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公認会計士|勉強時間平均(大学生と社会人)・大学学部の専攻・年齢制限・受験資格

更新日:2020年08月20日

三大国家資格のひとつ、公認会計士。試験に合格するにはどれくらいの勉強時間が必要?大学生活をエンジョイしながら、または働きながら合格することは可能?夢の職業に向け、難関に挑む覚悟とモチベーションアップのための基本情報です。

公認会計士合格までの勉強時間とは

公認会計士は、数字をチェックする単なる『監査屋さん』ではありません。大きく言えば日本経済の方向付けや指導ができるという壮大な役割を担っている国家資格です。それだけに、公認会計士試験に合格するのが難しいのは当たり前、相当な勉強時間が必要なのも当たり前。

しかし、誰にでも合格のチャンスがあるという門戸が開かれた資格です。かつては「人間をやめて勉強しなければ合格できない!」などと、恐ろしいことを耳にした方もいるかもしれませんが、2006年に新公認会計士試験制度が導入され、要件が緩和されました。

だからと言ってもちろん甘くはありませんが、人間をやめる必要もありません。勉強時間を確保して、集中して勉強していけば、公認会計士として日本経済に関わる大きな仕事が待っているかもしれません。

難関と言われる公認会計士試験に挑戦!

一次短答式&二次論文式

公認会計士の試験は、金融庁の「公認会計士・監査審査会」が年1回実施する、国家試験です。まずは、一次であるマークシート方式の短答式試験。科目は4つです。1財務会計論(簿記、財務諸表論)、2管理会計論、3監査論、4企業法。一次に合格しておけば、二次は3回まで受験可能、つまり2年間は一次が免除されます。

二次は、論文式試験です。必須科目が4つ。1会計学(財務会計論、管理会計論)、2監査論、3企業法、4租税法。選択科目が1つで、経営学、経済学、民法、統計学の中から選びます。

合格ライン&合格率

一次短答式は、総点数の70%を基準として、「公認会計士・監査審査会」が合格ラインの得点比率を設定します。二次論文式は、52%を基準として、合格ラインの得手比率を設定します。ただし、満点の40%に満たない科目があった場合は、不合格になることもあります。

「公認会計士・監査審査会」が発表した2016年の合格率は、一次が10.8%。最終合格者も同じく10.8%。いずれもおよそ1割で、10,256人が受験し、1,108 人が合格しました。2006年に試験制度が新しくなった以前は、6%~9%でしたから、合格率はわずかながらではありますがアップしています。

公認会計士になるための勉強時間平均は数千時間!

合格率が上昇傾向でも、公認会計士試験が難関であることは変わりません。勉強時間はズバリ!少なくとも3000時間というのが一般的。5000時間とも言われています。最低3000時間ということは、1日10時間の勉強時間なら、300日=約1年と考えればわかりやすいです。

しかし、この数字はあくまで目安です。1日5時間なら、600日=約2年。しかし、この時間は短いものです。ライフスタイルに合わせて勉強時間を確保すれば、勉強した年数以上に、後の人生数十年には、鉄壁・鉄板の資格で、充実した仕事ができる、と捉えられます。

勉強「時間」と勉強「期間」

大学生の勉強時間

苦しい大学受験勉強を乗り切ったのに、公認会計士を目指してまた勉強漬けの日々がやってくるわけですから、待望のキャンパスライフを謳歌したい方と、いやいや将来のために一刻も早く合格して残りの日々を謳歌したい方とで、違いが出てくるのが大学生受験者の特徴です。

単位取得、サークル、アルバイト、合コンなど、優先順位はそれぞれ。でも、必要な勉強時間は同じです。要は、いつスタートして、合格の目標時期をいつにするのかで、1日の勉強時間や必要な年数が変わります。

例えば、大学1年生からスタートして、1日5時間、週3日の勉強時間の場合ですと、1ヶ月におよそ60時間。1年間でおよそ720時間。3年間で3000時間以上勉強することになり、4年生での合格を目指すという目標設定ができます。1日3時間、週5日というパターンも同じ勉強時間になります。

