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「万難を排して」の意味と使い方・読み方・類語・敬語|メール

初回公開日:2018年05月29日

更新日:2020年03月02日

記載されている内容は2018年05月29日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。

また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

「万難を排して」という言葉を聞いたり、見たりしたことがありますか?ふだんあまり身近な言葉ではありませんが、ときと場所をわきまえて使うと効果がある言葉だったりします。「万難を排して」の意味や使い方、例文などについて紹介します!

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「万難を排して」の意味と使い方・例文

「万難を排して」の意味を知っていますか?すこし難しい言葉ですが、現在でも普通に使っている人もいます。「万難を排して」にどのような意味があり、どんな使い方をするのか見ていきましょう。

「万難を排して」の意味とは?

「万難を排して」の意味としてまず「万難」から見ていきます。万難とは、あらゆる苦しみや障害、多くの苦難などのことを表しています。「排して」という言葉の意味は、排斥する、排除するということでしりぞける、おしのけるといった意味になります。

これらのことから、「万難を排して」の意味はあらゆる苦しみや障害、多くの苦難をしりぞけ、おしのけて、なんとしてでもなしとげる、といった意味になります。

「万難を排して」の使い方

日常的に使う、ふだん使いの言葉としてはちょっと重たいのが万難を排して、という言葉です。ちょっとやそっとのことで「万難を排して」と使うと、ちょっと大げさすぎるんじゃないのかな、といった受け取り方をされてしまうこともあるので使い方には気をつけましょう。

あえて笑いをとる方向で、「万難を排して、〇〇やってまいりました」といった使い方でウケを狙うこともできます。そうでもしないと、万難を排してという言葉はそうそう、使う場面はないことが多いです。

実際には、「万難を排して参加いたします」といったように使うよりも「ぜひ伺います」や「ぜひとも参ります」の方が場面に合っていることが多いです。万難を排して、とはあまり軽々しく使うような言葉ではないと覚えておきましょう。しかしここぞ、というときに使うとカッコイイ言葉とは言えるでしょう。

万難を排して馳せ参じます

「万難を排して馳せ参じます」というのは万難を排して、の例文の1つです。昔の戦国武将などが使っていた言葉で、現代でこのような使い方をすることはあまりないでしょう。現代で使うには、あまりにも大げさであり、大仰でものものしすぎると受け取られる可能性が高いです。

「万難を排して馳せ参じます」は、家が滅亡し家臣たちがちりぢりになってしまうとき、別れる元の主君に対して「お家の再興のときには万難を排して馳せ参じます」というように使っていました。

主君の家が復活するときには、何があろうと何がなんでもぜがひでも駆けつけてまいります、という強い意志が込められている言葉です。現代では、歴史小説などのお話の中で見かけることがあるでしょう。そのくらい、ちょっと時代がかった古い大げさな言い回しになっています。

万難を排してご参加ください

ちょっと大げさですが、なにがなんでも、ぜがひでも参加して欲しいといった場合にこのように「万難を排してご参加ください」といった言葉で参加を誘われることがあります。この場合は、相手の参加して欲しい、といった気持ちが強いので、できるだけ都合をつけて参加してあげるようにしましょう。

しかし気をつけたいのが、「万難を排してご参加ください」という参加を呼び掛ける意味で使った場合、目上の人に対しては失礼になる場合もあるということです。なにがなんでも参加してください、と要請していることになるので、本人は定型文のつもりでも受け取り手によっては不快にさせてしまうことがあります。

目上の方へのお誘いの場合は、「よろしければご参加ください」というように相手の意思を尊重することを大切にして、「万難を排して」を使って強く要請するようなことはしない方がよいでしょう。相手が同級生とかなら、とくに問題はありません。

万難を排して、準備に怠りはありません

万難を排しての例文の1つとして、「万難を排して、準備に怠りはありません」があります。この場合、意味としてはあらゆる障害や多くの困難をおしのけ、なんとかしたので準備は万端です、準備は万全ですといった意味で使います。

ただ、やはりふだん使いするには大げさすぎる言葉なので、あまり目にしたり耳にすることのある言葉ではないでしょう。

万難を排して遂行します

この言葉は、何がなんでも、命にかえても何をしても必ず、何かを遂行することや行うことを意味しています。相手が目上の立場であること、また行うことになみなみならぬ障害が見込まれるとき、簡単にはいかないだろうことが分かっているときに「万難を排して遂行します」と使うことで、何がなんでもやり遂げます、という意思表示になります。

「万難を排して」の読み

「万難を排して」の読み方は、「ばんなんをはいして」となっています。万はマンではなくバンと読みます。まんなん、ではなくばんなんですので注意しましょう。

「万難を排して」の類語

「万難を排して」と同じような意味となる言葉、類語を紹介します。

是が非でも、何が何でも

「万難を排して」の簡単な類語として是が非でも(ぜがひでも)や何が何でも、といった言葉あがあります。命に代えても、や困難を乗り越え、いかなる障害があろうとも、といった言葉も類語に含まれるでしょう。

