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「ですから」の意味と使い方・接続し・敬語・類語・話し言葉

初回公開日:2018年06月04日

更新日:2018年06月04日

記載されている内容は2018年06月04日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。

また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

「ですから」という言葉を正しく使えていますか。日本語には色々な言い回しがあります。同じ意味の言葉でも、言葉の選び方で違った印象を相手に与える事ができます。目上の人やビジネスの場などで「ですから」の使い方を間違えないよう、正しい意味や使い方を知っておきましょう。

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「ですから」の意味と使い方

まずは「ですから」の単語の意味や使い方から見ていきましょう。

「ですから」の意味は?

「ですから」という単語を簡単に言い換えると「だから」となります。「だから」に比べて丁寧な言葉遣いといえます。他の言い方には「そのため」「それゆえ」「なので」などもあります。

「ですから」という単語は「です」と「から」に分けてみることができます。「です」の部分は断定の助動詞、「から」は接続助詞です。この二つの言葉が組み合わさってできた単語は「ですから」です。

「ですから」の基本的な使い方

「ですから」という言葉は、基本的に文と文をつなぐ時に用いられます。前の文を肯定して、その後に続ける言葉です。使用例には以下のようなものがあります。

「明日の天気予報は晴れと聞きました。ですからピクニックに行く予定です。」
「体を動かすことが好きです。ですから体育は得意でした。」
「あなたは本が好きだと聞きました。ですからおすすめの本を持ってきました。」

「ですから」の接続詞を言い換えるには

「ですから」をほかの言葉に言い換えても問題なく意味が通じるものがあります。そのまま言い換えるには「ですので」「だから」「そのため」などになります。

「ですから」の類語

「ですから」とほとんど同じ意味を持つ敬語表現に「ですので」「ますので」「ますから」というものがあります。こちらは文と文の間、後文の頭にくるというよりは、文の途中に使用することが多くなります。例えば以下のような使用法です。

「こちらは限定品ですので、お早めにご予約下さい」
「こちらにございますので、ぜひご覧ください」
「わたくしがお運びしますから、お客様は先にお入りください」

「ですから」の類語を使った例文

「ですから」をほかの言葉に変えることができることを確認してみましょう。例えば以下のような場合、接続詞はどの言葉を使っても違和感がありません。

前文接続詞後文
私は英語が話せるようになりたいと思っています。だから今勉強をしているところです。
昨日夜更かしをしてしまいました。そのため今朝は寝坊してしまいました。
パソコンが故障しました。ですので修理に出しました。
お金が必要になりました。ですからアルバイトを始めました。

「ですから」の敬語

「ですから」はそもそも丁寧な言い回しの言葉です。しかし、ビジネスなどのシーンによっては、より適切な言い方に変更することができます。「ですから」の敬語表現についてみていきましょう。

尊敬語と謙譲語と丁寧語

日本語の大きな魅力の一つに「敬語」があります。美しい言葉遣いだけではなく、相手への尊敬の念を表したり、謙虚な姿勢を見せるなど、日本特有の文化の一つといえます。敬語は大きく3つの種類に分類されます。相手を尊敬し、敬ったりかしこまったりする言葉である「尊敬語」、謙虚に自分を遜って話す「謙譲語」、言葉を上品に丁寧に言い換える「丁寧語」の3つです。

3つの敬語の使用例

「おっしゃる」「お聞きになる」「いらっしゃる」「召し上がる」「ご覧になる」などは相手の動作を丁寧に言い換えているため「尊敬語」に分類されます。

「申し上げる」「拝聴する」「参る」「いただく」「拝見する」などは自分の動作を遜って話しているため「謙譲語」です。

「お手紙」「お召し物」「ございます」など、物などに「お」や「ご」を付けて上品な言い方に直したり、文末を丁寧にするのが「丁寧語」です。

今回ご紹介している「ですから」はこの中でも「丁寧語」に分類することができる敬語表現といえるでしょう。

「ですから」は敬語として使用できる

「ですから」という言葉は丁寧な印象を与えることができます。そのため、ビジネスシーンや上司などの目上の人に対しても使用することができます。例えば以下のような使い方があります。

「お客様は赤がお好きと伺いました。ですのでこちらの赤のお洋服をご用意いたしました」
「明日は休業日でございます。ですので翌営業日に対応いたします」

ビジネスにおいての「ですから」

ビジネスにおいて、言葉遣いは大変重要とされています。人と人とのコミュニケーションを円滑にするだけではなく、その人の印象を決定づけたり、場合によっては仕事の成果にも影響してきます。そんなビジネスにおいて「ですから」はどのように使っていけばよいのでしょうか。

より効果的に使用できるように使用例を見てきましょう。

メールやFAXなどの場合

メールやFAXを使用する場合、基本的に「書き言葉」を使用します。話し言葉に比べて固く、かしこまった印象がありますが、同時にきちんとした、丁寧な印象も与えることができます。「ですから」は書き言葉としても優秀な言葉です。前文を肯定して後文につなげたい場合には積極的に使っていくと良いでしょう。例文としては以下のようなものがあります。

