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「齟齬」の対義語・使い方・類語|ビジネスシーン/齟齬が生じる

初回公開日:2017年12月25日

更新日:2020年08月14日

記載されている内容は2017年12月25日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。

また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

「齟齬」という言葉の意味や、その対義語の使い方について解説します。漢字の難しい熟語に込められた微妙なニュアンスや、使い方の注意を、ビジネスでもよく使う対義語の意味や使い方と共に説明します。また「祖語」との違いにも注目し、「齟齬」について役立つ情報を紹介します。

「齟齬」の意味と対義語は

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※画像はイメージです

私たちが日ごろよく目にする言葉に「齟齬」があります。「齟齬」とは、何やら難しい漢字が二つ並んだ熟語です。「齟齬」は「そご」と読みます。

「齟齬」とは、「物事に対する考え方の視点がずれていて、上手くかみ合わないこと」「意見が食い違うこと」「行き違い」という意味の言葉です。

「齟齬」は使い方に注意すべき言葉?

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「齟齬」の「齟(そ)」という漢字には、「歯を何度もかみ合わせる、噛む」という意味があります。「齬(ご)」は、「食い違う、上手く噛み合わない」という意味です。つまり「齟齬」とは、「(互いの)考え方にズレがあるため、何度かみ合わせようと議論しても、いっこうに噛み合わない」という意味になります。

このように「齟齬」とは、物事に対する自分の考えや意見を、相手に伝えようといくら苦労をして説明しても、その捉え方に根本的なズレがあるために、これではきっと永遠に理解してもらえないと、相手に対して「何とかしてほしい」と非難を込めて訴えるという言葉です。

そのため、「齟齬」は一見きちんとした言葉遣いに聞こえますが、実際には家族や気心の知れた友人など、ごく親しい関係の相手でなければ、使うべきではない言葉です。

立場が上の人には使うべきではない

「あなたの考え方には齟齬があります」など、相手の対応に「齟齬がある」と言ってしまうと、「受け止め方が根本的に間違っているため、しっかりと聞いてほしい」と相手を直接非難することになります。

「齟齬」とは、自分の考えが上手く伝わらない相手に対して「解釈が間違っていますから、きちんと聞いてください」と、相手の態度を訂正してほしいと、はっきりと要求する言葉です。

「齟齬」は、家族や友人など親しい相手ならともかく、職場の上司など立場が上の人や、あるいは顧客に対して、直接「あなたとは齟齬がある」などと言ってしまうと、大変横柄な態度と受け止められ、確実に気分を悪くしてしまいます。

「齟齬」はビジネスでは厳禁の言葉

「齟齬」は言葉も短く簡潔で、丁寧な単語だと感じて、会話や文章など便利に使えるかと考えますが、文字の潔(いさぎよ)さとは裏腹に、相手に対してはっきりと非難する言葉です。

このため「齟齬」という言葉は、相手について直接使うのではなく、客観的に「○○さんとの意見に齟齬が」や、「我が社と取引先との間で見解の齟齬があり」と言う風になら、使っても構いません。

「齟齬」は、目上の人や顧客など、敬意を示して接すべき相手に対して直接には、決して使うべきではありません。そのため、ビジネスシーンにおいては使えない言葉だということを、よく理解しておきましょう。

「齟齬」の対義語について

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「齟齬」とは、「物事に対する考え方に食い違いがあり、これではいつまでたっても噛み合うことがない」と、相手を否定し、直接非難する言葉です。「齟齬」は、ごく親しい間柄でない限りは使うべきではなく、特にビジネスシーンでは決して使ってはならない言葉です。

「齟齬」には、全く反対の意味を持つ対義語があります。「齟齬」の対義語には「符合(ふごう)」「疎通(そつう)」があります。

「齟齬」の対義語である「符号」「疎通」は、「齟齬」とは違って、ビジネスシーンや日常生活においてよく使われている言葉です。これら「齟齬」の対義語の意味や使い方について紹介します。

「齟齬」の対義語の使い方は

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「齟齬」の対義語には「符号」「疎通」があります。

「齟齬」が「物事に対する考え方が食い違い、とても噛み合わない」という意味を持つのに対して、これらの対義語は、どちらも「意見がぴったり合う」「考えが相手に通じる」といった意味の言葉になります。

「齟齬」の対義語「符号」「疎通」は、日常生活やビジネスにおいてどんな使われ方をするでしょう。これら「齟齬」の対義語の意味や使い方について紹介します。

「符号」の意味と使い方は

「符号」という言葉の意味は、「割符(わりふ)が合う」「(二つ以上の)物事がぴたりと照合し、対応すること」です。

割符とは、小さな木の板や竹などにしるしを書き、それを二つに割ったものを言い、それぞれが割れた片方ずつを所有し、後にそれらを合わせて照合させることで、真偽を確認するための証拠として用いた、いわゆる「割札(わりふだ)」のことで、「割符(さいふ)」「切符(きりふ)」とも呼びます。

「符合」とは、お互いが持つ割符を合わせると、ピタリと合うみたいに、それぞれの意見や考え方が調和するという意味の言葉です。「符合」は、ぴったりと噛み合うという意味で、「齟齬」と対義語になります。

「齟齬」の対義語、「符合」の使い方としては、「符合する」「符合している」「符合する~がない」などがあります。

「疎通」の意味と使い方は

「疎通」とは、「考えが相手に通ずること」「支障なく通ずること」という意味の言葉です。

「疎通」の「疎(そ)」は、「物と物との間に隙があり、まばらな様子」「大雑把(おおざっぱ)でいいかげんなこと」という意味があります。

また「疎通」の「通(つう)」には多くの意味があります。まずは「滞りなくとおり抜ける」という「通行(つうこう)」の「通」、次に「共通(きょうつう)」「通用(つうよう)」など、「全体に行きわたる、一般に広く行われる」という意味の「通」、「通算(つうさん)」「通年(つうねん)」など、「ある範囲の全てにおよぶ」という意味です。

さらに「通信(つうしん)」「通知(つうち)」など、「相手に何かを伝える」という意味。「食通(しょくつう)」「事情通(じじょうつう)」など、「物事を広く知る、物知り」という意味などです。

「疎通」とは考えがきちんと伝わること

「疎通」とは、「疎」という、まばらで隙間がある、大雑把なものを、「通」、その全ての範囲で全体を把握し、相手に滞りなく伝えるという意味になります。要するに「疎通」とは、「相手の考えについて、その話の一字一句を理解し、全てを把握して滞りなく伝えること」という意味になります。

「疎通」は、考えが伝わるという意味で「齟齬」の対義語です。「疎通」の使い方としては、「意思の疎通」「疎通をはかる」「疎通を欠く」「疎通がない」などがあります。

ビジネスシーンでの使い方

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「齟齬」の対義語、「符合」「疎通」は日常的によく使われている言葉です。これら「齟齬」の対義語は、日常会話はもちろん、ビジネスメールや手紙など文章作成においても、大変便利に使える言葉です。

「齟齬」の対義語、「符合」「疎通」のビジネスシーンでの使い方を、例を挙げて紹介します。

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