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TOEFLのITPでのスコアレベルの目安|スコアの見方・基準のスコア

初回公開日:2017年08月18日

更新日:2020年02月25日

記載されている内容は2017年08月18日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。

また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

あなたはTOEFLにいくつかの種類があることをご存知ですか。TOEFLの1つ、ITPテストでは、面白い形でスコアが出てきます。ITPテストのスコアは、交換留学などに利用でき、あなたの英語能力を測る大きな目安ともなります。今回はITPについてご紹介します。

TOEFLって何?

日本ではTOEICや英検は有名ですが、TOEFLはあまり知られていません。TOEFLは正式名称が「Test of English as a Foreign Language」というもので、英語のネイティブではない人が、どの程度英語を使えるかを測定するものです。

日本ではマイナーな存在ですが、海外の大学留学などの入学条件として、TOEFLで一定以上のスコアを要求されるなど、世界ではよく使われています。

TOEFL-ITPとは?

日本で個人受験できるTOEFLのテストは、「TOEFL iBT」という、コンピューターを使用するものだけです。しかし、実施団体で受験者を10人以上集めることができた場合には、「TOEFL ITP」と呼ばれる、ペーパーテストを受験することができます。

TOEFL iBTがリスニング、リーディング、ライティング、スピーキングの4分野を測定するのに対して、TOEFL ITPでは測定されるのは、リスニングとリーディングの2つです。また、レベル1とレベル2の2つのテストがあり、レベル1の方が問題数が多く、難易度も高いです。

また、TOEFL ITPはマークシート形式なので、日本でよく受講されているTOEICと、形は似ています。

iBTとITP、どちらを受講した方が良い?

TOEFL ITPで測定されるスコアは、団体内での英語能力を測定するものなので、正式な留学手続きなどの時には、使うことはできません。また、履歴書で英語能力をアピールする時にも、ITPのスコアより、iBTのスコアの方を書く方が好ましいです。

しかし、大学内での交換留学の条件で、TOEFL ITPのスコアが認められていることもあります。また、企業内で海外出張や海外転勤を希望する際にも、TOEFL ITPのスコアが、有効な場合もあります。

主流はTOEFL iBTに変わってきているのも事実であり、iBTを受験しておいた方が、将来的には役に立つ可能性は高いのが現状です。

TOEFLのITPでのスコアレベルの目安

ここからは、TOEFL iBTにより近い、レベル1の方を中心に説明をしていきます。

TOEFL ITPの合計スコアは、310から677の範囲で出ます。TOEFL ITPのスコアが中途半端な数字で出るのは、各セクションのスコアを10倍し、それから3で割って小数点以下を四捨五入するという計算方法が採用されているからです。

627以上だと、優れた英語能力を持っていると判定されます。543から626の間だと、英語を理解する能力があり、460-542ではシンプルな英語は理解できると判断されます。それ以下のスコアになると、コミュニケーションが断片的になってしまい、意思疎通は簡単ではないということになります。

留学などに必要なスコアは?

正規の留学をする場合、TOEFL ITPのスコアは認められないため、TOEFL iBTを受験する必要があります。しかし、大学内での交換留学の場合は、TOEFL ITPのスコアが認められている留学先もあります。

交換留学に必要なTOEFL ITPのスコアは、最低で500以上です。実際は低いところで520、通常の交換留学先なら550は必要です。また、あくまでこれは最低ラインですので、このスコアを取れたからと言って、留学先の講義について行けるとは限りません。

ちなみに、iBTのスコアを使い交換留学をする場合には、68から70以上を求めているところがほとんどです。しかし、一部では80以上と高得点が必要です。

TOEFL ITPのスコアの見方

ITPで出題される問題は、大きく3つのセクションに分かれており、各セクションごとに別々のスコアが出されます。

セクション1ではリスニング問題が出され、出題数は50問でスコアは31から68です。

そして、セクション2では主に文法問題が出題され、合計40問でスコアはセクション1と同じ31から68です。

最後のセクション3ではリーディング問題が中心で、問題数は50問、スコアは31から67です。

各セクションのスコアを足して10倍し、3で割って四捨五入したものが、合計のスコアとなります。なお、ITPテストの形式は、昔TOEFLで主流だったペーパーテストのPBTと、大体が同じです。

