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「危惧」の意味と使い方・語源・「懸念」との意味の違い

初回公開日:2018年01月24日

更新日:2020年08月20日

記載されている内容は2018年01月24日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。

また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

「危惧」と言えば「絶滅危惧種」の言葉を連想されますが、そもそも「危惧」とは何のことを意味しているのかご存知ですか?「絶滅危惧種」に関しては重大な問題でもあるため、「危惧」の意味を把握しておくことは大事です。また、一般的に使える意味なので表現の際にも役立ちます!

「危惧」の読み方は?

「危惧」の意味と使い方・語源・「懸念」との意味の違い
※画像はイメージです

「絶滅危惧種」の言葉でよく見聞きする「危惧」ですが、この言葉が表している意味が何かを知っていますか。「絶滅危惧種」のイメージから「絶滅しそうなもの」という意味しか思われない場合が多いのですが、その意味を示しているのは「絶滅」と「種(種類)」の部分であり、「危惧」の部分が抜けています。

では、「危惧」が部分が表しているのは、どのような意味なのでしょうか。まずは意味が頭に入りやすくなるように、読み方から見ていきましょう。

きぐ

「危惧」の読み方は、「きぐ」です。

「危」は音読みで「き」と読み、訓読みでは「あぶ(ない)・あや(うい/ぶむ)」と読むことができます。訓読みの表外読みでは「あや(める)・たか(い)・ただ(す)」とも読めますが、「危惧」=「きぐ」なので音読みが用いられていることが分かります。

「惧」は音読みで「ぐ」と読み、訓読みでは表外読みの読み方しかありません。訓読みの表外読みでは「おそ(れる)」と読むことができ、音読みでも表外読みがありますが、音読みにおける表外読みでは「く」と読まれます。つまり、「惧」に関しても、音読みが用いられているということです。

「危惧」の意味って何だろう?

「危惧」の意味と使い方・語源・「懸念」との意味の違い
※画像はイメージです

「危惧」の意味は、「あやぶみおそれること」です。

「あやぶみ」とは?

「あやぶみ」は「危ぶみ」と書き、「事の成り行きが悪い結果になる可能性が予測されるので不安に思う」ことを表しています。また、そのことによって「苦しめる」意味も含まれます。

「おそれる」とは?

「おそれる」は「恐れる・怖れる・懼れる・畏れる」などと書くことができ、その中には「惧れる」の漢字も含まれています。意味はいろいろありますが、基本の意味は「危害が及ぶことを心配してビクビクする・危害を及ぼすものとの接触を避けたいと思う」です。

しかしながら「危惧」の意味としては、その意味ではなく、「良くないことが起きる予想をしてそうならなければ良いけどな、と思うこと」の意味が用いられています。

「危惧」の意味における「あやぶみ」と「おそれる」はよく似ている!

以上のことからして、「事の成り行きが悪い結果になる可能性が予測されるので不安に思う」を意味する「あやぶみ」と、「良くないことが起きる予測をしてそうならなければ良いけどなと思うこと」を意味する「おそれる」は、同義ということになります。

これらのことを踏まえると、「危惧」の意味である「あやぶみおそれる」は、「予測される悪い結果にならないでほしいと思うこと」を表していると考えられます。

「危惧」の漢字が持つ意味は?

「危惧」の意味と使い方・語源・「懸念」との意味の違い
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「危惧」は、「危ない」などの形で使用されることが多い「危」と、意味にあった「おそれる」の中で「惧れる」の形で存在があった「惧」の漢字で成り立っています。「危惧」の意味はこれら漢字たちが持つ意味によって構成されているため、「危惧」の漢字の意味を見ておきましょう。

「危」にある意味は、「あぶない・あやぶむ・あやうくする・あやうく・高い・正しい・角張って高く立つ・棟」です。「棟(むね)」は「屋根の最も高いところ」のことであり、「角張って高く立つ」は「山など」を表す時に使用する意味なので、「危惧」の言葉には関係ありません。また、「正しい」や「高い」の意味も無関係と言えます。

「あぶない」の中には「不幸なことが起きそう・脆い・滅びかかり・暗い見通し・不安な・信頼度が低い」の意味があり、「あやぶむ」の中には「不安に思う・疑う・気遣う」の意味が含まれています。

「あやうくする」には「不安になるが起きそうな状態・脆い状態・厳しくする・激しくする」の意味が、「あやうく」には「かろうじて・もう少しで」の意味があります。「危惧」の意味としては、「あぶない」の「滅びかかり・暗い見通し・不安な」と「あやぶむ」の「不安に思う」の意味が用いられていると考えられます。

「惧」にある意味は、「おそれる・慎む・驚く・脅す・恐れ」です。「驚く」の意味は「危惧」に関係がないと言えますが、他の意味は多少の関係があります。

「おそれる」は「惧れる」とあったように、「危険を感じて不安になる・良くないことが起きる可能性によって心配をする」の意味を持ちます。「慎む」にある意味は、「間違いや失敗がないように慎重に行う」と「控え目」です。「脅す」は「怖がらせる・危険を感じさせる」の意味を持ち、「恐れ」は「おそれること」を意味します。

「危惧」の意味に大きく関係しているのは「危険を感じて不安になる・良くないことが起きる可能性によって心配をする」ですが、「心配をする」一環として「間違いや失敗がないように」の「慎む」も含まれますし、「(そのものに)危険を感じさせる」の意味を持つ「脅す」の要素もありますし、「心配する」=「おそれる(恐れ)」の意味もあると考えられます。

「危惧」の使い方!

「危惧」の意味と使い方・語源・「懸念」との意味の違い
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「危惧」の使い方は、「絶滅危惧種」だけではありません。「危惧」の言葉だけでも、使用することができます。それでは、「危惧」と使い方を確認しておきましょう。

危惧の念を抱く

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