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「お迎えに」の意味と使い方|続く言葉3コ・注意表現2コ

初回公開日:2017年08月21日

更新日:2020年03月10日

記載されている内容は2017年08月21日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。

また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

ビジネスシーンなどで「お迎えにあがります」という敬語が使われていますが、「お迎えにあがります」は敬語として正しいものなのでしょうか。敬語には、尊敬語、謙譲語、丁寧語がありますが、「お迎えにあがります」と「お迎えに参ります」ではどちらが正しいのか解説します。

「お迎えに」の意味

「お迎えに」の意味と使い方|続く言葉3コ・注意表現2コ
※画像はイメージです

義務教育の授業で敬語について教わりますが、適切に使い分けるのはなかなか難しいです。社会人になって、ビジネスマナーの一部として敬語の使い方について教わる場合もあります。

誰か目上の人を迎えにいく時には、「お迎えに」という言葉を使用します。「お迎えに」とは、迎えるという言葉を丁寧に表した言葉です。

臨終に、阿弥陀仏が浄土に導くために迎えに来ることもお迎えと表すことがあります。

「迎え」に接頭語「お」がついたもの

「迎え」という言葉は、人が来るのを待ち受けることや、相手を呼んで来てもらうこと、招いて仲間に加えいれることなどを意味します。

「お迎えに」とは、「迎え」という言葉に「お」という接頭語がついたもので、丁寧語になります。

誰かを迎えに行く予定があるとき、その相手が友達や子供の場合は素直に「迎えに行くね」でも構いませんが、目上の人を迎えに行くときには「お迎え」という表現を使用しましょう。

「迎えに行く」の丁寧表現

「迎えに行く」ことを丁寧に表した表現としては、「お迎えに参ります」や「お迎えにうかがいます」などがあげられます。

ビジネスシーンなどで、自分よりも上の立場の人間を迎えに行く時には、「迎えに行きます」と言うのではなく、「お迎えに参ります」や「お迎えにうかがいます」といった言葉を使用することが好ましいでしょう。

適切な場面で敬語を使用しないと失礼に当たる可能性があるので注意しましょう。

「お迎えに」に続く言葉・例文3コ

「お迎えに」の意味と使い方|続く言葉3コ・注意表現2コ
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「お迎えに」という言葉に続く言葉としては、「お迎えにあがります」や「お迎えに参ります」、「お迎えにうかがいます」などといった言葉があります。

これらの言葉は、「迎えに行きます」を丁寧に言った場合の表現となります。

それぞれの言葉は正しい敬語なのでしょうか。またどのような使い方をすることが適切であるのか、「お迎えに」に続く言葉の例文についてご紹介します。

言葉1:あがります

「お迎えにあがります」という言葉は、迎えるという言葉に「お」をつけて丁寧にしており、行くを「あがる」という敬語に変換しているので丁寧な言葉として使ったことがある人も少なくありません。

しかし、「お迎えにあがります」という表現は間違っています。「あがる」が敬語のなかでも尊敬語であるということ、さらに「あがる」は「行く」を表している敬語ではないので、間違った敬語となります。

例文

「お迎えにあがります」といった言葉を使用する時の例文としては、「お客様を駅までお迎えにあがります」といった例文があげられます。

しかし、厳密に言えば「お迎えにあがります」という表現は間違った敬語表現となりますので、正しく敬語を使いたいと感じているのであれば、「お迎えにあがります」という表現は使わないようにしたほうが良いでしょう。

言葉2:参ります

「お迎えにあがります」が間違いだとすると、正しい敬語にはどのように言い換えるのでしょうか。

自分が迎えに行くと伝えたい場合は、「行く」の謙譲語を使わなければいけません。「行く」の謙譲語は、「参る・伺う」です。

そのため、「お迎えに参ります」という敬語が正しい敬語となります。

例文

「お迎えに参ります」といった言葉を使用する時の例文としては、「明日、社長のオフィスまでお迎えに参ります」といった例文があげられます。

参りますという表現は、話題に上がっている人やものに対して謙譲する表現となります。

話題にあがっている「社長」に敬意を表す場合は、「お迎えにうかがいます」という表現よりも、「お迎えに参ります」という表現を使用するほうが良いでしょう。

言葉3:うかがいます

「うかがう」は、「行く」の謙譲語ですので、「お迎えにうかがいます」という敬語は正しい敬語となります。

「お迎えにうかがいます」は、自分が迎えに行く時に使う敬語表現です。

自分より目上の者が相手先に迎えに行くことを伝える場合は、「○○さんがそちらにうかがいます」と言うのではなく、「○○さんがそちらにいらっしゃる予定です」と表現するようにしましょう。

