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【ビジネス】「身の振り方」の意味と使い方・例文

更新日:2020年08月14日

「身の振り方」という言い回しは、長い会社生活の中では、少なからず耳にするものです。「身の振り方」とは、どの様な意味を持ち、どんな場面で、誰が、誰に対して、どの様に使っている言い回しなのかを、実例を交えながら詳しく紹介します。

「身の振り方を考える」の意味と使う場面

「身の振り方を考える」とは?

「身の振り方を考える」とは、これから先の人生をいかに生きて行くかを考えることです。では、どんな時に、それを考える、或いは考えないといけないのでしょうか。

長い人生には、色々な節目があります。節目には、学校の卒業、就職、結婚、出産というポジティブなものと、そうでない節目もあります。以下に示します後者の節目の際には、それ以降の人生の「身の振り方」を考える必要があります。

「身の振り方を考える」を使う人生の節目

家族と別れる時(離婚)

結婚後に子供をもうけ、家族を増やし家族のために働き定年退職を迎える人生を過ごす人が大半です。しかしながら、何らかの理由により、配偶者と別れる事態、つまり離婚に陥る人も存在します。

この場合は、離婚する際の家族の状況によって身の振り方が異なります。結婚間もない時期で子供がいない場合は、配偶者と自身の振り方だけを考えればよいことなります。

しかしながら、子供が存在する際は、子供の親権の取得、子供の養育費の支払い方法など、解決すべき課題が多く発生しますので、これらを真摯に話し合うことが重要です。この話し合い結果によって「身の振り方」の大半が決まります。

財産を失う時

働く手段のひとつとして、起業があります。誰もが憧れる生き方であり、数々の努力の結果成功し富を築く人々も多く存在します。しかしながら、中には倒産という事態を招き、築いた富を失うことになる場合もあります。失う際の状況によって身の振り方が異なります。

個人経営の場合は、本人と家族の身の振り方だけを考えればよいことなります。しかし規模が膨らみ従業員を抱えての倒産は、従業員の身の振り方を最優先に考える必要があります。再就職の斡旋など、誠意を持った対応が重要です。

職を失う時

学生時代の就職活動においては、誰もが自身が選んで入った会社が経営不振になりリストラされたり、倒産するとは予測していません。また、その様な事態を想定して入社する人もいません。しかしながら、その様な事態に遭遇する人も存在します。

この職を失う際の状況によって身の振り方が異なります。この状況には、色々な形態がありますので、次項以降で詳しく紹介します。

「身の振り方を考える」の使い方

辞職と退職の違い

辞め方

学校を卒業して、希望に胸を膨らませて自ら選択した会社に入り、遣り甲斐のある仕事に従事し、納得できる給料を貰い満足できる役職に就き、定年退職を迎えることができる社員は稀です。

ほとんどの社員は、どこかで、ある程度まで妥協し、定年定職を迎えます。しかしながら、一部の社員は妥協できず中途で会社を辞めることになります。また、会社の都合で辞めさせられる場合もあります。一口に会社を辞めると言っても、以下に示す色々な辞め方があります。

■自己都合で辞める場合
会社に入るということは、「勤務時間」「残業時間」「給与体系」「通勤時間」「福利厚生」「昇格体系」「遣り甲斐のある仕事か」などの色々な条件、環境下で仕事をするということです。しかしながら、これらの内で、妥協できないものが増えてくると辞める事態になります。
 
■会社都合で辞める場合
・リストラ
会社は常に利益を上げ、従業員を養う努力を行ないます。しかしながら、経営陣の見通しの甘さなどにより経営が悪化する事態になると、生き残るために色々の対策を打ちます。その大半を占めるのがコスト削減であり、一番効果があるのが人件費の削減です。

つまり、リストラ、首切りです。若くて独身で、あまり仕事ができない人が対象になる確率が高くなります。これらの人々は、「身の振り方」を考える必要があります。

・倒産
会社として経営悪化への対策が尽きてしまった場合は、倒産するしかないです。この場合は、全社員が解雇となりますので全社員の「身の振り方」を考える必要があります。

