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「のたまう」の意味と使い方・漢字・類語・敬語・現代語|ほざく

更新日:2020年07月27日

現代では皮肉めいた意味で使われる「のたまう」ですが、本来は素晴らしい意味を持つ言葉です。今回は「のたまう」の意味や使い方、類語や現代語をご紹介しました。「のたまう」をはじめ、いろいろな古語の知識を勉強しておくと、周囲から「雑談の達人」と一目おかれるでしょう。

古語「のたまう」の意味と使い方

皆さんは「のたまう」という言葉をきいたことがあるでしょうか。今では、「あいつ勝手なことをのたまっている」というように、どちらかというとネガティブな意味で使われることが多い言葉ですが、本来「のたまう」は天皇を敬う言葉でした。

この記事では「のたまう」の漢字や意味、類語や「のたまう」の現代語などをご紹介します。

日本の古典文学に登場する「のたまう」

「のたまう」は日本で昔使われていた「古語」で、「源氏物語」や「枕草子」などの古典文学に「天皇が宣う(のたまう)」という使い方で頻繁に登場する言葉です。

ここでは「宣う」と「曰う」の2種類の漢字の読み方と意味の違い、古語「のたまう」と類語の「仰す」の違いと使い方についてご紹介します。

2種類ある「のたまう」の漢字

「のたまう」には「宣う」と「曰う」の意味の違う2種類の漢字があり、どちらも「言う」の古語です。

ここでは「宣う」と「曰う」の読み方と意味について解説します。それぞれが語源がまったく違う、別の意味を持つ言葉なので、間違えて使わないように注意しましょう。

1.「宣う」

「のたまう」を漢字で「宣う」と書くことがあります。「宣(せん)」という漢字の意味は「のべる。考えを広く知らせる。行き渡らせる」です。「宣」を使った言葉には「宣言」「宣告」などがありますが「宣す」といった場合、「天皇が自分の意向を言うこと」をさします。

「宣う」は「宣り給ふ(のりたまふ)」が変化した敬語で、「言う」の尊敬語の「おっしゃる」と、「(相手に)申し聞かせます」の2つの意味があります。

天皇への尊敬語「仰す」と「宣う」の違い

『源氏物語』や『枕草子』などの日本古典文学の本には「帝(天皇)が仰す」という表現が頻繁に出てきます。「仰す」と「おおす」と読み「命じる・言いつける」の意味、「宣う(のたまう)」は「宣言する」という意味で、この2つの違いを知っておいて、雑談のネタとして使うと効果的です。

2.「曰う」

「のたまう」に「曰う(曰ふ)」という字を当てることがあります。「曰う(曰ふ)」は現在の言葉で「曰く」、「いわく」と読み、「言う」と「理由・わけ」の2つの意味がある漢字です。

古文の授業で出てくる論語の「子曰」は、「シ イハク」と読みます。「子」は孔子のことで「先生」の意味、「イハク」は「言うこと」で、「先生の言うことには」と訳しますが、昔は孔子を尊敬して「子曰」を「シノノタマハク」と訓むことがありました。

ドラマや小説などで出てくる「何かわけがある」という意味の「いわくつき」は「曰く付き」と書きます。

「のたまう」の類語

「のたまう」には大きく分けて2つの意味があります。「声を出して言う」と「言葉で表現する」です。それぞれの言葉に類語がたくさんあるので、覚えておくと、ボキャブラリーが増えて、メールや手紙を書くのが楽しくなります。

ビジネスにも使える「のたまう」の類語

声に出して言う「のたまう」の類語には「言う」「発語」「申し上げる」「 おっしゃる」「 話す」「しゃべる」などがあり、言葉で表現する「のたまう」の類語には「語る」「暗唱」などがあります。 ビジネスメールや手紙などでも使える類語がたくさんあるので、覚えておきましょう。

「のたまう」の敬語の種類

「のたまう」には「おっしゃる」と「申し聞かせる」の2種類の意味がありましたが、「おっしゃる」は「尊敬語」、「申し聞かせる」は「謙譲語」です。

ここでは「尊敬語」と「謙譲語」の違いと使い方を解説します。「尊敬語」も「謙譲語」もビジネスシーンで必ず使われますが、間違いやすい言葉なので注意しましょう。

のたまう|尊敬語と謙譲語の使い方のルール

尊敬語と謙譲語は、ある人物を「立てる」表現です。尊敬語は「相手側や第三者の行為・ものごと・状態などについて、その人物を立てる」敬語で、謙譲語は「相手側や第三者に向かう行為・ものごとなどについて、その向かう先を立てる」敬語です。

尊敬語と謙譲語には「自分側は立てず、 相手側を立てて述べる」「第三者については、その人物や場面などを総合的に判断して、立てる方がふさわしい場合は立てる」という共通したルールがありますが、ここではそれぞれの特徴と使用例をあげてわかりやすく説明します。

日常会話に使われる尊敬語

初回公開日:2018年08月31日

記載されている内容は2018年08月31日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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