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「他言無用」の意味と使い方・類語・対義語・読み方・例文

初回公開日:2018年05月26日

更新日:2018年05月26日

記載されている内容は2018年05月26日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。

また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

誰にも話してはいけないということを伝えたいときに使用する「他言無用」という言葉の、きちんとした意味や英語での言い方をご存知でしょうか。「他言無用」の正しい読み方、そして使い方や使う際の注意などをご紹介します。正しい日本語を使いたい人必見です。

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「他言無用」の読み方

よく使われる言葉や、よく目のする言葉なのに、知っているようで知らない言葉は意外に多く存在します。きちんと意味や読み方を理解しているはずなのに、実は間違っていて恥ずかしい思いをしたことがある方も多いことでしょう。

今回はそのようなワードの中から「他言無用」という四文字熟語にスポットをあててご紹介していきます。「他言無用」についての意味や使い方をお話しする前に、まずは「読み方についてお話しします。

「他言無用」はなんと読むかご存知でしょうか。

「他言無用」は何と読むのが正解か

「他言無用」は「たごんむよう」と読みます。しかし、実は読み方はこれだけではありません。「他言無用」は「たごんむよう」と読むが一般的ですが、「たげんむよう」と読むことができます。

「たげんむよう」は間違い?

他言無用の読み方は「たごんむよう」でも「たげんむよう」でもどちらでも正解です。しかし一説では「たげんむよう」とは読まないという説明をしているところもあります。

「たげん」と読むには「他言」ではなく「多言」とするという考え方から来ています。ちなみに「多言」とは「他言無用」の意味合いとはかなり異なり、口数が多いことや、饒舌であることを意味します。

しかしこれはあくまでも漢字が「多言」の場合の話です。「他言無用」は「たげんむよう」と読んでも間違いではありません。しかし「たごんむよう」と読むほうが一般的で、誤解を招くこともありませんので、「他言無用」は「たごんむよう」と読むことをおすすめします。

英語での「他言無用」

日本語の「他言無用」の読み方は2とおりありますが、実は「他言無用」の英語表記はそれよりももっと多く存在しています。

・Not a word to anyone.

・Don't tell anyone.

・Don't tell it to anyone.

・Keep it to yourself.

・Keep it between us.

・Keep it hush-hush.

「他言無用」を英語にするだけでこんなにもあるのかと思われることでしょう。しかし実のところ他にもまだ「他言無用」の英語表記はあり、簡潔で直訳的な「very secret」や「button one's lips」などもあげられます。

「他言無用」の意味と使い方

それではここからは「他言無用」という言葉が持つ意味についてお話ししていきましょう。

「他言無用」という言葉は「他言」と「無用」という二つの言葉から成り立っています。「他言」とは内緒の話を他の人にすることを意味しており、「無用」はいらないことであったり、必要でないということを指しています。

この二つが組み合わさることで完成する「他言無用」とは、いま話した内緒の話を、ここにいない第三者、誰かに話してはいけないということを意味しています。

お願いする時にも使うことができる

他言無用という言葉は、この話は他の誰にも話さないで下さいとお願いする意味としても使うことができます。つまり、使う相手はあまり選ばない言葉ということになります。

ただし、ビジネスの場などで自分よりも立場が上の方に「他言無用で」と言ってしまうことはあまりスマートではありません。やはり目上の方への言葉づかいにはもう少し丁寧さが求められます。

そのような場合の言いかえについては後程詳しくご紹介いたします。

メール

「他言無用」の話をメールでする場合、文章としては特に難しく考えず、話の最後にメールの内容について「他言無用でお願いします」などの一文を付け加えればOKです。

「内容につきましてはご他言無用にしていただけますようお願いいたします」

このような書き方をすれば簡潔で相手にも明確にメールの内容を他に漏らしてはいけないことが伝わります。相手の方によっては最後の部分を「お願い申し上げます」にしてもかまいません。

情報化社会だからこそ注意したいメール

メールの場合、会社のアドレス、パソコンを使用していることが大多数です。そのパソコンが共用であったり、誰でも内容を確認できてしまう可能性自体も低くはありません。

メールの本文に個人情報や、営業情報、他社との機密保持内容やその他の機密情報が記載されている場合は、他言無用とお願いするだけではなく、できれば読んだら削除してもらうぐらいの気持ちでメールを書くほうが良いでしょう。

なぜ他言無用であるかということについても、きちんと明確に触れておくことも大切です。

ビジネス

「他言無用」という言葉はビジネスシーンのみならず、日常的にも使用できる言葉です。しかしビジネスのシーンでは、日常生活で使用される時以上にその時の情報の取り扱いに慎重にならなくてはいけません。

ビジネスは人と人との信頼関係で成り立っています。その信頼関係こそが会社同士であったり、企業と顧客との関係性であったりを確かなものにしています。

つまり、他言無用と言われた場合、お願いされた場合は、その約束は決して反故にしてはいけないということです。

社会生活において口が堅い、約束が守れる人というのは信頼を得ることができます。その信頼は簡単に崩れてしまうものでもありますので、「他言無用」という言葉の重さをきちんと理解しておきましょう。