「本日はトラブルがあり、予定していた仕事が終わりませんでした。ですから明日の予定を変更して行います。」
「お客様から不具合のご連絡がありました。ですので本日お客様のところに伺います。」

同様の意味でビジネスに向かない言葉

「ですから」と同じ意味を持っていながら、ビジネスシーンには向かない言葉もあります。普段よく使っている言葉だけに、つい使用しがちですが、きちんとした場面では不適切になることがあるので、注意が必要です。

「だから」「なんで」「なので」これらの言葉は普段話している時にもよく使っています。しかしラフな印象を与えたり、対等な立場の相手や目下の人に対して使う言葉に値するため、目上の人やビジネスでは使用しないほうが無難です。

「ですから」「ですので」「そのため」などに言い換えるようにしましょう。

「ですから」に使い方に注意

基本的にはビジネスの場で使いやすい「ですから」という言葉ですが、場合によっては相手を不快にさせてしまうことがあります。一例をご紹介します。

短い時間で複数回使用する

「この服に青はありますか?」

「こちらは現品限りでございます。ですから青はございません。」

「サイズ違いはありますか?」

「現品限りですからこちらのみでございます。」

「支払いにカードは使えますか?」

「現金のみですからカードはお使いいただけません」

いかがでしょうか。「ですから、ですから」と短い対話時間の中で何度も使用してしまうと、慇懃無礼に感じたり、相手が馬鹿にされているような印象を持つことがあります。「なぜこちらの言うことが理解できないんだ」というように言われていると誤解を招きやすいです。何度も重ねて使わないように注意が必要です。

語気を強めないように注意

特に電話などでは、言葉の選びからや話すスピード、そして声量やどこにアクセントを置いて話しているかが重要です。相手は自分の顔が見えないため、与えられる声のみを情報として印象付けてしまうためです。

「ですから」も普段にこやかに接している時はあまり問題にならなかったとしても、電話などでつい語気を強めて言ってしまうと、「ですから!」と相手に上から目線で言われたような気持になってしまいます。場合によっては「だーかーらー!」といわれた時と同じように馬鹿にされたと感じる人もいるでしょう。

理由を説明するときに便利で使いやすく、美しい言葉ではありますが、使い方には注意が必要です。

「ですから」は話し言葉なのか

日本語には「話し言葉」と「書き言葉」があります。「話し言葉」とは、人と人とが話すときによく用いられる言葉で、書き言葉に比べてた省略されていたり、本来の意味とは異なった用途で使われていたりするのが特徴です。また時代によって意味はやや変わっていくことも特徴の一つです。

また「食べれる」「見れる」などのいわゆる「ら抜き言葉」や、「してます」「見てます」などの「い抜き言葉」も話し言葉の一つと考えられています。

「書き文字」は日本語として正確な意味を持ち、堅苦しくもきちんとした印象を与えます。省略などもなく、本来の単語を使用することが多いです。ビジネスで使用するメールやFAXなどでは、こちらの書き文字を使用することが多いです。

「ですから」は話し言葉ではなく、書き言葉としての認識が強い単語といえるでしょう。以下に話し言葉と書き言葉の違いをまとめましたので、参考にしてみてください。

話し言葉書き言葉
最近料理にはまってます。最近料理に凝っています。
すごい大きい家ですね。とても大きな家ですね。
温度が上がってきてますね。温度が上がっていますね。
イベントがあるみたいですね。イベントがあるようですね。

「ですから」と似た言葉との違い

「ですから」と言葉の響きが似ているものの、使用する場面が違ったり、意味が違ったりする言葉もあります。そんな単語の意味や、「ですから」の使い方とどう違うのかを見ていきましょう。

からです

「からです」を別の言い方に直してみると「だからです」「そのためです」となります。「ですから」との違いは使用するタイミングです。

「ですから」の場合は、前文と後文があり、後文の頭に入れることが多いです。「明日は早く起きなければなりません。ですから今日は早く寝ます。」という文になります。

「からです」の場合は理由を述べた分の文末に来ることが多くなります。「今日は早く寝ます。明日は早く起きなければならないからです。」という文になります。また、文の性質上、2つの文は結論、理由の順になるため、倒置法のような文になるのも特徴です。

だから、なので

「だから」や「なので」という単語は「ですから」とほとんど同じ意味といえます。違いとしては使うシーンや使う相手です。

「ですから」は敬語表現になるため、目上の人やかしこまった場をはじめ、相手を選ばず使用することができます。一方「だから」「なので」はくだけた言い方に分類されるため、仲間内や目下の人に対してであれば問題ありませんが、きちんとした場や正式な文書などには不適切とされます。

綺麗な日本語で一目置かれる人になる

同じ意味合いの言葉を話していても、言葉の使い方ひとつで印象が全く違ってくることがあります。きれいな日本語であったり、その場に呈した言葉を使っている人はより魅力的に見えます。

「ですから」という言葉も綺麗な言い回しの一つです。普段使っていなければなかなか出てこない単語ではありますが、意識して使っていくことで自然と口から出るようになります。ここぞ、というときに一目置かれる存在であるため、また重要な場面で失敗しないためにも、普段から言葉遣いは大切にしましょう。

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