Search

検索したいワードを入力してください

「摩天楼」の意味と使い方・語源・類語|ニューヨーク/日本

初回公開日:2018年01月23日

更新日:2020年02月08日

記載されている内容は2018年01月23日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。

また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

摩天楼という言葉、一度は耳にしたことがあるでしょう。しかし、この言葉について正確に説明できる人は多くありません。その摩天楼の意味や使い方を探るために、漢字の語源や色々な場での使用例を調べてみました。それらについてご紹介します

data-max-num-ads=8 data-matched-content-rows-num="2" data-matched-content-columns-num="4" data-matched-content-ui-type="image_stacked" data-ad-format="autorelaxed">

摩天楼とは?

日常会話の中ではあまり登場することのない「摩天楼」という言葉。皆さんは「摩天楼」の意味や使い方を正確に説明できるでしょうか。どこかで一度は聞いたことがあって漠然としたイメージは持っているものの、分かりやすい説明を求められると困ってしまうでしょう。この「摩天楼」という言葉の意味や使い方について、語源や実際の使用例をもとに明らかにしていきます。

摩天楼の意味と使い方

「摩天楼」の意味を調べてみると、「先端が天をもこするかと思われるほどの高層建築」という意味があり、超高層建築のことを示します。「〇〇の摩天楼」「〇〇にある摩天楼群」などと使われています。

摩天楼の意味の語源

ここで、漢字ひとつひとつに注目し、その意味を紐解き、語源を調べてみましょう。

「摩」という漢字には、「こする・さする・触れる、接触するほど近づく」という意味があります。「楼」という漢字には、「高く構えた建物。たかどの。」という意味があります。また、ある熟語の後につけて「高い建物」という意味を示します。それらを踏まえると、「摩天楼」とは、天をこするほど近く高く構えた建物、という意味になります。

また、英語ではskyscraperと表記します。skyは名詞で「空・天」などを意味します。scrapeは動詞で「こすり落とす」などを意味します。ここからも「摩天楼」の単語の意味として、天をこするほどの高さをイメージできるでしょう。

ニューヨークにおける摩天楼の意味

世界大百科事典で調べてみると、下記のように、ニューヨークにおける「摩天楼」とは、1930年代に作られた高層建築という意味があることになります。また、スカイスクレーパーとも呼ばれるということが分かります。

現在は、実際に「摩天楼」というと、たくさんの超高層ビルの名前が思い浮かべられます。後にも出てきますが、マンハッタンを中心に、クライスラービル、エンパイア・ステート・ビル、1ワールドトレードセンターなど、いくつもあります。

クライスラービルは77階で最長部は319m、エンパイア・ステート・ビルは102階で最長部は443m、1ワールドトレードセンター102は階で最長部は546mとなります。まさに天を超すような高さです。

【超高層建築】より

…とくに高さや階数の基準はないが,日本では高さが31mを超える建築物を高層建築と称し,100mを超えると超高層建築と呼んでいるのが一般的である。また外国,とくにアメリカでは,その呼び方を1930年代にニューヨークで建設されたものをスカイスクレーパーskyscraper(摩天楼)とし,現代のタワーtower,トールビルtall buildingとは区別して用いているようである。

出典: https://kotobank.jp/word/%E3%82%B9%E3%82%AB%E3%82%A4%E3%8... |

摩天楼の類語

同義語に、「摩天閣」という言葉があります。「閣」という字には、「たかどの、台脚で支えた建物。」という意味があります。

日本における摩天楼の意味

現在の摩天楼

ここでは日本における「摩天楼」の意味について考えていきます。先に引用した世界大百科事典によると、日本で「摩天楼」に入る建築物は高さ31mを超える高層建築であることが分かります。

実際に、日本での「摩天楼」というとやはり、都市部の超高層ビルがまず想像されます。現在日本で一番高いビルは、大阪府阿倍野区にあるあべのハルカスで、高さ300mにもなります。東京都内にも、東京都庁舎、虎ノ門ヒルズ、新宿パークタワーなど、高さ200mを超えるビルがいくつかあります。

さらに、2027年にはさらなる超高層ビルの建設が予定されています。2015年8月時点の記事では、三菱地所が2027年に東京駅日本橋口前に、高さ390mの超高層ビルの建設を予定していると発表したということが書かれています。2016年4月には工事を開始しており、その記事では下記のように書かれています。

ニューヨークのエンパイア・ステート・ビルのように、都市のアイコンとなる施設を目指し、日本一の高さとなる390mのビルを建設し、東京の新しいシンボルとなる街を目指す。