万障お繰り合わせ

「万障お繰り合わせ」という言葉も「万難を排して」と似た意味となっていますが、明らかに違う部分があります。「万障お繰り合わせ」という言葉の意味は、あらゆる雑事や問題があろうとも、できるだけ時間に都合をつけて欲しいといった意味になっています。あまり見かける機会はありませんが、行事への参加に招待されるときに丁寧な言い回しで誘われています。

「万障お繰り合わせの上、ご参加ください」といったように使われています。「万難を排して」という言葉は、万難を排してでも参加します、まいりますといった能動的に行動するという立場からの言葉です。「万障お繰り合わせ」の場合は、そういったように参加して欲しいといった参加を要請する言葉です。

ただ「万障お繰り合わせ」は参加を促す際の定型文のようにもなっていますので、言葉のわりに強制力はそれほどないと考えましょう。できるだけ参加して欲しい、くらいの意味でしょう。

艱難辛苦を乗り越えて

「艱難辛苦(かんなんしんく)」は四字熟語で、意味は大きな困難や障害にあって辛く苦しい目にあう、という言葉です。そのような大きな困難や障害にあい辛い中でも乗り越えていく、という意味で「万難を排して」と同じような意味として使われることがあります。

万全を期して

「万全を期して」、という言葉があります。これはミスや手落ちがないようにすべてのことに気を配って、完璧にしておく、という意味になっています。「万難を排して」とは少し意味が違いますが、何か手落ちがないよう「万全を期す」ということで万難を排しての類語の1つになります。

「万難を排して」の敬語

「万難を排して」という言葉は、それだけでも何がなんでも、何があろうと、といった言葉を丁寧にした言い方です。そのため、敬語として使う場合には「万難を排して伺います」や、「万難を排して行います」、「万難を排してまいります」のように後ろに丁寧な敬語を付け加えることで目上の人に対しても充分な敬語として使えます。

使うことで強い意志を示すことも

そもそも、「万難を排して」はあまり日常的に目にしたり耳にするような言葉ではないことはすでに紹介しています。目上の人にお誘いに、わざわざ「万難を排して」と返信につけたして「万難を排して臨みます」といった言葉にすると、相手に対してあなたの強い参加の意思が伝わりやすくなります。

メールでの「万難を排して」の使い方

メールでの「万難を排して」の使い方について紹介します。返信として使われることが多く、参加を促すときに「万難を排して」と使うことはあまりしません。

出席する

何かしらのイベントや行事に参加を促されたとき、メールを使った返信では万難を排して参加しますとか、万難を排して伺います、万難を排して駆けつけます、といったような返信をすることで出席します、参加しますという意味の返信になります。普通に参加します、や出席します、よりもかなり丁寧な言い回しになりますので使いどころに気をつけてください。

結婚式

結婚式への誘いでも、出席する場合には上で紹介したように「万難を排して参加します」といった返信をすることで参加する、出席するという意思表示になります。

万難を排して、はふだんの返信ではあまり使わない言葉ですが、結婚式はその人にとって一生に一度くらいしかないことです。そのため、結婚式への返信としては「万難を排して」を使ってもおかしくはありません。とくに遠方の友人などの場合は、なんとしてでも参加する、という前向きな意思が見えて喜ばれることでしょう。言葉ひとつですが、受け取り方は変わってきます。

参加を促すときにはなるべく使わない

誰かをお誘いするときに「万難を排して」を下手に使ってしまうと、目上の人や立場が上の人に使ってしまい相手の印象を悪くしてしまうことがあります。

「万障繰り合わせの上、ご参加ください」といった言葉も同じです。少し強制的な、予定を合わせて参加してくださいといった要請になるので、目上の人には使いません。なにがなんでも、できるだけ参加してもらいたいといった場合には「ぜひご参加ください」、「よろしければご参加ください」といったように素直な言葉を添えるだけにしましょう。相手の心証にも影響します。

「万難を排して」を英語で言うと?

万難を排して、を英語で言う場合にはどういう言い方をするでしょうか。色んな言い方がありますが、一部を紹介します。「at all costs」、「whatever the risk」、「at any costs」などがあります。「 No matter what the cost」で、どのようなコスト(費用など)がかかろうとも、といった使い方もします。

ふだん使わない言葉だからこその重み

「万難を排して」という言葉は、そうそう見かける言葉ではありません。とても大事な式典や行事に参加するときに使うことがあるかな、という言葉です。そのため、軽々しく使ってしまうと「大げさな人だな」と受け取られることがあります。その点は注意したいところです。

しかし、ふだん使わない言葉だからこそ、「万難を排して伺います」や「万難を排して参加します」といった言葉を使っての返信にはなにがなんでも参加しますよ、とかなにがなんでも行きますからね、といったなみなみならぬ強い意志が感じられる言葉になっています。

こういった言葉を覚えておいて、要所要所で使えるようにしておくと、招待した側も悪い気はしませんし招待して良かった、という感想をもつことにもつながります。ぜひとも参加したい、と感じたときは「万難を排して」を使ってみるとよいでしょう。

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