・定年退職
周りの人々に祝福され、本人も満足感に浸ることのできる一番望ましい辞め方です。現在の定年の年齢は、多くの会社が60歳がですが、今後は、65歳、70歳と延長されることが予想できます。定年が高齢になると「身の振り方」は考える必要がなくなる可能性もあります。

辞める際の立場によって言い方が異なる(辞職と退職)

辞める際の立場、身分によって「辞める」言い方が異なります。

■辞職とは?
労働組合に所属しない社員(一般的には課長以上の役職者)が辞める際には、「辞職」と言い、「辞表」を会社側に提出します。また、国会議員などの議員が辞める際にも「辞職」と言います。

■退職とは?
労働組合に所属する社員(一般的には係長以下)が辞める際には、「退職」と言い、「退職願」「退職届」を会社側に提出します。

「辞表」「退職願」「退職届」の提出方法

■提出時期
前述しましたとおり課長以上の役職者は「辞表」、一般社員は、「退職願」或いは「退職届」を辞める際の2週間以上前に提出しないといけません。その理由は、円満に辞める必要があるからです。

会社としても突然辞められたら困りますので、事前に通知を受け、後任の選任、引き継ぎなどを行ない、仕事が中断しないことを望みます。辞める本人としても、円満に退社することで、次の転職に好影響を与えることになります。

なお、「退職願」と「退職届」の違いは、前者は、会社側に「辞める」ことを願い出て、会社側の承認を待ってから辞めることになります。場合によっては、後任者の人選に時間を要し、退社時期が大幅に遅れることもあります。

後者は、辞める側が一方的に「辞める」ことを届けるのみで退社時期が遅れることはありません。ただし、一般的には、会社の就業規則で「退職願」と定められています。定められていなくても、「退職願」を使うのが通例です。

■書き方
以下に、「退職願」の例文を示しています。「辞表」「退職届」の場合は、「退職いたしたくここにお願い申し上げます。」の部分が、届け出る意味合いがあるので「退職いたします。」と表現します。その他の部分は共通です。なお、書式は縦書きが望ましいです。

退 職 願
平成〇〇年〇〇月〇〇日
株式会社○○商事
代表取締役社長○○○○殿
○○部○○課
氏名(印)
わたくし事
この度一身上の都合により、平成〇〇年〇〇月〇〇日をもって退職いたしたく
ここにお願い申し上げます。

「身の振り方を考えたい」と伝える場合

前述しました希望に胸を膨らませて自ら選択した会社に入っても、遣り甲斐のある仕事に従事できず、さらに仕事に見合うだけの納得できる給料を貰えないなどの不満が貯まり、それらに対して納得・妥協できない場合は、直属上司に充分に相談すべきです。

相談の結果、部署替えなどの対策を講じてくれた場合は、新天地で頑張れば良いですが、現実はそれほど簡単ではありません。従って、上司との相談の結果、何も変わらないのであれば決断を下し、上司に「身の振り方を考えたい」と告げることで、転職することになります。

この「身の振り方を考えたい」を告げた後は、円満退社に向けて誠意ある対応を取るべきです。上司と相談し後任者への引継ぎ書を丁寧に作成し、取引先にも漏れがない様な挨拶を済ませるべきです。その様な対応をすることで、会社としては、自己都合退社であっても会社都合退社扱いにするなど、転職が円滑にできる様な計らいをしてくれます。

「身の振り方を考えてくれ」と言われたら

会社は、雇い入れた社員は、会社のために良い仕事を行ない利益を出してくれると信じています。そのために、上司は日々指示・指導・育成を行なっています。しかしながら、どの様な丁寧な指示・指導・育成を行なっても、それに応えることができず、会社に貢献できない或いは、やろうとしない社員も存在します。

その様な社員には、上司から「身の振り方を考えてくれ」と言われます。「身の振り方を考えてくれ」ということは、「辞めてくれ」ということですから、これを告げられた社員は、通常は、事の重大さに驚愕し、悔い改め上司の眼鏡に適う仕事をすることになります。

でも、そうならない社員も稀に存在します。その様な社員には、上司から二回目の「身の振り方を考えてくれ」が告げられ、その社員は、直ちに転職の準備に取りかかることになります。

初回公開日:2017年10月18日

記載されている内容は2017年10月18日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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