「となりました」の意味や使い方を解説!例文や類語・英語表現も
更新日:2022年04月25日
ビジネスシーンでは、文末に「となりました」という表現がよく使われます。
便利に使える言葉ではありますが、文書やメールを作成する際、同じ文末が何度も続いてしまい、読みづらい文章になってしまった経験はありませんか?
また、こういった言葉の意味や用法を正しく把握せずに誤った使い方をしてしまうと、稚拙な印象を与えてしまう可能性があります。
本記事では、誰もがよく使用する「となりました」という言葉の意味や使い方の解説に加え、例文や類語、英語表現などを紹介しています。
この記事を読むことで、文末に迷うことなく、読みやすい文章が作成できるようになるでしょう。
社会人必須の文書作成スキルのレベルアップを目指したい方は、ぜひこの記事をチェックしてみてください。
「となりました」の意味と使い方を詳しく解説!
普段何気なく使用している「となりました」という表現ですが、無意識に使っているからこそ、意味をきちんと考えたことがない方もいるでしょう。
意味や用法をしっかりと意識して使用すれば、作成した文章の読みやすさに差が出てきます。
まずは「となりました」の正しい意味や使い方を把握し、漢字や英語での表現方法について見ていきましょう。
「となりました」とはどういった言葉?
まずは、「となりました」の語源について紹介します。
「となりました」の原形は「なる」という動詞です。動詞「なる」の前に助詞「と」をつけ、語尾に丁寧語の「ます」をつけると「となります」という形になります。
そしてさらに、それを過去形にした形が「となりました」です。それでは「となりました」の詳しい意味や、漢字や英語での表現方法を紹介していきます。
「となりました」の意味
「なる」は、「成る」「為る」「生る」「鳴る」など、多くの漢字や意味を持つ動詞です。
しかし、普段ビジネスシーンで使われるのは、状態変化や結果を表す「成る/為る」がほとんどでしょう。
「となりました」はその過去形になりますので、「ある事柄が、今までとは別の状態に変化した」「物事が出来上がった、実現した」という意味を表す丁寧語になります。
たとえば、「今期の売上高は前期比30%増しとなりました」という文章では、前期と比べて売上高が増加した、という過去からの変化、そしてその結果を表しています。
「となりました」は敬語
「となりました」という表現を使用する際、これは正しい敬語なのか、目上の方に使用しても問題ないのかと不安になる場合もあるでしょう。
敬語の用法は複雑で難しいため、日常生活や特にビジネスシーンでは神経質になってしまうことも少なくありません。
結論から言うと、「となりました」は「となる」の丁寧語なので、正しい敬語です。
ビジネスシーンで用いても問題はありませんが、誤用してしまわないよう意味をしっかりと理解し、適切なタイミングで使用するようにしましょう。
「となりました」の漢字表現
文章で「となりました」と書く際、漢字を当てはめる必要はないのかと疑問に思う方もいるでしょう。
先ほども紹介したように、「となりました」は動詞「為る/成る」が過去形で、それが丁寧語に変化した形です。
そのため、「と成りました」「と為りました」と漢字表記することが可能です。
しかし、少し硬い表記方法になってしまうので、普段の生活ではあまり見かけることはありません。
必ずしも漢字表記をする必要はないので、状況に応じて使い分けるようにしましょう。
「となりました」の英語表現
それでは一歩踏み込み、「となりました」の英語での表現方法について学んでいきましょう。
「となりました」の意味は、先ほど紹介した通り「ある事柄が、今までとは別の状態に変化した」「物事が出来上がった、実現した」です。
これらを英語で表現すると「became」「decided」「achieved」などと、表記することができます。
なお英語の単語は様々な意味を持っていますので、直訳するのではなく、文脈に応じて一番良い単語を選んで使うようにしましょう。
「となりました」の使い方と例文
ここまで、「となりました」の意味や漢字、英語での表現方法などについて紹介してきました。正しい意味や使い方については、既に理解されたことでしょう。
ここからは「となりました」の使い方や例文を紹介していきます。
よく使われる表現を紹介していきますので、もっと理解を深めたいという方はチェックしてみてください。
初回公開日:2022年04月25日
記載されている内容は2022年04月25日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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