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「ささやか」の意味と使い方|例文3つ・類義語との違い

初回公開日:2017年07月19日

更新日:2020年03月13日

記載されている内容は2017年07月19日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。

また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

「ささやか」という言葉が使われるシーンは無数に存在します。また類義語も大変多く、いざ使うとなるとどこでどんな場合に使うのか悩んでしまいます。今回の記事では「ささやか」の意味や使い方、例文や類義語をご紹介させていただきます。

「ささやか」とは

「ささやか」の意味と使い方|例文3つ・類義語との違い
※画像はイメージです

「ささやか」とは、いつどのような時に使われる言葉なのでしょうか。「ささやか」の意味や使い方や類義語を紹介させていただきます。

日常的に使われる言葉ですが、少し意識しないと出てこない言葉です。「ささやか」の意味を理解して、意識しなくても自然に使えるようになりましょう。

さまざまな場面で使えます。例文で確認してみて下さい。類義語も確認して「ささやか」の理解を深めましょう。

「ささやか」の意味

「ささやか」の意味は「目立たない、ちょっとしたようす」です。品詞は形容動詞で「ささやかだ」という形で使います。派生語の名詞は「ささやかさ」となります。

よく似た言葉で「些些(ささ)たる」があります。意味は「わずかばかりの」「取り上げて言うだけのねうちもない」で、文章語です。

「ささやか」は漢字で「細やか」と書きます。「細やか」は他の読み方があります。「こまやか」「ほそやか」です。いずれも形容動詞です。

言い切りの形は「ささやかだ」

「ささやか」の言い切りの形は「ささやかだ」になります。形容動詞(物事の性質・状態をしめし「だ」で言い切る言葉)の終止形です。

「ささやか」の活用を未然・連用・終止・連体・仮定・命令で表すと、「ささやかだろう」「ささやかに」「ささやかだ」「ささやかな」「ささやかなら(ば)」「ささやか(たれ)」となります。

「ささやかだ」を丁寧に言うと「ささやかです」になります。この場合は助動詞「です」の活用になります。

ビジネスシーンで使う「ささやか」

「ささやか」の意味と使い方|例文3つ・類義語との違い
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ビジネスシーンで使われる「ささやか」は丁寧表現の「ささやかですが」という形で使われます。

ビジネスシーンで顧客や上司に「こと」「もの」を説明するときに「ささやか」を使う場合、「ささやか」に含まれる「つまらないもの」という意味に謙遜の気持ちを加えるために「ささやかですが」を使います。

「つまらないもの」を「つまらないものですが」という形で使うことと同じです。

「ささやか」を使って伝えたいこと

「ささやか」を使って伝えたいことは、相手に感謝や敬意を表すための謙遜の気持ちです。

一般に、つまらないもの、些細なこと、小さなことと言われていることでも、ある人にとっては、大事なもの、かけがえのない体験、大きな発見であることがあります。その気持ち思いを「ささやか」を使って伝えます。

ビジネスシーンでは「ささやかですが」という形で、気持ちを伝えるために使われます。伝える相手は、広義のプレゼン対象者です。

「ささやか」を使った例文

「ささやか」の意味と使い方|例文3つ・類義語との違い
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「ささやか」を使った例文で、「ささやか」に含まれる気持ちや思いを確認しましょう。

使われている文脈や前後の言葉や状況で、「細(こま)やか」に変化する気持ちや思いを感じとりましょう。

例文1 ささやかですがプレゼントです

「ささやかですがプレゼントです」は、「今私にできることはプレゼントを渡すことくらいしかできませんが、気持ちを受け取ってください」「つまらない品物しかプレゼントできませんが、気持ちを受け取ってください」という意味になります。

「つまらないものですがプレゼントです」は同義にとれますが、「つまらないもの」と「プレゼント」がつながってしまいます。「つまらいものですが、ほんの気持ちです」とします。

例文2 ささやかな歓迎会

「ささやかな歓迎会」は、「大きく派手な歓迎会は無理だけど、歓迎の気持ちだけでも受け取ってほしい」「身内だけの小さな歓迎会だけど、気持ちは立派な歓迎会のつもりです」という意味になります。

「簡単な歓迎会」「小さな歓迎会」のことですが、「ささやかな歓迎会」にすると謙遜や敬意の気持ちが加わります。「心づくしの歓迎会」と言い換えることができます。

例文3 ささやかながらお祝いです

「ささやかながらお祝いです」は、「こんなものでしかお祝いできず、申し訳ございません」「こんなものではあなたは不満でしょうが、私の精一杯のお祝いです」という意味になります。

