「おこがましい」の意味と使い方・例文5コ・類語と反対語
更新日:2022年07月07日
この記事がオススメな人
- 「おこがましい」と言われてしまった人
- 自分の行動を謙遜したく、例文を知りたい人
おこがましいの意味
「おこがましい」とは、一般的に、身の程をわきまえない、(自らの立場に対して)不相応、また不相応な言動や行動、出すぎたこと、という意味です。
最近は使われませんが、「おこがましい」には、愚かしい、ばかばかしい、ばかげているという意味も持っています。
漢字表現:烏滸がましい
「おこがましい」の漢字表記には、「痴がましい」「烏滸がましい」があります。
「痴」は、頭の働きがにぶいという意味があり、「烏滸」はばかげている様子を表す意味があります。漢字からも分かるとおり、「おこがましい」には、おろかな出過ぎた行為、という意味があります。
敬語表現の分類
おこがましいは敬語表現ではありません。「おこがましい」の意味が、軽蔑する意味を持つため、おこがましいに敬意を表す意味は含まれません。
「おこがましい」の使い方例文
「おこがましい」は、ビジネスシーンにおいては、自分を下げて使う場合が多くあります。逆に相手に使う場合は、ドラマなどでよく見かけます。
以下では「おこがましい」の使い方を説明していきます。
例文1:おこがましい
「おこがましい!」
ドラマなどではよく、しつこい相手や、失礼極まりない相手に対して「おこがましい」とひとこと発言することがあります。
例文2:おこがましいようですが
「おこがましいようですが、先程の件に関しましては、◯◯に誤りがあったかと思います」
自分の言動に対して「おこがましい」と使い、自分の立場を下げる使い方です。おおよそ、立場上いいづらいことを進言する場合に使います。
例文3:おこがましいですが
「おこがましいですが、指摘させていただきます」
「おこがましいようですが」よりは、強く進言して、自分の正しいと思っていることを伝えるときに使います。
例文4:おこがましいやつだ
「会議中に社長にたてつくなんて、おこがましいやつだ」
何か自分よりも目下や、侮蔑の対象に使います。
例文5:おこがましいお願い
「おこがましいお願いとは存じますが、ご一読だけでもお願いいたします」
かなり自分を下げて、相手に依頼をしたいときに使う表現です。
初回公開日:2017年09月01日
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