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「貴社様」の意味と使い方・例文・間違いなのか|履歴書/メール

初回公開日:2018年10月23日

更新日:2020年08月14日

記載されている内容は2018年10月23日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。

また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

よく見かける「貴社様」という表現、よく考えれば間違っているのが分かるはずです。でも周りが使っていると気づかないのも事実です。いったん間違って覚えてしまうとなかなか直せないものです。大事な履歴書・面接・お仕事で失敗しないよう、正しい使い方を覚えておきましょう。

「貴社様」の意味と使い方

「貴社様」の意味と使い方・例文・間違いなのか|履歴書/メール
※画像はイメージです

「貴社様」とは、相手の会社を呼ぶときの敬語表現になります。ビジネスシーンでよく使われますが、主に文書で用いられ、会話で出てくることはほとんどありません。使い方については、次の履歴書」「メール」「手紙」の項で例文を通してご紹介します。

履歴書

履歴書とは、相手企業が貴方という人を知る材料の一つです。相手企業は貴方の何が知りたいのでしょうか。そうしたことを一緒に考えてみましょう。

私たちは履歴書の志望動機を書く欄に、前向きな姿勢を表現したいと考えるはずです。相手企業の採用者に好印象な言葉を見つけるようにしましょう。

例えば、
【1】貴社様が求めている人材、即戦力が自分にはあることをお約束します。
【2】過去の職務経歴を貴社様の職務で生かせることが私の強みであります。
【3】貴社様の強みを把握しており、競合他社ではなく貴社様だからこそ入社したいです。
【4】将来のキャリアビジョンを明確に持ち、貴社様で達成できる内容だからこそ入社を切望しております。

履歴書と職務経歴書をパソコン入力でも結構ですという会社から、手書きでないと受付しませんという会社までさまざまです。採用者は貴方が履歴書で敬語を正しく使うことができるか見ていると考えて間違いありません。

メール

私たちの日常では、メールがコミュニケーションツールとしてよく使われています。今では友人同士・家族間では当たり前すぎて、相手への言葉選び・表現に軽んじたところはありませんか。

とても手軽で便利なメールは毎日の生活に欠かせません。退職願をメールで出した人もいたりと、ちょっと耳を疑いたくなることもよく聞きます。

「赴任挨拶」「連絡」「依頼書」「案内書」「稟議書」「清算書」など、ほとんどが定型メールで済みます。メールには感情が表されないため、一方的な部分があります。親しい間柄になっても丁寧な言葉を選ぶ方が好ましいでしょう。

それが、相手企業とのやり取りであれば、相手企業を敬い指し示す言葉に間違えがあってはならないでしょう。メールは日常的だからこそ正しい敬語・綺麗な日本語を使えるようにマスターしましょう。

手紙

「貴社様」の意味と使い方・例文・間違いなのか|履歴書/メール
※画像はイメージです

手紙を書く場合、内容を伝えることを目的にしていますが、もっと大事な事があるはずです。手紙の役割とは何でしょう。それは、どれだけ相手のことを考えているかを伝えることではありませんか。

1. 誰に何を伝えたいのかを考えます。
2. 相手の年齢・性別・その人の立場・自分との関係性を考えます。
3. 日本にある「内と外」という概念からどちら側の人か考えます。
4. どのくらいの距離感がある方が相応しいのか考えます。

それに共通していることは、適材適所に敬意を表せるかどうかです。日頃の感謝を表して、相手を敬う思いをなくしては関係が成り立ちません。或いは、随分ご無沙汰していれば、日頃のご無礼を乞うなどするなどします。

相手は手紙の中で心のこもった表現が貴方の人間性を表し、それを見抜きます。

「貴社様」の例文

ビジネス文書の「貴社様~」の文は定型文になっているほどたくさんあります。次に紹介する「挨拶状文例/例文」にも色々出てきます。共通して言えることは、「貴社様」の例文には、必ずと言っていいほど後に続く言葉があることです。

から

「より」・「から」は、どちらも場所を表す言葉で、それが起点の場所であることを意味し、時間を表す言葉であれば、起点となる時点であることを意味します。なぜ、「より」と「から」があるのでしょうか?

例えば、
・貴社様からご支援を賜りますようお願い申し上げます。
・貴社様よりご支援を賜りますようお願い申し上げます。
・日頃からご愛顧いただきありがとうございます。
・日頃よりご愛顧いただきありがとうございます。

「より」は硬い文章や改まった丁寧な言い回しの時に使い、「から」より上品な言葉遣いに聞こえます。「から」は日常会話的で使われ、「より」は文章向きです

益々

「益々」とは、ビジネス文書の導入部によく用いられます「ますます」という常套句です。常套句とは、いつもある決まり文句のことを言います。定型文では「貴社様」の次によく見かけます。「貴社様」とセットで文章を作られているのかと思えるほどです。

「貴社様」に今後の状態を表すときに使う言葉で、あとに続く言葉を強調する効果を持っています。

・貴社様、益々のご健勝のこと何よりに存じます。
・貴社様、益々ご清栄のこととお慶び申し上げます。
・貴社様の今後の動向にはますます興味が湧いて参ります。
・貴社様の今後の成長がますます楽しみになります。

他にもよく見るのが、「末筆ながら、〇〇様の益々のご健勝をお祈り申し上げます」です。

「貴社様」とは間違いなのか

「貴社様」の意味と使い方・例文・間違いなのか|履歴書/メール
※画像はイメージです

「貴社様」は正しいのでしょうか。「貴社様」を分解すると、「貴社」あなたの会社と「様」敬称で二重敬語ではないかという方と、「その使用方法で大丈夫」という方がいらっしゃいます。一緒に考察しましょう。

言葉の揺れによるもの?

日本語には「言葉のゆれ(発音の揺れや表記の揺れ)」があります。そこで「貴社様」は「貴社」の言葉の揺れではないかと疑問を持つ人も少なくないでしょう。

例えば「食べれる」「食べられる」いわゆる「ら抜き言葉」であったり、「あたたかい」「あったかい」、「むずかしい」「むつかしい」など発音のゆれです。また、一つの文章中に算用数字と漢数字が混在するなど表記の揺れです。

この場合は、どこかのタイミングで「貴社様」という表記のゆれに出会ったことから始まります。例えば、先輩が「貴社様」を使っていれば迷わず使っていたり、履歴書の作成をしている際に、自分の周りにも「貴社様」を使っている人がいれば信じてしまうでしょう。

果たして、これを表記の揺れによる誤りと言えるのでしょうか。「貴」と「様」の二重敬語ということも否定できないことから、このような間違い方は言葉の揺れではないという結論にたどり着きます。

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