例文

「お迎えにうかがいます」といった言葉を使用する時の例文としては、「明日、会社にうかがいます」といった例文があげられます。

「うかがう」は聞き手が尊敬対象である場合に使用されることが多いです。

特定の相手を立てるのではなく、話を聞いている人を立てて会話をする場合は、「お迎えに参ります」よりも「お迎えにうかがいます」という表現を使用するほうが良いでしょう。

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「お迎えにあがります」のように、誰かが使っているけれど実は間違っている敬語もあります。

皆が間違っているのだから恥ずかしいことではない、と思うのではなく、自分が使っている敬語が本当に正しいものなのかまめに確認することも必要です。

敬語「そのまま使える」ハンドブックであれば、手軽にいつでも正しい敬語を確認することができます。日本人として正しい敬語を使えるよう心がけてみましょう。

「お迎えに」の注意する表現2コ

「お迎えに」の意味と使い方|続く言葉3コ・注意表現2コ
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敬語をきちんと適切に使いこなせている会話や文章は、「できる大人」の評価にもつながります。

「お迎えに」とは、目上の人を迎えに行く時に使用する表現ですので、間違いがないように正しく使用するようにしましょう。

「お迎えに」という言葉を使用する場合に注意する表現としては、「お」がない状態で使用してしまうことと、二重敬語にならないようにすることがあげられます。

表現1:「お」がない

言葉を丁寧に表現する場合には、「お」や「ご」などの接頭語を使用することが敬語のルールとなっています。そのため、迎えに行くことを丁寧に表現する場合には、「お迎え」と「お」をつけるようにしましょう。

また、「お」と「ご」の使い分けとしては、「お」は和語に使用して、「ご」は漢語に使用するといった使い分けができます。「迎え」は和語ですので、「お」を使用するのが正しい使い方となります。

迎えに上がります

「迎えに上がります」とは間違った敬語表現です。「迎えに」の所は、「お」を付けて「お迎えに」とすることが正しい敬語表現となります。

また、「あがります」は敬語の中の尊敬語にあたる言葉となり、尊敬語は目上の人の行動を敬う言葉です。

「迎えに上がります」を目上の人に対して使用すると、「お」という言葉を使用していないだけでなく、自分の行動を敬って伝えていることになるので、大変失礼な表現となります。

表現2:二重敬語

社会人として、敬語を使わなければという意気込みで敬語を使用すると、二重敬語になってしまうことがあります。二重敬語とは、同じ種類の敬語を二重に使った敬語表現のことを意味しています。

例えば、「おっしゃる」や「お越しになる」などそのままでも十分に敬語表現になっているのにもかかわらず、「おっしゃられる」など尊敬語を加えてしまうと二重敬語となり、悪い印象を与える場合があるので注意しましょう。

お迎えに参らせていただきます

「迎えにいく」という表現を「お迎えに参らせていただきます」と表現してしまうのは、間違った敬語表現となります。

「お迎えに参らせていただきます」という言葉の中には、謙譲語が2つ入ってしまっているので、二重敬語にあたります。

丁寧に言いたい気持ちは伝わりますが、正しい敬語を使用するのであれば、「お迎えに参ります」と表現するようにしましょう。

不適切な言い方

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敬語を全く使用しない表現は、目上の人に使用することは不適切とされています。

尊敬語は目上の方を敬う言い回しとなり、謙譲語は尊敬語とは逆に目上の方に対して自分の行動をへりくだって伝える言い回しとなります。

また、丁寧語は、相手が目上であるかどうかに関わらず、物事を丁寧に伝える言い回しとなりますので、状況に応じて適切に使用するようにしましょう。

迎えに行きます

語尾に「です」「ます」をつけるのが一般的な丁寧語とされていますが、それだけでは敬語としては不十分です。

そのため、「迎えに行きます」だけであれば、正しい敬語であるとはいえません。

身内や友達などにプライベートに使用するのであれば「迎えに行きます」でも構いませんが、ビジネスシーンで使用するのであれば、尊敬語や謙譲語を正しく使用して「お迎えに参ります」や「お迎えにうかがいます」といった正しい敬語を使用するようにしましょう。

頻出敬語は正しく使おう

「お迎えに」の意味と使い方|続く言葉3コ・注意表現2コ
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日本語では、相手に応じて敬語を使うことで相手との円滑な関係を築くことができます。

しかし、使い方を間違うと逆に相手に不快な思いをさせてしまったり、失礼にあたることもあります。

敬語は使う相手、使う状況に応じて尊敬語、謙譲語、丁寧語を適切に使い分ける必要があるので、よく使われる敬語に関しては勉強しておき、正しく使えるようにしておきましょう。

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