基準のスコア

TOEFL ITPは、ビジネスで使われる英語ではなく、大学などの講義で使われる英語の理解能力を測定します。

大体において、交換留学に要求されるTOEFL ITPのスコアは520から550です。それ以上のスコアを取得できたなら、大学の講義にはついて行けると判断されたとみなして良いでしょう。

また、日本の大学から、アメリカの有名大学の総称、「アイビーリーグ」のプログラムに参加する場合、TOEFL PBTで600点以上を要求されることがあります。

もし、600以上とれたなら、アメリカの一流大学について行ける最低基準には達したということです。

スコアアップする方法

TOEICほどではありませんが、日本でもTOEFLはだんだん有名になってきており、TOEFL対策の参考書や英語学校での授業も多くなってきました。発売開始時期が新しいテキストは、TOEFL iBT用のものが多いですが、TOEFL ITP用のテキストも多く、学習するのには困りません。

しかし、TOEICと比べると、日本語で書かれているテキストの数は少ないので、勉強しづらいのも事実です。ここでは、TOEFL IBTのスコアを、効果的にアップさせる方法をご紹介します。

専門的な英文を読んでおく

TOEFL ITPに出題されるリーディング問題は、TOEICと比べると非常に専門的です。留学先の講義について行けるかどうか測定するものなので、海外の教科書に載せられているような文章が出題されます。

本格的な論文までは、読む必要はありません。しかし、英字新聞や英雑誌のサイエンスやアートのコーナーを普段から読んでおくと、長文に慣れるだけではなく、専門的な知識の面からも、問題について行けるようになります。また、自然な英語に触れることになり、文法問題の点数も上がっていきます。

英語圏で発行されている、初級レベルの教科書を読めるぐらいまで学習すれば、相当な高得点が期待できます。

リスニングに慣れておく

TOEFL ITPでは、総得点の3分の1をリスニングが占めています。リスニングは初心者でも比較的スコアが伸びやすいので、重点的に学習することをおすすめします。

リスニングに慣れる秘訣は、普段から英語を聞いておくことです。テキストについているCDや音声教材などを、スマートフォンか携帯型音楽プレーヤーに入れておいて、通勤や帰宅途中に聞くようにします。時間の有効活用にもありますし、1日1時間も聞いていれば、リスニングに慣れると同時に、集中力もついてきます。

iTunesで配信されているPodcastでは、アメリカやイギリスのニュース音声が配信されています。これらを定期的に聞くと、TOEFL ITPのスコアが上がるだけではなく、国際時事にも強くなります。

他の検定のスコアへの換算

TOEFL ITPで600以上のスコアを取得すると、英検では1級、TOEICでは870以上になります。このレベルまで行くと、TOEFL iBTでも100以上のスコアを取れる可能性が高いです。

また、仮にTOEFL ITPで660以上を取れると、TOEICでは990以上となり、TOEICで測定できる英語能力を超えてしまいます。英語を極めたいという方は、ぜひ660以上を目指してください。

また、多くの大学の交換留学で求められている、TOEFL ITPのスコアが550以上というのは、TOEFL iBTなら80以上、TOEICなら740以上、英検なら準1級以上になります。

日本の高校で、英検2級取得が推奨されることがありますが、TOEFL ITPなら500から520になります。

英語を使いこなすために!

現実問題として、TOEFLの主流はITPではなくiBTに変わっています。しかし、TOEFL ITPの勉強が無駄かというと、そういうわけでもありません。

これから先、英語を使う能力は、ますます必要とされています。その中でも、「読む力」というのは非常に重要です。海外企業とのやり取りでは、メールを読む必要がありますし、世界の時事を知ろうとしたら、英字新聞や英雑誌を読むことになります。

また、洋書や論文を読むということも非常に大事で、日本では浸透していないけれど、非常に有益な理論を知ることができます。

目の前の受験や就職に、役立たせるということはもちろん大事です。しかし、それ以上の教養のためとして、TOEFL ITPの勉強は、あなたの大きな役に立つでしょう。

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