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「とりあえず」の意味と使い方・語源・類義語・敬語|ビジネス

初回公開日:2018年01月24日

更新日:2020年07月23日

記載されている内容は2018年01月24日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。

また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

会話の最中にとっさに出てくる「とりあえず」という言葉を上司やお客様に対して使っていませんか?実は「とりあえず」は敬語表現ではありません。今回は「とりあえず」という言葉の意味と使い方、目上の方と話すときの注意点をまとめてみました。

そもそも「とりあえず」ってどういう意味?使い方は?

「とりあえず」と何の気なしに使っていることありませんか。普段何気に使っている「とりあえず」という言葉はそもそもどういう意味でどんな時に使うのが正しいのでしょうか。もしかしたら使い方を誤っていて、知らずに相手に悪い印象を与えている可能性があります。まずは「とりあえず」の意味から説明していきましょう。

「とりあえず」の意味は?

「とりあえず」の意味とその使い方には大きく二つに分かれます。一つは「第一に」・「とりいそぎ」・「なにはさておき」と同じように緊急対応するときなどの第一歩として使う場合と、もう一つは現状のみを表現する際に使う「さしあたって」と同じように使う場合に分かれます。

どちらとも一時的なことを提案したり報告したりする意味として使います。説明だけではピンと来ないので、さらにそれぞれの使い方とその意味を説明していきます。

緊急対応としての「とりあえず」を使ってみる

決断を迫られるような際に、決断はできないけれど最終的に決断が下せるように、または問題が解決するまでの時間に猶予を持たせるような場合に使用します。

「社員証を忘れてしまったため、とりあえず本人確認をしてもらい中に入った」

ずっと本人確認で通すわけにはいかないので、社員証を持ってくるまでの一時的な対応を意味していることになります。

現状のみを表現するときの「とりあえず」を使ってみる

今後については分からないけれど、現状を説明するために使用します。

「衰弱状態であったが、とりあえず一命は取り止めた」

一命を取り止めたのは結果なので、現状を表す意味になります。

手紙などの最後に「とりあえず」を使ってみる

手紙などの最後にお礼や挨拶などを添える時に使用します。

「まずは、とりあえずご挨拶まで」

改めてお礼に伺う際に、先に手紙やメールで連絡をする時によく使われます。いち早くお礼やご挨拶の旨を伝えたいという気持ちが表現できます。また、お詫びをしたい場面でも対策などの具体的な連絡よりも先にお詫びの連絡を入れる場合に置き換えることができます。

本文とは別に最後に一文添えることでこちらの気持ちをより強く伝えられます。手紙やメールの最後の締め方が分からないときなどに知っておくと便利な表現です。この後に改めて正式な行動を起こす意味を込めているので、この文章で挨拶やお礼やお詫びが終わってしまうと、相手の印象が悪くなってしまうので注意しましょう。

「とりあえず」は相手によって取り方が変わってくるかも?

「とりあえず」という言葉自体に悪い意味はないのですが、「とりあえずビール」など軽いノリで、一般的には片手間やその場しのぎに使用する場合もあるので、相手の取り方によってはいい加減な対応をしていると勘違いされる恐れがあります。

何か相談されたり真面目な会話の場合は、誤解されないように「とりあえず」と始めた場合は、結論や最終的な解決策を伝えましょう。

「とりあえず」の意味の語源て何?

「とりあえず」の意味と使い方・語源・類義語・敬語|ビジネス
※画像はイメージです

「とりあえず」という言葉を分解すると、「とり(取り)・あえ(敢ふ)・ず」に分かれています。「敢ふ」は「すっかり~する」・「~しつくす」という意味です。さらに「ず」を付けることで「敢ふ」を打ち消す形となります。これを踏まえると「取ってくることが完全にはできない」と意味に理解できます。

「取るものも取り敢えず」というフレーズがあります。この表現は、古今和歌集や平家物語にも登場するほど古い慣用句で、「持っていかなければいけないものも持って行けないほど急いで」という、かなり切羽詰まった状態を表す言い回しです。

「とりあえず」の意味の類義語ってある?

「とりあえず」の意味と使い方・語源・類義語・敬語|ビジネス
※画像はイメージです

「とりあえず」の類義語は、意味を説明した時に出てきた、「第一に」・「とりいそぎ」・「なにはさておき」・「さしあたって」と、他には「まず」・「ひとまず」・「最初に」といったものが類義語になります。

類義語によっては、その一文だけでは話は完了していない印象を相手に与えてしまいます。ビジネスやまじめな会話の場合は、「とりあえず」を使うにせよ類義語を使うにせよ、後に続く話しを類義語に合わせて続ける必要があります。

類義語に置き換えるだけだと説明が不自然になっているかも?

「とりあえず」を類義語に置き換える場合、「第一に」・「まず」・「ひとまず」・「最初に」と始めると、「次に」・「それから」・「最後に」・「最終的に」などが後に来ないと、相手は話が終わったように感じません。

「とりあえず」の文章だけで終わっている場合、類義語に置き換えると説明が途中で終わったような印象を持たれる可能性があります。そもそも「とりあえず」自体が暫定的な話をする意味合いが強いため、本来であれば「とりあえず」だけで文章が終わっていることも中途半端と考えましょう。

ビジネスで「とりあえず」を使うと相手に与える印象はよくない?

「とりあえず」は一般的な会話でもよく使用しますが、フランクな会話では、その場しのぎの意味合いで使うことも多いので、ビジネスで目上の方に使うことは避けた方が無難です。特に顧客相手に使ってしまうと、相手がその場しのぎの方の意味で受け取ってしまい、自分たちがやっつけ仕事をしていると思われかねません。

また、メールなど形として残る文章にも使用は避けた方が良いですし、社内でもフランクに話せないような目上の方にも使用は避けましょう。一生懸命やっている仕事がやっつけでやっているなどと思われるのも悲しいことなので、言葉づかいから勘違いされないように気を付けましょう。

目上の方へ「とりあえず」を使ってしまったら?

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