせて歌うこと」という意味の例文としても、古典からの出典しかないことから、現代文の中でこの意味で使っても、正しい意味で伝わらない可能性があります。

意味2:声を揃えて褒め称えること

「謳歌」の2つ目の意味である「声を揃えて褒め称えること」は、ひとつめの意味「声を合わせて歌うこと」が転じた意味だと考えられます。

「声を合わせて歌う」の「歌う」とは、ポジティブな気分のときの行為であり、ポジティブな気分に相手をさせることができる「褒め称える」という行為へと転じたと考えられます。

「謳歌」をこの意味で使っている文章は、3つ目の意味で使われているのと、判別しづらいという面もあります

2の意味の例文

夏目漱石の「野分」の中に「世は名門を謳歌する、世は富豪を謳歌する」という一節があります。

これからご紹介する3つ目の意味として捉えることも可能ですが、正しくは「褒め称える」の意味です。「世間は、名門や富豪のことを声を揃えて褒め称える」という内容を表現しています。

「全校が野球部の優勝を謳歌した」という使い方も可能です。この一文だけだと、3つ目の「楽しむ」という意味だと誤解される可能性もあります。

意味3:楽しみを味わうこと

「謳歌」の3つ目の意味である「楽しみを味わうこと」が、日常会話の中で使われる「謳歌」の意味といえます。

日常会話の中で「謳歌しているね」と言われたら、それは、「おおいに楽しんでいるね」といわれているのと同等だと考えましょう。

「うたう」という行為には、多くの場合、楽しい気持ちで行われ、その楽しい行為を表す漢字を二重に使っていることから、「楽しみを味わう」という意味に転じたものと考えられます。

3の意味の例文

「楽しみを味わうこと」という意味で使われる「謳歌」が一番一般的なので、例文にもなじみのある文章がたくさんあります。

【例文】
・青春を謳歌する
・我が世の春を謳歌する
・人生を謳歌する
・休日を謳歌する


いずれも「~を」の行為を大いに楽しんでいる様子が目に浮かびます。単に楽しむだけではなく、楽しさをかみしめ、じっくりと味わうという感覚を感じ取りましょう。

謳歌するとは

謳歌とは/意味3つと例文/謳歌するの使い方/謳歌の類義語
※画像はイメージです

「謳歌する」とは、「楽しさを味わう」という意味で使われていますが、辞書に記載されていない意味として、「楽しいという気持ちを隠さずに表す」を表現することもあります。

「楽しさを味わう」という意味以上に、楽しいという思いをオープンにしているさまであると、イメージすることができます。

謳歌する対象を文頭に置き、「謳歌する」と続けることで、「心から楽しんでいるさま」を表現できます。

意味

「謳歌する」と動詞・熟語として文章の中で使う場合、その意味は「楽しさを味わう」もしくは「楽しいという気分を隠すことなく表す」という内容になります。

「謳歌する」姿を見た者は、うらやましささえ感じる状態、それが「謳歌する」ということだともいえます。他人が「謳歌する」姿を見ると、何事も謳歌できない人は、妬ましくさえ感じます。

例文

「謳歌する」を使用している例文をご紹介します。日常会話の中で「微笑ましい気持ち」を込めて使われることが多い言葉です。

【例文】
・青春を謳歌する姿がまぶしく映る
・退職後は田舎暮らしを謳歌するつもりだ
・学生時代を謳歌することができたのは、両親のおかげだ

語彙力に自信がない人におすすめ

「謳歌」の意味や使い方を知らなかったという人は、大人に必要な語彙力を強化するため、『大人の語彙力「いいまわし」大全』をおすすめします。

学校の勉強では教わらなかったけれど、大人になると当然のように知っているべき言葉は、自分で頑張って強化する必要があります。

本書は「言い回し」という形で、言葉の使い方を提示してくれるので、使い慣れた言葉の言い方を工夫するだけで、大人の語彙力を身に付けることができます。

謳歌の類義語4つと謳歌との違い

謳歌とは/意味3つと例文/謳歌するの使い方/謳歌の類義語
※画像はイメージです

「謳歌」の類語には、「満喫」「存分に楽しむ」「満足」「充足」などがあります。ほかにも、「享楽(きょうらく)」「ピーク」「盛り・真っ盛り」など多くの類語があります。

