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「うっかり」の意味と使い方・類語・漢字・敬語|すっかり

初回公開日:2018年06月04日

更新日:2020年03月10日

記載されている内容は2018年06月04日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。

また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

友達の会話でも頻繁に出てくる「うっかり」という言葉ですが、この言葉の意味や類語について詳しく考えたことがあるという人は少ないでしょう。そこで、今回はこの「うっかり」という浸透しきった言葉を徹底的に調べて、漢字に変換するとどうなるのかなどをお教えします。

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「うっかり」の意味と使い方

「ついうっかりやってしまった」なんて表現をされるうっかりですが、この言葉は現代日本でも多用されるのでなんとなく意味と使い方を幼いうちから理解して周りの人たちと同じように多用するようになってしまう単語の一つなっています。しかし、当たり前のように使う言葉なので、改めて辞書を使って意味を調べたりする人も少ないでしょう。

「うっかり」の意味について

「うっかり」の意味は注意不足で意識することなく行動をとってしまう様子や放心している様子を意味しています。非常にわかりやすく説明文も1行か2行あれば終わってしまうような内容です。このように簡単な意味なので幼いうちから当たり前のように使うことができるのでしょう。

また、辞書によっては心を惹かれて見とれてしまう様子という意味を記載していることもあり、私たちが使ううっかりとは多少異なる意味もあると説明しているものもあります。

今では悪いイメージが強い

昔は何か素晴らしいものを発見したときに心が奪われている様子を表す言葉としてもこの「うっかり」が使われていましたが、現代日本では心が離れてしまうことで何らかの悪いことが発生してしまうときの言葉として使われるのが主流です。

実際の使われ方でも「ついうっかり寝坊してしまって遅刻してしまった」とか「本に夢中になってうっかり電車に乗り遅れてしまった」とか「カッとなってうっかり殴ってしまった」といった何らかの問題が発生したときの言い訳で使うようになってしまいました。

このような使われ方から人によっては「うっかり=悪い何かが起きている」というイメージが定着しているので、この言葉そのものを嫌っている人もいます。そのため謝るときについつい使ってしまうとそれだけで心証が悪くなるケースもあります。注意しましょう。

「うっかり」の使い方について

使い方もシンプルで「うっかり口を滑らせてしまった」とか「ゲームに夢中になっていたらうっかりして時間に遅れてしまった」とか「ついうっかりしている間に回答権が自分に回ってきていた」という何かに注目した結果、本来やるべきものをおろそかにしていた様子を表すときに使います。

何かやらかしたことがあったときの理由付けとして「ついうっかり乗り越してしまって」とか「油断していたのかうっかりと秘密をしゃべってしまって」という表現をすることもありますが、何かをおろそかにした時に使う表現だと理解しておけばそれだけで使いこなすことができる言葉となっています。

「うっかり」の類語・言い換え

「うっかり」という表現は何かやらかしたことがあったときの理由付けとして用いられることもかなり多いので、この言葉そのものを嫌っている人もいます。悪印象を最初から持たれている言葉は使い勝手がいいとは言えないので、置き換えてやり過ごすといいでしょう。

置き換えることができれば、悪いイメージも多少薄らぎます。勢いで言葉に発する前に頭の中で整理して類語に置き換えてから発するトレーニングをすると人生がほんの少しだけ楽になります。

思わず

「うっかり」とは説明したように注意不足で意識することなく行動をとってしまう様子や放心している様子です。そして使い方は「うっかり口を滑らせてしまった」となりますのでこれをそのまま言い換えれば「思わず口を滑らせてしまった」となります。同じようなニュアンスになりますので、言い換えとしては適切でしょう。

いわゆる注意不足のために意図せずに物事が進んでしまうさまになりますので、「思わず~してしまった」という表現は「うっかり~してしまった」という表現と一致します。

ただし、思わずには「そのつもりではないのに」という意味のほかに「無意識に」という意味がありますので、その場合は「うっかり」とは多少意味が違います。「ゲームに夢中になっていたら思わず時間に遅れてしまった」という表現は無意識ではないので、適切とは言えません。あくまで「そのつもりではないのに」という意味の「思わず」が類語となります。

ついなど

副詞である「つい」もそのつもりがないのに実行してしまうさまを表しますのでうっかりの類語となっています。辞書で調べてみても「つい」の説明文には思わずやうっかりという言葉で端的に表現されていることがあります。

使い方は「つい話し込んでしまった」となりますので「うっかり話し込んでしまった」という表現は問題なくフィットすることができます。ただし、「ついさっき連絡があった」といったごく最近発生した何かを表すときに使う「つい」とは異なりますので、注意してください。

類語は大量にある

それ以外には、ぼんやりして・ボーっとして・注意不足で・勢いあまって・思いがけず・悪気なく・偶然に・意図せず・誤って・知らずに・何気なくなどが類語となりますので、ぴったりするような言い回しを自分で考えて言葉を拾っていきましょう。

