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「いなせ」の意味と使い方|例文6つ・語源|いなせな職業・類語

更新日:2020年03月09日

鯔背と書いて「いなせ」と読みます。鯔背銀杏という江戸時代に若者が結った髪形が揺由来で粋で威勢のいい若者を例えて「いなせ」と呼ぶようになりました。誉め言葉に「いなせだね~」と聞いたことがあるかと思います。そんな「いなせ」について記事にしました。

「いなせ」とは

「いなせ」という言葉を知っていますか。聞いたことはあっても、その意味を正しく説明できる人はあまりいないでしょう。なんとなくの雰囲気で、良さそうな意味を感じ取っている人が多いのではないでしょうか。

「いなせ」とは、小粋であり威勢がよく、男らしいことを表す褒め言葉のひとつです。江戸っ子を連想させるような風情のある表現と言えるでしょう。この記事では、そんな「いなせ」について意味や使い方をご紹介します。

「いなせ」の意味

「いなせ」とは、「粋 で、勇み肌で、さっぱりしている様子」、または「その容姿や、そういう気風の若者」のことを意味する言葉です。日本橋の魚河岸で働いていた若者たちの間で流行っていた髪型が由来しており、転じて、魚河岸の勢いのある若者のように、男前できっぷのいい様子を意味しています。

すなわち「いなせだね」とはかっこいい男性や生き様を褒めた言葉です。「いなせ」は、日本独特の美的観念の一つと言えるでしょう。

「いなせ」の漢字表記

「いなせ」とは、漢字表記に直すと「鯔背」となります。「鯔背」とは魚のいな(ボラ)の背中を意味する言葉で、鯔の背に似た髷のことを「鯔背銀杏(いなせいちょう)」と読んでいました。ちなみに髷(まげ)とは、ちょんまげの髷のことであり、現在で言うならば髪型のことです。

「いなせだね」という表現は今も使われていますが、「鯔背」と漢字表記する機会はまずないでしょう。語源を学ぶ上での知識として読んで頂ければ充分です。

「いなせ」の語源

「いなせ」の語源は、漢字表記の項目でも触れた「鯔背銀杏」です。「鯔背銀杏」とは、江戸時代に日本橋の魚河岸で働いていた若者たちの間で流行っていた髪型のことで、それが魚河岸の若者達を表すようになり、いつしか魚河岸の若者達の「男らしさ」や「威勢の良さ」や「さっぱりとした気風」を表すようになりました。

つまり、もとは男性の髪型を表す言葉だったということです。「いなせ」が男前を意味するのもそのためでしょう。

「いなせ」の使い方

「いなせ」とは、「粋で、勇み肌で、さっぱりしている様子」を表す言葉です。元が男性に使われていた言葉であるため、「男気」という意味も含まれているでしょう。とは言え、現在は女性に対しても使われることがあります。それは決して「男くさい」という意味でなく、「粋で、若者らしく爽やかであること」を意味していると考えるのが妥当です。

いずれにしても、若者らしい勢いやさっぱり感を表す際に使われるでしょう。

「いなせ」を使った例文

「いなせ」という言葉が「粋であったり、さっぱりしたさま」を表すことは確認しました。しかしながら、「粋」や「勇み肌」や「さっぱりした様子」自体に、いまいちピンと来ない人も居ることでしょう。確かに、どれも抽象的であるように見えます。具体的な例文を見ながら使い方の確認をしていきましょう。

どことない魅力を表す言葉です。飾り気の無い褒め言葉として、その使い方をきちんと身につけましょう。

1「いなせな恰好をした若者」

「いなせな恰好をした若者」とは、「粋な恰好をした若者」、「さっぱりとセンスの光る恰好をした若者」といった意味の文章です。この場合の「粋」とは、「身なりがさっぱりとあか抜けていて、それでいて色気があること」を表します。

流行を取り入れることも、威勢の良さを感じさせる要素ですが、無闇に飾り付けるだけでは「いなせ」とはなりません。決して派手でなく、余裕のある色気を醸し出してこそ「いなせ」と言えるでしょう。

2「いなせな計らいで」

「いなせな計らいで」とは、「粋な計らいで」あるいは「気の利いた勇み肌な計らいで」という意味の文章です。この場合の「粋」とは、「気質や態度がさっぱりとしていること」を表します。また、「勇み肌」とは、「威勢がよく、男気のある気風」を意味する言葉です。

細かいことを気にせず、豪快で、自分の損失を省みないような男らしい振る舞いについて「いなせな計らい」と表現すると良いでしょう。

3「いなせな声で歌う」

「いなせな声で歌う」とは、「さっぱりとあか抜けていながらも、色気のある声で歌を歌う」あるいは「威勢のよい声で歌う」といった意味の文章です。媚を売るような声でなく、あるいは飾り付けたような歌い方でもなく、さっぱりと突き抜けるような爽やかな声のことを「いなせな声」と表現するのが良いでしょう。素朴な色気もまた「いなせ」の表すところです。

ストレートに響く素朴さに、色気や威勢が加わって「いなせ」となります。

4「妙にいなせな感じ」

「妙にいなせな感じ」とは、「普通とは違って不思議にさっぱりとした魅力が感じられる」といった意味の文章です。「妙に」とは、「理由はわからないが、普通とは違っていて不思議な感じがする様子」を表します。

「いなせ」という表現がそもそも感覚的で曖昧なものですから、「どことはわからないけれどもさっぱりとあか抜けて魅力的である」という状況も大いにあり得るでしょう。それほどまでに、自然と滲み出る魅力なのです。

5「いなせで男っぽい」

「いなせで男っぽい」とは、「粋で、勇み肌で、さっぱりとした様子が男らしい」という意味の文章です。この場合の「粋」は、「気質や態度、身なりなど全体を通してさっぱりとあか抜けている様子」を意味します。男っぽいという表現が続いていることから、「威勢がよく、男気のある様子」を特に強調して表しているものと考えられます。

さらには、江戸っ子を連想させるような風流な印象も受けられるでしょう。

6「粋でいなせな下町の魅力」

初回公開日:2018年01月18日

記載されている内容は2018年01月18日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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