Search

検索したいワードを入力してください

「姑」の意味と使い方・語源・意味の違い|舅/小姑/義理母

更新日:2020年08月20日

よく耳にする「しゅうと」「しゅうとめ」という言葉、配偶者の親とはわかるものの、どちらが父親で母親なのか、似た音なので混乱することはありませんか?また、お姑さんや配偶者の親族に「姑」と言ってもいいのかなど、この記事では、改めて疑問に感じることを紹介していきます。

「姑」の意味の語源・由来

日本最古の字書と言われている平安時代初めに編纂された『新撰字鏡』によると、姑の夫である「舅」を「婦翁」「志比止」と記されていたとのことです。「妻の年を取った父親」を表す「志比止」の読み「しひと」が音便形で「しうと」となり、「しゅうと」と発音されるようになっていったと言われています。

この「しゅうと」に「女」がついて「舅+女(め)」で「舅の妻」という意味で「姑」と呼ばれるようになったとのことです。「姑」という文字が当てられた由来については、家制度が知れ渡っていたころ「嫁」が家の女と書くのに対し、家の古い女という意味で「姑」の文字が当てられたという説がありますが、その証拠となる文献は現在見当たらないそうです。

英語

会話の中でお姑さんを表すときは、「mother‐in‐law」と言い表します。実母を「Mother」と表すのに対し、婚姻という法的契約によって生まれた母親という意味から「in-law(法律上の)」という言葉が付加された形で表現されることになったと言えるでしょう。

呼びかけのときは、お姑さんが好む呼び方を尋ねる人が大半です。「Mam」「Mother」「Mrs.〇〇(ラストネーム)」など、さまざまです。

中国語

中国では「姑」という漢字を単独で使うことがありません。また、「姑」と合わせた言葉の大半が女性を示すことから、配偶者の母親と特定する意味の漢字ではないでしょう。

親族関係で使われる「姑」を含んだ関係に、「姑姑」があります。しかしこれは配偶者の母親ではなく、父親の姉妹を示す言葉です。これは日本語での「おばさん」という気さくな呼び方の中国語表記で、伯母(父親の姉)を文章などで表すときには「姑母」と、この場合も「姑」の漢字が当てられるそうです。

「姑」と「舅」の意味の違い

「舅」は「しゅうと」読みで配偶者の父親のこと

「舅(しゅうと)」は、配偶者の父親という意味です。漢字で見ると、「男」の文字が含まれているので、わかりやすいでしょう。

昔は配偶者の母親を「姑」と表すのではなく、「舅(しゅうとめ)」と、読み方の違いで配偶者の母親という意味を表していました。

「姑」は「しゅうと」とも読んでいた

パソコンで「しゅうと」と入力して変換すると、「舅」と「姑」の両方が変換候補に出てきて迷ったことがある人もいるでしょう。

夫の男親である「しゅうと」という言葉が先に生まれ、それに伴って「しゅうとの妻(女=め)」であることを意味する「しゅうとめ」という言葉が生まれたので、漢字で表記することになったときにも、やはり戸主である男親の「舅」が先に使われるようになりました。読みの違いと前後の文脈から、どちらの親を示すのかを判断していたのでしょう。

「姑」と「小姑」の意味の違い

「姑」が配偶者の母親を示すのに対して、「小姑」は配偶者の姉妹を意味する言葉になります。配偶者の兄弟の妻は「小姑」とは表さず、「兄嫁(あによめ)」「弟嫁(おとよめ/おとうとよめ)」と表します。

しかし現在では、配偶者の姉妹以外で「義姉」「義妹」を使う機会が限られているので、「義姉」「義妹」と表現するケースが大半でしょう。

「姑」と「義理母」の意味の違い

次のページ:「姑」は当人以外に対して使う言葉

初回公開日:2018年01月11日

記載されている内容は2018年01月11日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

Latests