「うっかり」の漢字

「うっかり」の意味を調べるだけでは漢字にまでたどり着けないことも多いです。この漢字まで探りたいという人は語源まで掘り下げる必要があります。通常の変換では一切出ませんが、「うっかり」を漢字にするとどうなるのでしょうか。

浮くからの変化

うっかりは「浮く」という動詞からの変化なので、漢字で書く場合には「浮っかり」となるのでしょう。しかし、このような言葉は登録されていないので漢字変換はできないと考えたほうがいいです。

ちなみに、この変化の仕方は「浮く⇒うかと⇒うっかと⇒うっかり」や「浮く⇒うかうか⇒うかり⇒うっかり」などが考えられていて、なかなか面白い変化となっています。特に後者は「たらたら」や「ふらふら」という言葉と同じような変化となっていますので、納得できる変わり方でしょう。

この「浮く」という言葉も浮ついてフワフワしていて安定していない様子を表しているので、うっかりへの変化も納得できるものがあります。「周囲から浮く」という言葉も周りの人たちと馴染んでいないさまを表す言葉なので「うっかり」に近いものがあります。

浮くという言葉の使い方から考える

このような変化の仕方を説明されてもいまいちよくわからないという方は「浮く」という単語の使われ方から意味を考えると非常にわかりやすいです。その代表的な言葉が「浮足立つ」でしょう。

この言葉は不安や恐怖で落ち着きがなくなり逃げ腰になっている様子を表す言葉であり、「敵は浮足立っているので好機です」という戦国シミュレーションゲームでよく出てきそうな使いまわしや「いきなりの解散総選挙の気配に議員が浮足立った」といった予想を上回るような行動によって混乱している様子を表す言葉としても使われます。

「うっかり」の敬語

このように「うっかり」という言葉はわかりやすく使うタイミングもつかみやすいのですが、この言葉を敬語にすることは可能なのでしょうか。

丁寧語

「うっかり」という表現を変化させることはできないので、丁寧語に変化させる場合にはその前後でどうにかするしかありません。「うっかり」は「うっかりする」という使い方になりますので、「する」を丁寧語の「します」に変換する必要があるでしょう。

ただし、この「うっかりする」という表現は現在起こったことに対して用いるものではないので基本的には過去系の変化として用いる必要があります。具体的には「うっかりしてしまった」という表現です。

通常の「する」ならば「連絡する」を「連絡します」という変化でいいのですが、「うっかりする」を「うっかりします」と変換しても、これからわざと「うっかりする」という意味不明な表現になるので使えません。意図せず引き起こすから「うっかり」なのであって、意識していたらそれは別の言葉です。

謙譲語など

こちらも先ほどの考え方と一緒でいいでしょう。あくまで「うっかりする」という表現を謙譲語にするので「致す」を使うことになります。つまり「うっかり致す」になるということです。しかし、「うっかりする」を謙譲語にして「うっかり致しました」とか「うっかり致します」という表現をするのは非常に違和感がありますので、使わないほうがいいでしょう。

この場合は「注意不足で」とか「意図せずに」という表現に言い換えてください。悪意を持っていないのにミスにつながる何かをして謝罪したい場合には、「注意不足でこのようなことになってしまい誠に申し訳ございません」という表現にしましょう。

「うっかり」と「すっかり」の違い

表現的には似ているけど意味は全く異なる言葉というのはどこに国でも存在します。「うっかり」に似た言葉で全く意味が異なるのは「すっかり」でしょう。どのような違いがあるのか、明確に説明してみましょう。

「すっかり」の意味は完全

この「うっかり」というのは意図せずに行動してしまうさまですが、「すっかり」とは「完全に」という意味なので全く異なっています。

「うっかり変わってしまう」という表現だと意図せずについつい変わってしまったことを意味しますが「すっかり変わってしまう」だと完全に変わってしまうという意味になるので全然違うことがわかります。

「うっかり」に関することわざ

「うっかり」という言葉を使っていることわざはほぼほぼ存在しませんが、うっかりしている状態を注意するためのことわざやその状態を表すことわざは大量に存在します。ので一例を紹介します。

うっかりしている人への注意

例えば、うっかりしている人を注意するために「揚げ足をとられるぞ」ということわざを使うことがあります。これは「ちょっとした失敗を取り上げて相手を責める」という意味で、ボーっとしている人を注意するときに使われることがあります。

うっかりしてミスをしていることわざ

また、「問うに落ちず語るに落ちる」ということわざは人からいくら聞かれても秘密をもらさないと努力していても、自分からいろいろと語っているうちにうっかり秘密をもらしてしまうという意味で、うっかりしている人に当てはまることわざとなっています。

「うっかり」は使いやすい

「うっかり」は心が離れているときに注意されたとき、とっさに出てくる言葉の一つです。幼いころから耳にする言葉であり学校生活でも用いられる言葉となっていますが。心が離れている様子を表す言葉というイメージが非常に強いので、社会人になって注意されたときには使わないほうがいいでしょう。

「ついうっかりしてしまって」という言葉を聞いた上司が「仕事中に心が離れる人」というイメージを持たれてしまうので状況が悪化するケースがあります。その場合は言葉少なく誠実に謝ってください。

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