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【ビジネス】「お客様各位」の意味と使い方・例文

更新日:2020年03月11日

仕事をしているとき、ビジネス文書作成をする場面に出くわすことがありますよね。その時に正しく文書作成することができますか。今回は「お客様各位」という言葉を正しく理解し、正確な場所で「お客様各位」という言葉を使いこなせるためのヒントをご紹介していきます。

お客様各位とはどういう意味?

仕事中に上司からお客様向けのビジネス文書の作成を任された場合に、書き出しの文章はどんな言葉をつけていますか。書き出しの文として「拝啓」や「謹啓」などを使う場合もありますが、宛先を示す場合はどうやって記載しますか。

ビジネス文書を作りなれているビジネスマンや事務職の人であればすぐに答えが分かりますが、普段ビジネス文書とは縁遠い仕事をしている場合や、学生でまだビジネス文書を作成したことがない場合は答えにくい問題です。

そして、宛先がお客様の場合はどのように記載すればいいでしょうか。宛先がお客様になる文章などなかなか作成する機会はないでしょうが、もしも作成する場面になった時のために知っておくといいでしょう。

「お客様へ」という軽い表現をする場合はメモ書きなどではありますが、ビジネス文書で見かけることはありません。多くの場合が「お客様各位」という言葉を使います。自分で作成しなくても、よくお店の掲示物やお店からのお知らせが書いてある張り紙などで「お客様各位」という言葉を見かけることはありませんか。

そのように宛先として使っている「お客様各位」とはどんな意味を持っているのでしょうか。

各位ってどういう意味?

お客様はそのビジネス文書を送る先=宛先になりますが、そもそも「各位」という言葉はどういう意味でしょうか。「お客様各位」ではなく、「各位」だけ文章の書き出しに記載されている場合もあります。よく見かける言葉ですが、どういう意味合いがあるでしょうか。

調べてみると、辞書では、

大ぜいの人を対象にして、その一人一人を敬って言う語。皆様。皆様方。

出典: https://dictionary.goo.ne.jp/jn/38542/meaning/m0u/ |

と記載されています。ということは、「お客様各位」とは「お客様皆様」という意味になります。これで「お客様各位」という言葉の意味が分かりました。

お客様各位という表現は正しいの?

「お客様各位」という意味が「お客様皆様」だということが分かったところで、その表現の仕方は正しいのでしょうか。ビジネス文書の中で使っても大丈夫な言葉なのかしっかり分かった方が使いやすいです。ただし、なんだか「様」が続いているのでおかしいように見えます。

「お客様」は敬語になります。「各位」という意味は辞書では「敬って言う語」となっていたため、それも敬語にあたります。その二つの言葉が続くということは、二重敬語になっているということです。そのため表現としては厳密には正しくないと言えるでしょう。ただし、ビジネスシーンにおいては「お客様各位」というのは定着しているので、使用しても問題ないという認識が一般的になっています。

お客様各位以外の二重敬語になる類似の言葉は?

同じように使われそうな「担当者様各位」や「利用者様各位」などは二重敬語になってしまい、敬語が分かっていない、ビジネス用語が分かっていないと相手に認識されてしまうので、注意が必要です。

なかなか二重敬語など難しい内容になってしまいますが、「お客様各位」という言葉は使っても問題ないということです。

どういう場面で使うの?

「お客様各位」は使っても問題がないということが分かりましたが、どういう状況、どういう場面で使うことが多いのでしょうか。先に紹介したように、「各位」だけでも会社内で回覧される文書や、社内でのお知らせが書かれたメールなどの書き出しに記載されていることが多くあります。

おおぜいのお客様向けになるので、多くの人へ同一の文章を送るときの宛先の部分によく使われています。店舗からのお知らせや得意先へ向けた文書などの書き出しにも使われています。なかなかラフな手紙やメモにはないですが、閉店や営業時間変更などの重要なお知らせをしたいときに使われていることが多いです。

また、ビジネス文書で多く見られる表現ですが、常連の店からのはがきや手紙にも記載されている場合もあります。

文書というと紙媒体だけのものだと思いがちですが、紙媒体に限らず、インターネット上でも目にすることがあります。例えば、ある店舗のインターネット販売をしているホームページ上でのお知らせが記載されてあるところや、ホームページ上でのルールや訪問してくれるお客様への注意喚起を記載してあるところなどに使われています。先にも少し紹介したように、社内でのメールの中にも使われていることがあります。

なかなか「お客様各位」という言葉だけに特化して日常を送っていなければ、どこで使われているのか気づきにくいですが、探してみると様々な場面、様々な用途で使われています。

実際に使ってみよう!

使う場面、使われている場面が分かったところで、実際に使っている実例を紹介させていただきます。この実例をもとに、実際にビジネス文書作成を依頼されたときや作成するときのヒントになります。

ビジネス文書の書き出しで「お客様各位 貴社ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。」と使われていることが一番多く目にします。他にも「お客様各位 平素は格別のご愛顧を賜り、誠にありがとうございます。」という文面の場合もあります。

多くの場合、「お客様各位」という単独で使われておらず、必ず他の文章(主に前文)とセットで使われています。

案内文で使うときの注意点は?

ビジネス文書で多く見られる「お客様各位」ではありますが、案内文と呼ばれる、文書を作成している側からのお知らせや案内で使う場合が結構あります。お知らせや案内は大勢の人が目にする文書になります。その場合、ビジネスマンとして使う場合の注意点はあるのでしょうか。

先に紹介したいように、「お客様」「各位」というのは二重敬語になりますが、ビジネス用語として一般的になっているので、問題なく使用することができます。ただしそれは「お客様各位」だけであって、他の敬語に「各位」をつけると二重敬語になってしまう場合もあるので注意が必要です。

また、皆様という言葉の後に敬語にあたる「様」や「御中」をつけると二重敬語になるので、つけないように注意しましょう。

敬語は相手を敬う大事な役割のある言葉ですが、過剰に敬いすぎてつけすぎるのも相手に失礼になりますので注意しましょう。

使用する場所の注意点は?

「お客様各位」は多くの場合が書き出しに使用されます。案内文の宛先として使用されることが多いので、文書の左上に記載するように注意が必要です。詳しくビジネス用語で紹介すると、「お客様各位」というのは宛先、送付先になります。そのため、前文となる「貴社ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。」などの文章とは区別して記載する必要があります。

他にも一般的には左側に宛先、右側に送付者(自分自身の氏名など)を記載し、中央にタイトル、件名を記載します。ビジネス文書にはここで紹介しきれないほどの基本スタイルやルールがあります。それを理解した上で作成することが大事です。

「お客様各位」を自信を持って使っていこう!

初回公開日:2017年10月10日

記載されている内容は2017年10月10日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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