「ご用命ください」の意味と使い方・例文|ビジネス/上司
更新日:2020年03月06日
「ご用命ください」の意味と使い方とは?
「ご用命ください」という言葉が使われているのを一度は聞いたことがあるでしょう。しかし「ご用命ください」を、いざ自分が使ってみようとすると、意外と難しく感じてしまうのも事実です。難しく感じてしまう原因の1つは、「ご用命ください」という言葉の意味について正確に理解していないことがあげられます。
そのため、これから「ご用命ください」というフレーズを自分の会話の中に取り入れることができるようになるためにも「ご用命ください」の正しい意味について詳しく紹介します。
「ご用命ください」の「用」の意味
「ご用命ください」という言葉の意味を理解するためには、このフレーズを2つの部分に分けて考えることができます。1つ目に意味を理解したいのは「ご用命ください」の「用」という言葉になります。「用事」の「用」という言葉が「ご用命ください」の組み込まれることによって「用事を申し付けてください」という意味を相手に対して伝えていることになります。
「ご用命ください」の「命」からわかること
2つ目の部分は「ご用命ください」の 「命」という言葉になります。この言葉から連想されるのは「命令」というフレーズではないでしょうか。そのため、用事があったら自分に「命じてください」という意味も含まれているフレーズになります。
そのため「ご用命ください」の意味は「用事を私に命じてください」 となります。「ご用命ください」という言葉の漢字の意味がそのまま反映されていることになりますので、比較的わかりやすいです。
「ご用命ください」の例文
「ご用命ください」の意味について正確に理解することができていたとしても、例文に精通していなければ、普段の会話の中で「ご用命ください」を取り入れるのは非常に難しいくなってしまいます。そのため、これから「ご用命ください」の使われている例文を詳しく紹介します。
ますよう
まず、最初に取り上げることのできる例文は「ご用命ください」と「ますよう」と組み合わせたフレーズになります。簡単に「ご用命くださいますよう」という文章を作成することができます。注目したいのは「ご用命くださいますよう」の後に、他の文章を付け足すことができるという点です。
そのため、1つの文章であったとしても2つ以上の考えを表現したい時に「ご用命くださいますよう」というフレーズを使用することができることになります。
後半に「よろしくお願いいたします」を
例えば「ご用命くださいますよう、よろしくお願いいたします」というフレーズを作成したとします。この表現を使うことによって「用事があった時には、何でも命令してください。よろしくお願いします」という意味を相手に対して伝えていることになります。必ずしも用事が生じるかどうかはわかりませんが、用事が生じた時に備えてこのフレーズを使うことができます。
目上の人に対する深い気遣いを示したい時や、目上の人が抱えているたくさんの仕事を少しでも助けてあげたいと考えているのであれば「ご用命くださいますよう、よろしくお願いいたします」で自分の気持ちを率直に相手に対して表現することが可能になります。おそらく、この言葉を言われている人も嬉しく感じるはずです。
まして
「ご用命ください」と「まして」という言葉を組み合わせたフレーズを作成することができます。この場合も「ご用命くださいまして」と、2つのフレーズを一緒に組み合わせることによって使用することが可能です。しかし、この場合は、自分に対する命令が「過去に」行われていることによって使用できるフレーズであることがわかります。
例えば「ご用命くださいまして、誠にありがとうございました」という例文を作成することができます。このフレーズによって「あなたは、その用事について、私に対して命令してくれました。本当にありがとうございました」という意味を相手に対して伝えることが可能になります。
まだ、相手が自分に対して何の命令もしていないのにもかかわらず「ご用命くださいまして」というフレーズを使ってしまうと非常に違和感があります。相手が意味をしっかりと理解できるように、使い方に注意することが大切です。
ビジネスでの「ご用命ください」の使い方
「ご用命ください」の使われているフレーズを普段の会話の中で上手に使うことができる人であったとしても、ビジネスの場面での言葉遣いに戸惑いを覚える人は少なくありません。ビジネスの場面では、独特の言葉遣い使われることがあるからです。そのため、これから「ご用命ください」のビジネスでの使い方を詳しく紹介します。
初回公開日:2018年04月11日
記載されている内容は2018年04月11日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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