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ご尽力/お力添えの正しい意味と使い方|目上の人に使ってもいいのか

初回公開日:2017年07月19日

更新日:2020年05月31日

記載されている内容は2017年07月19日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。

また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

「ご尽力」と「お力添え」両者ともビジネスシーンでよく耳にする言葉ですが、どのように使い分ければいいのか、目上の方に使っても失礼はないのかなど、いざ使うとなると不安になる方も多いのではないでしょうか。基本的な意味の解説や例文を読んで疑問点を解決していきましょう。

「ご尽力」「お力添え」を正しく使えますか?

「ご尽力」と「お力添え」ビジネスシーンやかしこまった場面で耳にすることの多いとてもフォーマルな表現です。どちらもいざ自分が使う場面になると正しい使い方が出来ているのか不安になるという方も多いのではないでしょうか。また両者とも意味合いが似ている言葉ですのでどのように使い分ければよいのか迷われることもあると思います。自信を持って使いこなせるように、ここで本来の意味と使い方をおさらいしてみましょう。

「ご尽力」「お力添え」の正しい意味と使い方とは?

「ご尽力」の意味と使い方

じん りょく [1] [0] 【尽力】
( 名 ) スル
ある事をなすために,力をつくすこと。努力すること。ほねおり。 「再建に-する」

出典: http://www.weblio.jp/content/%E5%B0%BD%E5%8A%9B | %E5%B0%BD%E5%8A%9Bとは - Weblio辞書

「尽力(じんりょく)」とは、字の通り力を尽くすこと・精一杯努力することという意味であり、それに対して尊敬の意味を持たせた言葉が「ご尽力」です。相手の方の砕身の努力、力を尽くしてくださったことに対するお礼やお詫びの気持ちを込めて使います。使い方によってはやや大げさな印象になりがちなので、相手と状況をよく考えて使用するように心がけましょう。

また、自身の努力を表す場合には「ご尽力」は尊敬語ですのでふさわしくありません。その場合は「尽力」を使うよう留意してください。

それでは具体的な例文を見ていきましょう。

「ご尽力」を使った例文(お礼とお詫び)

・お礼をする場合

「〇〇様のご尽力に心より感謝申し上げます」
「この度はご尽力いただきまして誠にありがとうございました」
「皆様の厚いご尽力のおかげで今日という日を迎えられたことを心より感謝申し上げます」


・お詫びをする場合

「〇〇様のひとかたならぬご尽力にもかかわらず私の力不足により不本意な結果となりましたことを深く陳謝申し上げます」
「並々ならぬご尽力をいただきながら力及ばずこのような結果となりましたことを、心よりお詫び申し上げます」


結果の善し悪しに関わらず、相手の方の努力や苦労を慮った上で感謝していることを伝えられる言葉です。お詫びの際には自身の力が至らなかったことを伝え、相手の方が負担に感じないように心を配った表現を心がけましょう。

「尽力」を使った例文(自分に対して使う場合)

先にも述べましたが、自分に対して使用する場合には尊敬語である「ご尽力」はふさわしくありません。「尽力」を使用するように注意しましょう。

「誠心誠意尽力いたします」
「今後とも社員一同いっそう尽力してまいります」

また「微力ながら」「及ばずながら」などのクッション言葉を使用するとより謙虚な印象になります。「僅かな力ではありますが」「足しにはならないですが」という意味であり、自分の力を謙遜した表現です。「微力ならぱ必要ない!」という考えの方も中にはいらっしゃるので、相手や状況を熟慮して使いましょう。

「及ばずながら尽力させていただく所存でございます」
「微力ではございますが尽力いたします」

重ねて申し上げますが、この場合は「尽力」とするように注意しましょう。
「誠心誠意尽力いたします」
「微力ながら尽力させていただく所存です」
「今後とも社員一同尽力してまいります」

「お力添え」の意味と使い方

ちからぞえ -ぞへ [0] 【力添え】
( 名 ) スル
助けること。援助。助力。 「及ばずながらお-しましょう」 「お-を願いたい」

出典: http://www.weblio.jp/content/%E5%8A%9B%E6%B7%BB%E3%81%88 | %E5%8A%9B%E6%B7%BB%E3%81%88とは - Weblio辞書

一方で「お力添え」とは、手助けすること・援助をするという意味合いがあります。「ご協力」のより丁寧な表現です。また、「ご尽力」とは異なり努力をするというニュアンスはありません。従って相手の方に何かしらの協力をお願いしたい場合には「ご尽力」ではなく「お力添え」と表現するのが望ましいでしょう。自分のために力を尽くして努力してほしいというのはややおこがましい印象を与えかねないためです。

もちろん支援や後押しをしていただいたお礼や、残念ながら結果が伴わなかった場合のお詫びをする際にも使用できます。

それでは具体的にどのように使えばよいのか、例文を見ていきましょう。

「お力添え」の例文(お願いする場合)

自身のために協力をお願いする場合は、相手の方の事情を配慮した表現を心がけましょう。「大変申し訳ありませんが」「お忙しい中恐縮ではございますが」などのクッション言葉を使うと、相手の方の心象もぐっと良くなります。

「どうかお力添えをお願いできませんでしょうか」
「お忙しい中大変恐縮ではございますが、お力添えのほど何卒お願いいたします」
「お願いするのはしのびないのですが、お力添えいただけませんでしょうか」

「お力添え」の例文(お礼とお詫び)

・お礼をする場合

「これも〇〇様のお力添えのおかげと心より感謝申し上げます」
「この度は皆様にお力添えいただきましたことを心より感謝申し上げます」
「これもひとえに皆様からの多大なるお力添えのおかげです」

自分の努力だけではなく相手の方からの支援や手助けがあってこそ成果を得られたという感謝の気持ちを表すことができます。


・お詫びをする場合

「お力添えをいただいたにもかかわらずこのような結果となってしまい誠に申し訳ございません」
「〇〇様の多大なお力添えにもかかわらず、私の力が至らず残念な結果となりましたことを深く陳謝致します」

思うような結果が出せなかったという場面でも「お力添えにもかかわらず…」というフレーズを使用することによって、報告と謝罪だけではなく相手の方の手助けや支援を理解して感謝しているということを表現できます。

目上の人に使っても大丈夫?

「ご尽力」「お力添え」ともに相手の方の手助けや援助に対して尊敬の意味を持たせた表現です。したがって目上の方に対して使用する言葉と言えますので全く問題はありません。ただ気をつけたいのが、相手の方の努力や協力を低く見積もるのはもちろんのこと大げさになりすぎても慇懃無礼な印象を与えてしまうこともありますので、使い方には注意しましょう。

控えた方がいい使い方は?

たとえばあなたが主催するイベントに少し顔を出しただけという方に対して「この度はご尽力いただきまして誠にありがとうございます」という表現はやはり大げさといえますし、嫌味にも捉えられかねないので控えた方がよいでしょう。この場合はあなたが主催するイベントのために奔走してくださったというような方に対して使うのが適切です。大げさにならないよう、かといって過小にもならないよう状況をよく考えて使用するように心がけましょう。

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