「しんどい」という方言の意味は?地域別の意味と使い方を解説!
更新日:2022年04月20日
「しんどいって方言なの?どういう意味?」
「ほかの地域ではしんどいってどういう意味で使われているの?」
方言に関して興味がある人や普段方言を使っている人の中には、「しんどい」という言葉についてこのような疑問を持っている人もいるのではないでしょうか。
本記事では、「しんどい」という方言の意味や使い方などの基礎的な知識とともに、地域別での意味や使い方について紹介しています。
この記事を読むことで、普段使いされていることが多い「しんどい」という方言について理解を深めることが可能です。その知識をもとに、各地域での意味や使い方を踏まえて正しい方言を身につけることができるでしょう。
方言について知りたい人や「しんどい」という方言に興味がある人は、ぜひこの記事をチェックしてみてください。
方言「しんどい」の意味と使い方を紹介!
「しんどい」は普段から多用している人も少なくない言葉ですが、実は標準語ではなく方言に分類されています。主に広島や岡山をはじめとした中国地方と大阪などの近畿地方で用いられることが多いですが、それ以外の地域でも使われることが多いです。
そんな「しんどい」を何気なく使っている人の中には、何となくでしか意味がわかっていない、使い方がよくわからないという人もいるのではないでしょうか。
ここからは、そんな「しんどい」の意味や使い方について詳しく掘り下げて紹介していきます。
「しんどい」という方言はどのような言葉?
「しんどい」という方言の意味は、地域によって意味が異なっているほか、標準語として捉えてしまうとどういう意味なのかわからなくなってしまいます。これは「しんどい」が方言だけではなく、標準語として全国区に浸透してきたことが要因です。
このためここから紹介する内容である、方言としての本来の「しんどい」の意味や由来を知っておくと混乱しなくなります。また、「しんどい」と同じ意味を持つ方言についても知っておくと理解しやすいのでおすすめです。
主に近畿地方で使われている方言
「しんどい」は様々な地方で用いられている方言で、標準語を用いている圏内でも使われていることから標準語と勘違いされることも多いのではないでしょうか。
そんな「しんどい」は元々は近畿地方が発祥とされており、現在でも近畿地方を中心に使われています。それが時代とともに交通機関の発達によって人の行き来が増えたことで、近畿地方以外の地域でも使われるようになったと考えられているのです。
方言「しんどい」の意味
方言の「しんどい」には意味が2つあり、人物にかかるのか、物事にかかるのかによって意味が異なるところがポイントです。
人物にかかる場合は疲れた、だるい、つらいなどの疲労感に関連した意味になり、物事にかかる場合は大変だ、面倒だ、骨が折れるなど苦労を伴うという意味になります。
このように使い方によって意味が変わってくるので、どのように使われているのかで意味を理解することが大切です。
方言「しんどい」の由来
方言の「しんどい」が生まれた由来や語源としては、2つの説があります。1つは「しんど」という名詞が形容詞に変わったものであるという説です。名詞である「しんど」は疲れた、くたびれたなどの意味があり、「しんどさ」という名詞形があります。
そしてもう1つは、心労という言葉が近畿地方や関西地方の方言の訛りで「しんどう」となり、そこから最終的に「しんどい」になった説です。
「しんどい」と同じ意味を持つ方言
「しんどい」と同じような意味を持っている方言はいくつかあり、代表的なものとして日常的に用いられているのが「えらい」または「きつい」という方言です。
「えらい」はつらい、疲れたという意味を持つ方言で、標準語である「えらい(偉い)」とは大きく意味や使い方が異なります。また「きつい」も標準語とは意味が異なることがあるほか、方言として使う場合も「しんどい」と意味合いが異なる場合があるので注意が必要です。
方言「しんどい」の地域別の意味と使い方
初回公開日:2022年04月20日
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