逆に、短期間で合格したい場合。例えば1日10時間、週6日。1ヶ月におよそ240時間。1年間でおよそ2880時間、ほぼ3000時間に達します。2年生から始めて3年生で合格、または3年生から猛勉強して4年生で合格というケースも可能という計算になります。

スクールで勉強するのが一般的

平日1日中、勉強時間を確保できる可能性が高い大学生。実際、合格者のおよそ3割が大学生や大学院生というデータもあります。しかし、勉強時間はもちろんですが、大切なのはやはり勉強の仕方です。

そこで大部分が通うのが、資格取得支援スクールや受験予備校です。各スクールでは、確保できる勉強時間に合わせてコースが用意されています。比較的多いのが、学業などと両立させて2年間で合格をめざすコースです。ただし、2年目になると試験直前の勉強が必要になり、アルバイトやサークルといった頻度を少なくする状況も想定されます。

他との両立は考慮せず、勉強中心が許される環境なら、1年間というコースを選択できます。

社会人の勉強時間

大学生に比べると制約があるように感じますが、勉強時間の確保は不可能ではありません。そもそも、社会人であれば多くの方が経費や経理に多少なりとも関わりますし、実際に会計業務を担当していらっしゃる方もいるでしょう。その時点で基礎知識や専門用語は身についているというのは有利です。

そして、やはりスクールや予備校で勉強する方は多いようです。平日の夜間、土日、仕事によって勉強時間に充てられる曜日も時間帯も様々ですので、両立できるカリキュラムを探してみましょう。電車などでの通勤や移動も、貴重な勉強時間になります。年数にすれば1年以上は覚悟、2年から3年、もっとかかる方もいます。

しかし、元プロ野球選手から公認会計士という話題の方もいらっしゃいます。その方は足掛け9年とのことですから、努力すれば道は開けるという希望になります。仕事で培ったスケジュール管理や日時調整能力は、きっと勉強時間確保にも応用できるでしょう。それは社会人の強みです。

こんな勉強の仕方も

スクールに通学できない方には、通信講座を活用するという手段もあります。近くに通えるスクールがない方や、働きながら公認会計士を目指すという方には有効な手段です。

またスマートフォンを味方につけるというアイディアもあります。毎日の勉強時間や勉強内容など、スケジュール管理ができるアプリを活用したり、受験者同志のサイトで情報交換しあったり、サポートに役立つでしょう。

長期間を乗り切る勉強法

公認会計士までの長い道のり、長い勉強時間を無為に過ごしたのでは意味がありません。専門的な勉強内容やスケジュールは、各スクール・予備校のカリキュラムに沿って進めていけば心配ありません。不安なのは長期戦でのモチベーションや集中力のキープです。

ひとつには、公認会計士としての夢を持つことです。公認会計士になれば、様々な仕事を選択することができます。大手監査法人でキャリアを積む、独立開業する、経営コンサルタントになる、特定大企業の経理・財務部署で働く、ベンチャー企業のCFOになる…など、夢が広がります。海外も視野に入れられます。どこで、どんな立場で、どんな仕事をしたいか、ビジョンを思い描いてみてください。

もうひとつは、目先の目標も持つことです。今から1時間は簿記の計算問題に集中する、今日はこのページまで問題を解く、今週は、今月は…と、自らにノルマを課していくやり方です。目の前の課題をクリアすることは自信にもつながります。

そして、時に思うように進まない時もあると思いますが、へこみ過ぎないことです。テストで良い結果が出せなくても、学んだはずのことを思い出せなくても、必要以上に落ち込むことはありません。長い勉強時間のうちには、以前にやったことを忘れるのは当然のこと。でも繰り返すことで身についていくものです。忘れることと、反復することは大前提として、長期戦に臨んでください。

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初回公開日:2017年07月21日

記載されている内容は2017年07月21日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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