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「ご査証のほど」の使い方と例文|「ご査証」と「ご査収」の違い

初回公開日:2017年08月16日

更新日:2020年03月07日

記載されている内容は2017年08月16日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。

また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

「ご査証」という言葉は、ビジネス上使う言葉です。この「ご査証」とはどんな意味で、どの場面で使われる言葉なのでしょうか。また、似た言葉に「ご査収」という言い方がありますが違いは何でしょうか。「ご査証」の意味と例文、ご査収との違いをまとめましたのでご参照ください。

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「ご査証のほど」の使い方

「ご査証」とは「ごさしょう」と読みます。そして、「ご査証」という言葉は、普段の生活の中ではなかなか使うことがない言葉ですが、社会人として勤めている場合には度々目にする言葉です。ビジネスメールや検証依頼などで使う言葉ですので、その意味や使い方をみていきます。「ご査証」の「査」とは調べるという意味で、「証」は証明するという意味です。

そして、「査証」とは調べて証明することを指します。そして、それをお願いする場合に尊敬語として「査証」に「御(ご)」をつけて「ご査証」となります。「査」は「調べる」の意味、「証」は「証明する」の意味、「査証」は「調べて証明すること」を意味します。

「ご査証」の使い方

ご査証とは、あることの証明をする必要があり、それを「ご査証のほど、よろしくお願いします」と伝えるのが正しい使い方になります。ビジネス上のメールや、目上の方に対して厳しい状況である場合に使うため、使用の仕方を間違えると失礼な印象を相手に与えてしまう危険があることを頭においておきましょう。

そして、「ご査証のほど、よろしくお願いします」と言われた場合は、きちんとした答えを証明してくださいということなので、証明できる書類や証拠を添付して回答する必要が出てきます。例えば、ある商品に対するクレームの「ご査証」であれば、そのクレームの相手に対しての弁明をするための補償を証明することになります。

「ご査証のほど」の例文

では、「ご査証のほど」を使った例文を見ていきましょう。

例)1.この度、弊社で採用している貴社製品についてクレームが寄せられました。つきましては、○○部分に不具合があることを弊社で確認いたしました。この製品の不具合についてのご査証のほど、よろしくお願いします。

例)2.問題のあった手続きにつきまして、ご査証のほどよろしくお願いします。

「ご査証」と「ご査収」の違い

「ご査証」は前述でどういった意味であるのかを説明しましたが、では「ご査収」とはどのような意味なのでしょうか。言い方が似ているので「ご査証」も「ご査収」も変わらないのでは、などと思っている方は全く違う意味なので注意が必要です。

「ご査収」の意味

「ご査収」とは「ごさしゅう」と読みます。そして、「ご査収」の「査」とは捜査の査の意味からもわかるように「調べる」という意味です。「査」自体は、こぼけという木の名前を指す漢字でそれが様々に転じていき「木を調べる=調べる」という意味になったといわれています。「収」とは収めるという意味で受け取ることを意味します。

その「査収」に尊敬語として「御(ご)」をつけた言葉が「ご査収」となります。「ご査収」とは、あることを調べて確認した上で受け取ることを意味します。「査」は、捜査などのように「調べる」の意味、「収」は、収めること、受け取ること、「ご査収」は、あることをきちんと調べて確認した上で受け取ることを意味します。

「ご査収」の例文

「ご査収願います」という言い回しは、ビジネス上でもよく使う言葉です。例えば、以下のような使い方をします。

(例文1)以前より問い合わせを受けていた資料となります。ご査収ください。
(例文2)お手数ですが、ご査収いただいてからお返事をいただくようにしております。
(例文3)先ほど、メール便で資料をお送りいたしました。○○の件につきまして、ご査収お願いします。

資料などを送った場合に使うことの多い「ご査収願います」という言葉ですが、ただ「ご査収願います」だけだと、何を確認するのかわからないと言われることもあるかもしれませんので、具体的にチェックして欲しい内容を箇条書きにして添えると相手方もしっかりと確認してくれる確率が高まります。また、相手方も確認しましたという返答もしやすくなります。

例えば、相手が内容に詳しくない場合は以下のような言い方で具体的に確認する内容を伝えた上で、「ご査収」を使えば、相手にも親切に思われ、実際の会議でもトラブルなく順調に進めることができる確率が高まります。

(例文)
「明日、会議で使う資料になります。10ページ目の○○と15ページの△△について、特に確認していただきたく。ご査収願います。」

ご確認願いますの意味では「ご査収願います」が正しい

「ご査証」と「ご査収」は似ている言葉ですが、ご査証は生活ではもちろん、ビジネス上でもほぼ使わない言葉です。査証という言葉が、調査して証明するという意味があることから、「ご査証のほどよろしくお願いします。」というと何か不具合があったから、証明して説明しろという意味に近いからです。

そのため間違っても、似ているからといって「ご査収」と「ご査証」を言い間違えてはいけません。念のため確認の上、お納めくださいとの意味で使うのは、「ご査収ください」「ご査収願います」の方であり、ご査証くださいでは、相手方を怒らせてしまう可能性さえあるのです。

但し、こちらが依頼していた内容に不具合があって、本当に検証して説明してほしいとお考えであれば、ビジネス上でも「ご査証願います」は正しい使い方になります。自分がどの立場で、何を頼みたいのかをよく考えて使い分けてみてはいかがでしょうか。

「ご査収ください」の場合は、確認する資料等があるとき

ビジネスメールでよく見かける「ご査収ください」という言い回しですが、よく意味を考えずに使うと相手は困惑します。前述しましたように「ご査収」とは「よく確認をした上で受け取る」という意味なので、資料そのものがないにも関わらず「ご査収ください」と書いてしまっては相手方は困惑します。

また、相手に送付済の資料について連絡事項等あるという場合は「ご査収ください」ではなく「ご確認お願いします」だけで良いですし、もし内容の確認が済んでいるものを再度送る場合は、「お納めくださいませ」で良いのです。

「ご査収ください」に対する答え方

ここまでは「ご査収ください」と資料を送る側の話をしてきましたが、では相手方はどのように答えれば良いのでしょうか。答え方の例文をあげますので参考にしてください。

(例文1)「確かに受領いたしました。」
(例文2)「拝受いたしました。」
(例文3)「拝見いたしました。」

間違っても「査収いたしました」とは答えませんので、ご注意ください。

「ご査証のほど」は意味をよく知って使いましょう。

いかがでしたか。「ご査証のほど、よろしくお願いします」というと、とても丁寧な言い回しなので相手に失礼なく「確認してください」という意味だと解釈していた方は、驚かれたのではないでしょうか。査証が証明するという意味であることから、相手方に内容を証明して説明してください、という意味で使われるということを覚えておくと、今後ビジネスメールで間違って使ってしまったということもなくなるのではないでしょうか。

ビジネス上使われるのは、圧倒的に「ご査収願います」「ご査収ください」などの言い回しです。こちらの方は、資料等を送ったときに添えられる言葉で「内容を確認の上、お納めください」との意味です。「ご査証」と「ご査収」は似たような言葉ですが、間違って使うとトラブルになる可能性もありますので、くれぐれも意味を知った上で使うようにしましょう。

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