出典: https://www.ryutsuu.biz/store/h083102.html |

今後の摩天楼

「摩天楼」といえば、天にも届くような高さがありますから、建設されただけでもその都市の象徴的なものになることは間違いないでしょう。

2020年には東京でオリンピックが開催されますが、それに向けて都市部各地で準備が進められています。その流れの中で、日本の超高層ビルの姿にも変容がありそうです。果たして日本でもさらなる「摩天楼」の誕生があるのでしょうか。

摩天楼のこんな使い方

曲名に

「摩天楼」という言葉が日常会話の中に登場することはそこまで多くはありませんが、音楽の中に登場することはよくあります。「摩天楼」という言葉が題名に入っている曲のほか、歌詞の中に「摩天楼」が登場する曲もあります。

「摩天楼」という言葉を用いることによって、超高層ビルを象徴とした雰囲気を連想させ、その曲に独特の世界観を提供しています。皆さんもいくつかの曲を調べて歌詞を見ながら聞いてみると面白いでしょう。

音楽フェスの名前に

2017年10月にはタワーレコード渋谷店で、「RED BULL MUSIC FESTIVAL TOKYO音楽摩天楼ー渋谷音楽円盤摩天楼」という音楽フェスが開催されました。

通常音楽ライブやフェスが行われる会場は、ある建物の1つのフロアを利用する場合がほとんどです。しかしこの音楽フェスでは、タワーレコード渋谷店のビルの複数の階をライブハウスにし、多くのアーティストがライブをするというものでした。

タワーレコード渋谷店のビルも8階建ての高層ビルであり、そうした意味から「摩天楼」という言葉を音楽フェスの名前に入れたのでしょう。ただその建物の単純な高さを意味するだけではなく、ビルの上から下までライブハウスにするという、他にはない、空間の迫力ある使い方にも「摩天楼」の意味が表れているのではないでしょうか。

バンド名に

突然ですが、ここで1つのバンドを取り上げます。「摩天楼」とパソコンで検索すると、「摩天楼オペラ」というバンドが出てきます。このバンドは2007年に結成されたビジュアル系バンドです。注目するのはこのバンドの名前です。

どうして「摩天楼」という言葉を使っているのでしょうか。摩天楼オペラ公式ホームページによると、「摩天楼」という言葉が、現代的なものとして捉えられていることが分かります。「摩天楼」イコール単なる超高層ビル、ではなく、そこに、現代的なものである、という意味を見出して表現をした点に特徴があります

「摩天楼」+「オペラ」=「現代的なものと伝統美の融合」をコンセプトとし、シンセサイザーや合唱を取り入れた壮大な劇的ロックサウンドが持ち味の摩天楼オペラ。

出典: http://matenrou-opera.jp/biography |

マンハッタンにおける摩天楼の意味

超高層ビルといえばマンハッタン

ここではマンハッタンにおける「摩天楼」の意味について考えていきます。マンハッタンは、ニューヨーク州、ニューヨーク市の中心都市です。マンハッタンの「摩天楼」といえば、やはりいくつもの超高層ビルが思い浮かべられるでしょう。

マンハッタンにはエンパイア・ステート・ビルディング、ワールドトレードセンター、クライスラービル、トランプタワー、フラットアイアンビルディングなど、そして超高層ビルの複合施設ロックフェラーセンターなど、多くの超高層ビルが建っています。どれも天をも超すかのような高さのビルです。

これだけ多くの超高層ビルが立ち並んでいる都市となると、これらの超高層ビルの存在自体がマンハッタンの象徴となっています。もはや「摩天楼」と呼ばれる超高層ビルといえばマンハッタン、というイメージに結び付くのも無理はないでしょう。

文章の中でも

摩天楼の立ち並ぶマンハッタンの特徴から、「マンハッタンの摩天楼」という言葉が特徴的な風景として登場しているいくつかの作品があります。

前方に見えてきたマンハッタンの摩天楼を見つめ、摩耶は静かな声で、しかし強い意志をこめて言った。山本弘『妖魔夜行 戦慄のミレニアム(下)』より引用

出典: http://yourei.jp/%E3%83%9E%E3%83%B3%E3%83%8F%E3%83%83%E3%... |

摩天楼を見つめて

いかがでしたでしょうか。今回は意味や使い方、語源、類語などを通して、「摩天楼」について明らかにしてきました。今までよりも「摩天楼」について理解が深まったでしょうか。

私たちの生活している現代には、「摩天楼」と呼ばれる超高層ビルがたくさんあります。その「摩天楼」たちは、単なる超高層ビルであるだけでなく、人々はその姿を見ることによって憧れを抱きます。天をも超えてゆきそうなその姿を持つ「摩天楼」は現代の象徴であり、これからも進化し続けてゆくことでしょう。

日常会話のなかにはそこまで頻繁に登場することのない言葉ですが、意味やニュアンスを知っていることで、私たちの言葉の世界観も空高く広がっていくのではないでしょうか。

Latests