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【ビジネス】「一翼を担う」の意味と使い方・例文

更新日:2017年10月12日

「一翼を担う」は非常に心地よい言い回しであり、ビジネス、地域社会等多くの世界でよく耳にします。「一翼を担う」が、どのような意味を持ち、どのような場面で、誰が、どのような表現をしているかを、場面ごとの例文を交えながら詳しく紹介します。

「一翼を担う」の読み方と意味

読み方と意味

「一翼を担う」は、「いちよくをになう」と読みます。「一翼」とは、文字通り「ひとつのつばさ」ですが、「つばさ」は、鳥にとっても、飛行機にとっても重要な部分です。このことから、仕事、或いは物事の重要な部分という意味になります。

「担う」とは、肩に物を載せる、つまりかつぐことの意味から、責任を引き受けるという意味です。また、肩に物を載せる場合は、「荷なう」を使います。「一翼を担う」とは、仕事、或いは物事の重要な役割の一部を引き受けて、責任を持って行なうことです。

「一翼を担う」の間違った表現

「一翼を担う」のうち、「翼」を以下のように間違って使うと、全く異なる意味合いになる場合もありますので、注意が必要です。

■「一躍を担う」
「一翼を担う」を「いちやくをになう」と思い込んでいる人が犯す間違いのひとつです。「一躍」とは、一気に地位などが上がること、或いは躍進することです。従って、「一躍を担う」は、意味不明になってしまいます。

このような間違った表現が取引先に届いてしまうと、大恥をかくことになりますので、くれぐれも注意が必要です。「一躍」の本来の使い方は「彼女は、今回の映画のヒットにより、一躍大女優になった」といった具合です。

■「一役を担う」
前述と同様に、「一翼を担う」を「いちやくをになう」と思い込んでいる人が犯す間違いのひとつです。しかしながら、「一役」は「いちやく」とは読まず、「ひとやく」と読み、文字通り「ひとつの役割」という意味です。

「一役買う」と使い、自ら進んで役割を引き受けるという意味です。「彼は、今回の新商品開発にあたっては一役買ってくれました」と使います。従って、「一役を担う」は間違いですが、「一役買う」は、「一翼を担う」とほぼ同じ意味合いです。

「一翼を担う」の使い方と例文

「一翼を担う」と言い回しは、様々に使われています。では、どのような場面で、何を対象として使われているのでしょうか。詳しくみていきましょう。

「一翼を担う」を使う場面

ビジネス

「一翼を担う」は、社員のモチベーションを上げるには大変効果的な言い回しです。

・君たち新入社員は、我が社の将来の一翼を担う存在になることを目標にして精進して欲しい。
・君は、我が社の将来の一翼を担う存在だ。今後とも頑張って欲しい。
・彼を、開発部門の牽引役において一翼を担う人材に育てましょう。
・我が社の売上高において、今回の新商品が一翼を担うはずです。大いに期待が持てます。

地域社会と国

・私は、この地域の経済発展の一翼を担うことを誓い、立候補することを決めました。
・彼は、この地域発展の一翼を担う経済人のひとりです。
・あの方は、この地域のボランティア活動の一翼を担う存在であり、頭の下がる思いです。

・この学校は、この地域の産業発展の一翼を担う人材を輩出してくれました。
・この建物は、今でも住民の生活に欠かせない存在でありながら、歴史的建造物として観光資源の一翼を担う存在です。
・核廃絶に向けて、国際社会において日本が一翼を担う必要があります。

スポーツのチーム

・私は、一生懸命練習してチームのオリンピック出場の一翼を担う選手になることを誓います。
・彼の演技は大変すばらしいものばかりであり、チーム全体のレベルアップの一翼を担う選手です。
・彼は、このチームのレベルアップ活動の一翼を担う選手であり、安心してキャプテンを任せることができます。
・このチームは、このスポーツの発展の一翼を担う数多くの選手を輩出してくれました。

教育現場

・私は、様々な努力を重ね、教育レベル向上の一翼を担う教師になることを誓います。
・彼の指導力には人並み以上のものがあり、学年全体のレベルアップの一翼を担う教師のひとりです。
・あの方の教育理念はすばらしく、今日の教育レベル維持の一翼を担う教師のひとりです。
・我々教師陣の努力により、今後においてもこの地域の産業発展の一翼を担う人材を輩出していきましょう。

「一翼を担う」を使う対象


「一翼を担う」を使う対象は、以下のように3種類に分類できます。前述の「使う場面」で紹介した例文を、この観点から再分類をしました。

「人」に対して

■自分に対して
・私は、この地域の経済発展の一翼を担うことを誓い、立候補することを決めました。
・私は、一生懸命練習してチームのオリンピック出場の一翼を担う選手になることを誓います。
・私は、様々な努力を重ね教育レベル向上の一翼を担う教師になることを誓います。

■自分以外の第三者
・君たち新入社員は、我が社の将来の一翼を担う存在になることを目標にして、精進して欲しい。
・君は、我が社の将来の一翼を担う存在だ。今後とも頑張って欲しい。
・彼を、開発部門の牽引役において一翼を担う人材に育てましょう。   

・彼は、この地域発展の一翼を担う経済人のひとりです。
・あの方は、この地域のボランティア活動の一翼を担う存在であり、頭の下がる思いです。
・彼の演技は大変すばらしいものばかりであり、チーム全体のレベルアップの一翼を担う選手です。

・彼は、このチームのレベルアップ活動の一翼を担う選手であり、安心してキャプテンを任せることができます。
・彼の指導力には人並み以上のものがあり、学年全体のレベルアップの一翼を担う教師のひとりです。
・あの方の教育理念はすばらしく、今日の教育レベル維持の一翼を担う教師のひとりです。

「人」以外の物、団体、集合体、国

・我が社の売上高において、今回の新商品が一翼を担うはずです。大いに期待が持てます。
・この建物は、今でも住民の生活に欠かせない存在でありながら、歴史的建造物として観光資源の一翼を担う存在です。
・この学校は、この地域の産業発展の一翼を担う人材を輩出してくれました。

・このチームは、このスポーツの発展の一翼を担う数多くの選手を輩出してくれました。
・我々教師陣の努力により、今後においてもこの地域の産業発展の一翼を担う人材を輩出していきましょう。
・核廃絶に向けて、国際社会において日本が一翼を担う必要があります。

「一翼を担う」と「一端を担う」の違い

初回公開日:2017年10月12日

記載されている内容は2017年10月12日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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