「お祝い」がお祝いの品の場合は「つまらないものですがお祝いです」と言い換えることができます。

ささやかですが喜ばれます!ちゃんと話す敬語の本

ささやかですが喜ばれます。敬語の本「ちゃんと話すための敬語の本」です。著者は、橋本治氏です。

「なぜ敬語を使うのか」という考察があり、「なぜ『ちゃんと話すための敬語』が必要なのか」の答えが記されています。その答えは「それぞれの人は、色んな人と関わり合う中で、それぞれ距離を置きます。その距離を埋めるために敬語が必要」です。

内容は難しくなく10代向けの本ですが、なるほどと思わせる良書です。

「ささやか」の類義語と違い

「ささやか」の意味と使い方|例文3つ・類義語との違い
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「ささやか」の意味を4つに分けてそれぞれの類義語をご紹介します。意味①「地位や質が劣ること」②「数・量・大きさが水準以下であること」③「大きさ・範囲が制限されたもの」④「乏しい程度であること」に分かれます。

類義語は①「質素」「つまらない」「取るに足らない」②「少ない」「些細」「微々たる」③「小規模」「零細」「心ばかり」④「つまらない」などです。

以下に「ささやか」の類義語と違いをご紹介します。

「つまらない」

「つまらない」の意味は「ねうちがない」「くだらない」ですが、「ささやか」には「ねうちがないけれど気持ちを添えて」「くだらないけれど気持ちを込めて」というニュアンスが加わります。

「つまらないもの」は、そのまま「くだらないもの」で使えます。「ささやかなもの」は、「くだらないものだけれど、気持ちを込めて」「くだらないものだけれど、許して欲しい」と気持ち思いが含まれます。

「取るに足りない」

「取るに足りない」の意味は「取り上げるだけのねうちがない」ですが、「ささやか」は「ねうちがないですが、ちょっと気になる」という語感があります。

「取るに足りない話」は言葉のままの意味「ねうちがない話」「気にしなくてもいい話」になりますが、「ささやかな話」は「大した話ではないですが、少し気になる話」「ありふれた話ですが、私にとっては大事な話」というニュアンスを含みます。

「些細な」

「些細」の意味は「取り上げるねうちがないほど小さなようす」で、「ささやか」と同じ形容動詞です。「些細な」は「ちょっとしたこと」のように、主に「こと」「ようす」に対して使われますが、「ささやかな」は、「こと」「ようす」に加えて「もの」に対しても使われます。

「些細な贈り物」というと、その物はねうちがないという語感になります。「ささやかな贈り物」は贈り物に視点がいき、かつ話者の謙遜の気持ちが含まれます。

「心ばかり」

「心ばかり」の意味は「自分の、そうしたいという気持ちを表しただけ」です。謙遜した言い方です。「心ばかり」は、自分がそうしたいという気持ちを伝えますが、「ささやか」は、より強く謙遜の姿勢を示して気持ちを伝えます。

「心ばかりのプレゼント」の語感と「ささやかなプレゼント」の語感で、謙遜の気持ちが強いのは後者であることが、確認できます。

「気持ちだけ」「ほんの気持ち」

「気持ちだけ」「ほんの気持ち」の意味を「ささやか」は内包しています。それぞれに相手を気遣う気持ちが含まれています。

「プレゼントです。ほんの気持ち(ささやかなもの)なので気にしないでください」「気持ちだけの品物(ささやかな品物)をお届けします」のように使います。

「ささやかな」を上手に使う

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「ささやかな」を意味や使い方に注意して上手に使いましょう。会話で使うときは、謙遜して使う言葉ということを意識しましょう。

間違った使い方をすると失礼になることがあります。注意しましょう。

「ささやかな」は相手を気遣う言葉

「ささやかな」は「相手に気を遣わせない」ようにするための言葉です。相手に気を遣わせないようにしたいと思うことは、相手を気遣っています。

誰でも、贈り物をもらったりお祝いをしてもらったら嬉しいですが、「お返しをしなければ」とか「申し訳ない」という気持ちになります。「ささやかな贈り物」という言葉を添えれば、「お礼やお返しは無用です。気を遣わないようにしてほしい」という気持ちが伝わります。

高価な贈り物などには使用しない

「ささやか」という言葉を高価な物を贈るときには使わないようにしましょう。贈り物は高価なものでも問題ないと考えると、間違えます。「ささやか」の意味は「ちょっとした、目立たない様子」です。

「ささやかなものですが」といって高価なものを渡されたら、どう思うでしょうか。「えっ、こんな高価なものが、つまらないもの、自慢しているのではないか」と思うのではないでしょうか。折角の気持ちが嫌味になってしまいます。

相手から受け取るときには使わない

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相手から贈り物を受け取るときには、「ささやかなもの」という言葉を使わないようにしましょう。

いただいたものに対して「つまらないもの」と言っていることと同じになり、失礼になります。こちらから相手に贈り物をするときに、謙遜して使う言葉です。

「ささやか」は謙遜して使う言葉です。綺麗な言葉です。意識して間違えないように使いましょう。ささやかですが人生に花を添えてくれるでしょう。

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