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「深くお詫び申し上げます」の意味と使い方・類語・敬語

更新日:2020年08月14日

「深くお詫び申し上げます」という言い回しは、事件・事故・不祥事が発生する度に、各メディアから出てきます。では、この「深くお詫び申し上げます」には、どのような意味があり、誰が、誰に、どのような場面で、どのように使っているかを、実例を交えて詳しくご紹介します。

「お詫び」の必要性

弘法大師もミスをすることがあります。ましてや人間が行なうビジネスの世界でも、どんなに注意を払っていてもミスやトラブルは発生します。昨今は、コンピューター化が進み人の介在が少なくなり、ミスやトラブルが以前に比べて減少しております。

しかしながら、そのコンピューターも人間の指示(プログラム)で動いておりますので、ミスやトラブルを完全に「ゼロ」にすることは不可能です。そこで、万が一ミスやトラブルが発生した際には、そのミスやトラブルによって、迷惑や被害を被った相手(顧客、取引先、上司)に対して、まずは「敬語」を使って「お詫び」をする必要があります。

そもそも敬語とは?

敬語とは、目上(顧客、取引先、上司)の相手に敬意を表すためのものであり、3種類があります。一つ目が、相手を上において敬意を表す尊敬語です。二つ目が、自分を相手より下に置く、つまり謙ることで敬意を表す謙譲語です。

三つ目が、語尾に「です」「ます」「ございます」をつけて丁寧さを表すことで相手に敬意を表す丁寧語です。ビジネスにおいては、この3種類の敬語をTPOに合わせて適宜・適切に使うことが重要です。

「深くお詫び申し上げます」の意味

ミスやトラブルが発生した際に、相手が同僚や身内の場合は「済みません」「ごめんなさい」で済みます。しかしながら、目上の人には、このような言い回しは厳禁であり、以下のような敬語を使います。下に行くほど「丁寧さ」「敬意の度合い」「謝る気持ちの大きさ」が増していることがお解りいただけます。

・申し訳ございません。
・誠に申し訳ございません。
・お詫び申し上げます。
・深くお詫び申し上げます。

最上位の謝意を表す「深くお詫び申し上げます」を分解すると「深く」+「お詫び」+「申し上げる」+「ます」となり、さらに分析しながら組立てると次のようになります。

「詫びる」という行為を丁寧語にすると「お詫びする」、自分の行為を謙譲表現する「申し上げる」に丁寧語の「ます」をつけて「お詫び申し上げます」となり、「謝る気持ちの大きさ」を表現するために先頭に「深く」を付けると「深くお詫び申し上げます」が完成します。

「深くお詫び申し上げます」を使う場面

ビジネスにおいてミスやトラブルを起こし「深くお詫び申し上げます」を使う相手は、大きく別けて二つあります。一つは、ミスやトラブルを起こした企業の社外の相手であり、顧客と取引先です。もう一つは、社内の相手であり、主に上司です。

顧客へのお詫び

庶民の生活に直結した製品・商品・サービスにおいて、ミスやトラブルが発生した際の影響は大きく、発生後の迅速な対応が必要であり、まずは、顧客に対するお詫びから始まります。

製品(商品)不具合やサービス不良

■自動車
出荷検査の不正行為、製品不良による交通事故が発生した際は「深くお詫び申し上げます」を使い謝罪が必要です。

■電化製品
製品不良による「発火などの事故」「人体への健康被害」などの発生に対して「深くお詫び申し上げます」を使い謝罪が必要です。

■食品
製造不良による「異物混入」「食中毒」「人体への健康被害」などの発生に対して「深くお詫び申し上げます」を使い謝罪が必要です。

■接客サービス
店員の態度、言葉遣い、服装などが顧客への不信感・不快感を与えた際には「深くお詫び申し上げます」を使い謝罪が必要です。

公共交通の遅延及び事故

電車・バス・飛行機などの公共交通の運営企業側の管理体制やシステムの不具合が原因で、遅延や事故が発生した際は「深くお詫び申し上げます」を使い謝罪が必要です。

取引先へのお詫び

納期遅れ、製品(商品)の数量過不足・取り違え、支払い遅れなどにより、取引先に損害を与えた際には「深くお詫び申し上げます」を使い謝罪が必要です。

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初回公開日:2017年12月07日

記載されている内容は2017年12月07日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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