ここでは、たくさんある類語の中から、以下の4つの熟語をピックアップし、例文を交えて使い方をご紹介します。

・享受(きょうじゅ)
・賞賛(しょうさん)
・満喫(まんきつ)
・堪能(たんのう)

類義語1:享受

「享受」には、「受け入れて楽しむこと」という意味があります。「楽しむ」という意味において、「謳歌」の類語として、言い換えも可能になります。

「謳歌」の代表的な例文である「この世の春を謳歌している」を「享受」を使って言い換えてみましょう。

・この世の春を享受している

言い換え文からイメージする状況は、「謳歌」を使ったときと大きくは変わりませんが、「享受」の方ががっちりと受け止めている感じが伝わります。

類義語2:賞賛

謳歌とは/意味3つと例文/謳歌するの使い方/謳歌の類義語
※画像はイメージです

「賞賛」には、「褒め称えること」という意味があります。「謳歌」の「声を揃えて褒め称えること」と類似の意味になります。

「全校生徒が野球部の優勝を謳歌した」という例文を言い換えてみましょう。

・全校生徒が野球部の優勝を賞賛した

「謳歌」を使うと、「褒め称えている」ことを表現しているのか、「楽しんでいる」ことを表現しているのか、あいまいです。「賞賛」の方が「褒め称える」気持ちがストレートに伝わります。

類義語3:満喫

「満喫」には「十分に満足する」という意味があります。「満足」という感情と「楽しむ」という感情には類似性があるため、「謳歌」と「満喫」は類語ということになります。

「彼女も休日を謳歌したようだ」という例文を「満喫」を使って言い換えてみましょう。「謳歌」を使っても、「満喫」を使っても、休日を楽しんだ様子を同じように表現できます。

・彼女も休日を満喫したようだ

類義語4:堪能

「堪能」には、「十分に満ち足りていること」という意味があります。

「謳歌」の持つ「楽しみ」という意味とは異なりますが、「満ち足りていること」と「楽しみ」には、類似の感情を伴うため、類語として使え、言い換えも可能です。

「青春を謳歌する」を「堪能」を使って言い換えてみましょう。この例文からは、青春というものをじっくりと味わっているさまを思い浮かべることができます。

・彼女は、青春を堪能している

謳歌の意味を知って人生を謳歌しよう

謳歌とは/意味3つと例文/謳歌するの使い方/謳歌の類義語
※画像はイメージです

「謳歌」の意味を理解したら、実際にこの言葉を使ってみたいと思いませんか。この言葉を使うためには、青春や人生というものを、楽しみ、じっくりと味わっている必要があります。

ぜひとも充実した生活を送り、「今、青春を謳歌している」とか「自分は人生というものを謳歌している」という形で使ってみてください。

「謳歌」という言葉を使ってみたいがために、実生活が充実するのであれば、語彙を覚えた甲斐もあります。

年代別おすすめの人生の楽しみ方

もう年だから、人生を謳歌することなんてできない、というのは間違っています。

何歳になっても、本人にそのつもりがあれば、人生を謳歌できていると感じられるような楽しいことに出会うことができます。

自分だけの力では、自分にあった人生の楽しみ方を探すことができない、という人は、以下のリンク記事を参考にしてみてはいかがでしょうか。年代別に人生の楽しみ方を提示しています。

人生に飽きたら何をしたらいいのか

もう長い人生に飽きてしまっていて、いまさら人生を謳歌することなんてできないと、悲観的になっている人もいるでしょうか。人生に飽きてしまうなんて、もったいないことです。

以下のリンク記事を参考に、新しい楽しみを探してみてはいかがでしょうか。自分が今まで見聞きしてきた世界だけでなく、今まで目にしたことがなかった世界が見つかる可能性もあります。

Latests