Search

検索したいワードを入力してください

「エアプ」の意味と使い方・批判する理由・ありがちな発言

更新日:2020年08月20日

他人のことを「エアプ」と罵っている人を見たことはありませんか?エアプとは「エアプレイ」の略で、主に各種ゲーム界隈で発生し、広く使われるようになった言葉です。今回は、その意味や用例、なぜ批判されるのかをひとつひとつ見ていきましょう。

「エアプ」の意味と使い方

エアプとは『エアプレイ』を略したもので、主に各種ゲーム界隈で使われる言葉です。ここで言う「エア(空気)」はおおかた「中身のない」といった意味合いで、自分ではプレイしていないにも関わらず実際に体験してきたかのように振る舞うことを言います。

一見「エアリプ」とも似ていますが、そちらはTwitter用語であり意味も大きく違いますので注意しましょう。今回は「エアプ」について見ていきます。

「エアプ」とエアギターの違い

エアプと近い言葉に「エアギター」がありますが、ややニュアンスが異なります。エアギターとは、手に何も持たず空気中でギターを弾く真似事をすることを指します。

ではコントローラーや携帯ゲーム機を手に持った真似事をするのが「エアプ」かというと、そうではありません。自分ではゲームに触れず、情報を収集したり他人のプレイを見るに留まっている様子を指します。

エアギターは基本的に自らの意思で行う行動ですが、エアプはどちらかというと他者から押される烙印という面が強い言葉です。「お前エアプだろ」と面と向かって言うこともあれば、「あいつはエアプだ」と影で囁くこともあります。

一方で、自ら「エアプだけど」と断り出る人もいます。事情があって触れることができていない、ブランクがある、まだ様子見中だけど、といったニュアンスが含まれています。

プレイしてるのにエアプになってしまう場合も!

では、そのゲームを一度でもプレイしてさえいれば「エアプ」認定されずに済むのかというと、そんなことはありません。例えばまだ途中までしか進めていないのに、それ以降をあたかも体験してきたかのように語ったりすれば「エアプ」と言われてしまうでしょう。

かねてより存在する攻略本やゲーム雑誌に加え、現在ではインターネットの発達でネタバレ情報も簡単に手に入るようになっています。これらを自分自身のゲームプレイ状況と混同して話してしまわないように注意しましょう。

未所持のキャラを持っているフリをするのも「エアプ」

ガチャやイベント報酬でキャラクターを集めていくソーシャルゲーム(スマホゲーム)などの世界では、所持していないはずのキャラクターやアイテムを所持しているフリをするプレイヤーの存在が見受けられます。これも広く「エアプ」と指摘されます。

証拠となるスクリーンショット画像を見せることができなかったり、持っていれば本来わかるはずのセリフや取得条件を知らなかったりするとエアプ疑惑がかかる場合があります。

煽りに使われがち

また、実際はエアプではない相手に対しても、知識不足やうっかりミスを指摘する際に「エアプかよ」と煽る場合があります。それが事実ならばごもっともですが、実際のプレイ経験を踏まえて発言しているのにエアプと言われてしまっては堪ったものではありません。ゲーマーをわざとイラッとさせるために安易に「エアプ」認定するというやりかたも横行しています。

ゲーム実況動画によってエアプが急増中

ニコニコ動画やYouTubeといった動画サイトでは、ゲームの実況動画が一大ジャンルとしてを博しています。色々なゲームタイトルを多くの視聴者にPRできるという利点がある反面、ソフトを購入しない「動画勢」の発生を問題視する声もあります。

特にRPGやアドベンチャーといったジャンルでは、実況動画さえ見ればストーリーを追うことができるため、「見る専門」の層が多く存在しています。自分でプレイしていなくてもゲームの中身には詳しくなれるため、「エアプ」層の増加を促しています。

かつては、著作者に許可を得ずにその内容の大部分をネット配信してしまうことについて「グレーゾーンだ」と指摘されていたゲーム実況動画。しかし現在ではメーカー企業の理解も進み、配信者を支援するための機能が公式で備えられていることも多くなりました。

実況動画の存在意義

元来、ゲームを大勢の人にプレイしてもらうためにはテレビや雑誌などに莫大な広告費をかける必要がありましたが、その費用をかけずともYouTuberやニコ生主といった人々が自主的にゲームの宣伝をしてくれるため、結果的に大勢のプレイヤーを獲得できると判断することもできます。

もちろん、視聴者の大多数はお金を落とさずにただ動画を見るだけの「エアプ勢」です。しかし彼らが動画をたくさん再生することで、それは「の動画」として上位に表示され多くの人々の目に留まりやすくなります。

さらに彼らは、SNSにそれをシェアしてくれることすらあります。頼まれずとも自主的に宣伝の一端を担ってくれるのがエアプ勢という捉え方の企業も多いことでしょう。

プレイしたことある人の少ない幻のゲームも

逆に、既にプレイする手段が乏しくなっているゲームの動画が公開されていることもあります。古くて入手困難なソフトだったり、配信停止されているアプリゲームなどです。動画から再評価されてに火がつけば復刻の可能性もゼロではありませんが、基本的には宣伝としての意味合いは薄いでしょう。

この場合は、そのタイトルを人々の記憶から風化させないようにする資料としての役割が強くなります。エアプでない人を見つけるほうが難しいものも多数存在します。ただし、まだインターネットで配信されるという考えが浸透していなかった時代のゲームは、権利者の許可なく違法にアップロードされている可能性も高くなりますので注意が必要です。

格ゲーや音ゲーなどでのエアプ

格闘ゲーム、音楽ゲーム(リズムゲーム)、レースゲーム、パズルゲームといった、操作感覚の問われるゲームにもまた「動画勢」がいます。自分では上手く操作できないため、動画として上げられている超絶プレイを見て楽しむ人達です。

特にアミューズメント施設にしか置かれていないものだと、練習にも毎回料金がかかるうえ他のお客さんとも譲り合わなければならないため、家で特訓できるようなゲームと比べて上達への道のりは険しくなっています。

そのぶん上手な人は希少であり、エアプを自称する観戦者の割合も多めです。たとえ実際にプレイしている初級や中級の人でも、上級コースに関してはノータッチで見るだけ、という意味で「このレベルに関しては自分はエアプ」と謙遜する場合もあります。一種のスポーツ観戦のようなものとも言えるでしょう。

他にもスポーツや仕事など様々な世界にエアプが

これらは、野球やサッカーといったスポーツ全般にも通じるところがあることにお気づきですか? スポーツ観戦を趣味にしている「見る専」の人は大勢います。しかしその競技を自分では上手くプレイできないにも関わらず、まるで分かった気になってものごとを語る人達も中にはいます。スポーツの「エアプ」と言えるでしょう。

実体験を伴わずに安易な発言をすると「じゃあお前がやってみろよ」と言われてしまう可能性は、趣味に限らず政治や仕事、あらゆる場面において考えられます。ゲーム以外にも広く通じる概念、それがエアプです。

初回公開日:2018年03月12日

記載されている内容は2018年03月12日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

Latests