「他言無用」の敬語での言い方

先ほどもお話ししましたが「他言無用」という言葉は「慣用句」にあたります。「慣用句」とは二つ以上の異なる意味を持つ単語が組み合わさった言葉を指しています。

つまり、「他言無用」を敬語として言い換える必要は特にはありません。「この件につきましては他言無用にお願いいたします」などでも全く問題はないでしょう。

しかし、「他言無用」という言葉そのままでは少々丁寧さに欠ける印象を与える可能性があります。その場合はどのように言いかえるかについて考えてみましょう。

「他言無用」を丁寧な表現にするには

もっとも一般的によく使われている言い方は、分の頭に「御」となる「ご」をつけることで丁寧さの度合いをあげる方法です。

例)ご他言は無用に願います

もちろん、最後に続けている「願います」をもっと丁寧に「お願いいたします」や「お願い申し上げます」とすることでも印象は変化します。

これよりさらに丁寧さを必要とする相手に対して「他言無用」を使いたい場合は、以下のようにしてみましょう。

例)ご他言はお慎みくださるようお願い申し上げます

このように変化させることで、言葉から受ける印象がかなり固く、丁寧になりました。ちなみに「他言無用」を使わず伝えるには「ご内密にお願いします」という言い方にしても問題ありません。

「よろしくお願いします」は不自然?

先ほどご紹介した例文二つの最後を「よろしくお願いします」とするのは、誰かに話すことはだめだという禁止事項に続けるにはいささか不自然な言い回しとなります。

「よろしくお願いします」という言葉には、状況を改善したりなど良い方向へ向かわせる意味合いがあります。また何かについて配慮してほしい場合や、尽力するように依頼する際にも使用する言葉です。

したがって、「他言無用」とする場合は「よろしくお願いします」ではなく「お願いします」と言い切る形で言葉をまとめましょう。

「他言無用」の例文

ここまでににも「他言無用」を使った例文はいくつかご紹介していますが、改めていくつかの「他言無用」を用いた例文をご紹介していきます。

お願いをする場合

「今日ここで聞いたことは他言無用にしてください」

「昨日見たことは他言無用でお願いします」

禁止事項というより「誰にも言わないでください」というお願いをするニュアンスが強い場合の例文です。

機密事項や個人情報などの場合

「ここで知り得た情報につきましては他言無用といたします」

「今回の会議の内容は他言無用となります」

「この資料には個人情報が記載されていますので、内容につきましてはご他言無用にしていただけますようお願いします」

はっきりと機密事項や個人情報を漏えいさせないために、それらを明確にして他言無用である旨を伝える例文です。

「他言無用」の類語

他言無用という言葉にはどのような類義語があるのでしょう。相手との関係性次第では他にも言いかえが可能な類語がありますので、いくつかご紹介してみましょう。

ビジネスの場でも使える類義語

・口外無用

・御内密に

・極秘情報

この3つなどは、ビジネスの場でも使い勝手の良い「他言無用」の類語です。

「口外無用」は当てられている漢字からも察することができるように、他の人に話をしたり、知りえた秘密を漏らしてたりしてはいけないという意味があります。「口外」がこの中の「他人に話すこと」「秘密を漏らすこと」にあたります。

「門外不出」は、「他言無用」とは少し異なりますが類義語としてもあげられます。ただし、「門外不出」の場合は、言葉の上での秘密を洩らさないという意味合いではなく、貴重なものを家から持ち出さずに大切にしまっておくことが本来の意味です。

しかし、資料などを他人に見せたり、持ち出したりしないという意味合いでも使用できますので、状況次第ではビジネスの場で「他言無用」に近い形で使用することができます。

ライトな関係で使う場合の類義語

家族や友人などの近しい関係の方や目下の人に対してであれば、他言無用よりももっとライトな言い回しも可能です。

シンプルに「内緒だよ」であったり「ここだけの秘密」などが分かりやすくて良いでしょう。命令口調になってしまいますが「黙っていろよ」なども「他言無用」と同じ意味合いになります。

お願いする印象が強い場合は「言わないでください」でもOKです。

ことわざ

他言無用に関することわざといえば以下のことわざがあげられます。

「話の蓋は取らぬが秘密」

誰にも話さなければこの話は秘密として保つことが可能です。したがって、うかつに人に話すものではないという意味があります。意味を知るとかなり「他言無用」と近い意味を持っていることが分かります。

「他言無用」の対義語

「対義語」とは対になる言葉を意味しています。「他言無用」という言葉自体には「対義語」はとくに存在しません。そこで他言無用を2つに分けた単語で見てみましょう。

「他言」の対義語としてあげられるのは「寡言(かげん)」となります。「寡言」とは口数が少ないことや無口なこと、無口な人のことを指します。「寡黙」といえば分かりやすいでしょう。

「無言」の対義語は「入用(にゅうよう)」や「有用(ゆうよう)」があげられます。

「入用」とは、何かの用を足すのに必要なことやそのさまを指しています。「いりよう」とも読めます。「有用」については、役に立つことであったり、そのさまを指しています。

これらを組み合わせて使う言葉はとくにありませんので、「他言無用」の対義語としてではなく、それぞれの単語の対義語として覚えておきましょう。

信頼関係がものをいう「他言無用」のルール

「他言無用」という言葉についてご紹介しました。

多くの言葉は当てられている漢字の意味を知ることで、その言葉が持つ意味や使い方が理解できます。「他言無用」もその一つで大変わかりやすく明快な言葉となっています。

先でもお話ししましたが、「他言無用」の使い方も覚えておくに越したことはありませんが、「他言無用」となることの取り扱いにはくれぐれも慎重になりましょう。

ビジネスの場では信頼は何にも勝る武器であり防具となります。相手との関係性や信頼関係をきちんと見定めてうまく「他言無用」という言葉を使うようにしてください。

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