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認定介護福祉士になるには|試験/資格/費用/取得方法

更新日:2020年08月20日

これから先、超高齢化社会を迎えるにあたって、介護業界はさらなる人材の確保が必須です。介護福祉士のキャリアパス制度で初めて登場した認定介護福祉士の資格について、役割や費用、どんな事を学ぶのかなど、資格取得を目指す方の気になる事をまとめてみました。

認定介護福祉士とはどんな資格?

認定介護福祉士とは、介護福祉士の資格取得後も継続的な教育機会を設け、資質を高めながら社会的な要請に応えられるように、介護福祉士をキャリアアップしていく資格です。

今や介護の世界は多様化・複雑化しています。これから超高齢化社会になるにあたり、介護へのニーズが高まっているこの時代だからこそ、レベルの高いサービスが求められています。

より良いサービスを継続していく上で、人材確保は最大の課題になります。質の良い介護をしていくには、主となるリーダーが必要不可欠です。認定介護福祉士の資格の最大の目的は、その核となる人材を養成する事です。

また、介護福祉士の資格を一度取得してしまうと、ファーストステップ研修しか上位の資格がなく、介護の知識や後進の指導などの事を学ぶ機会がなくなってしまいます。介護福祉士の先の資格や学ぶ機会がない事をもあり、自己研鑽の拠り所になる様な資格となっています。

認定介護福祉士の役割とは?

認定介護福祉士の役割は、主に事業所での介護サービスマネジメントを行い、介護職のリーダーへのサービス向上への指導を期待されています。また、介護サービスを提供していく上で多職種との連携や地域や家族に対しての相談や助言なども行っていきます。

現場での介護業務ではなく、介護チームへのマネジメントや利用者やその家族のマネジメントが業務になる事からキャリアップを望む方には最適な資格と言えます。

また、現在リーダー職に就いている方や介護サービスマネジメントや人材育成についての知識を深めたい方にもじぶん自身のレベルアップができる資格です。

認定介護福祉士の資格を取るには?

認定介護福祉士の資格は、一般社団法人 認定介護福祉士 認証・認定機構と言う組織が取り仕切っています。

この認定機構が認定介護福祉士養成研修として、認証した団体の研修を受ける必要があります。また、認定介護福祉士養成研修として取り扱っている団体は、認定機構のホームページに必ず掲載されているので、研修を申し込む前に確認する必要があります。

この認定機構に認定されていない研修を受講しても、認定介護福祉士の資格を取得した事にはならないので注意が必要になります。全過程を終了した介護福祉士は、認定機構に申請を出し審査をしてもらい、認定証を発行してもらう事になります。

資格を勉強は何をするの?

認定介護福祉士養成研修Ⅰ類と認定介護福祉士養成研修Ⅱ類を受講する必要があります。

認定介護福祉士養成研修Ⅰ類
介護福祉士養成課程では学ばない新たな知識(医療、リハビリ、福祉用具と住環境、認知症、心理・社会的支援等)を修得し、他職種との連携・協働を含めた認定介護福祉士としての十分な介護実践力を完成させる。
利用者の尊厳の保持や自立支援等における考え方にたった介護過程の展開を、介護職の小チーム(ユニット等、5~10名の介護職によるサービス提供チーム)のリーダーに対して指導するために必要な知識を獲得する。
認定介護福祉士養成研修Ⅱ類
Ⅰ類で学んだ知識をもって、根拠に基づく自立に向けた介護実践の指導をする力を獲得する。
認定介護福祉士に必要な指導力や判断力、考える力、根拠をつくりだす力、創意工夫する力等の基本的知識に基づいた応用力を養成する。
サービス管理に必要なツールを整理、改善し、それらから根拠を導きだし、その根拠に基づいた指導をする力を獲得する。
生活支援の視点から、地域の介護力を高める力を獲得する。 介護サービスという特性のもと、チーム運営、サービス管理、人材育成等について必要な専門的な理論に基づき、チーム、 サービス、人材マネジメントを実践し、利用者を中心とした地域づくり(地域マネジメント)に展開できる力を獲得する。

出典: http://www.nintei-kaishi.or.jp/certification/curriculum.php |

認定介護福祉士認証・認定機構によると、この二つの研修時間は合計で600時間必要とされています。ただし、座学だけでなく職場で実際に取り込む講習も含まれているとの事です。

働きながら600時間もの研修を受けるのは、さすがに躊躇する方も多くなってしまいます。そのため、土日や夜間に研修を受ける事ができたり、科目ごとの認定を取れるようにしたり、eラーニングで受講する事ができるようにと言った動きもあります。

資格取得には決められた時間の研修を受講する事やレポートの提出か試験があり、それらは研修実施機関が確認する事になっています。

研修の費用はどのくらい?

研修を受ける団体によります。認定介護福祉士認証・認定機構が研修を認定したとされる機関は、2017年のホームページに記載されている限りまだ数か所しかないのが現状です。

研修を認定された公益社団法人長野県介護福祉士会では、会員と非会員の差額があるものの30万円から60万円くらいの費用がかかります。ただし、長野県では職場で費用の一部を負担する事を条件に、県から費用の一部を補助する制度が用意されています。

また、もう一つの認定された団体では一日の受講料が会員で7,500円、非会員で13,000円となっていました。現状での資格取得費用は負担が大きいのが実情です。

研修を受けるのに資格はいるの?

認定介護福祉士の研修を受けるのは、介護福祉士として実務経験が必要になります。そのため、介護福祉士の資格は必ず必要になります。介護福祉士実務者研修(ホームヘルパー2級)しか取得していない方は、まずは介護福祉士の資格を取得する必要があるでしょう。

さらに、認定介護福祉士認証・認定機構のホームページには、研修を受けるに当たり介護福祉士として実務経験は5年以上、介護職の小チームのリーダー経験、在宅支援と施設での生活支援を両方経験している事が望ましいと記載されています。

介護福祉士の資格を取得しているだけでは取得できない資格ではありますが、科目によっては実務経験が必要ないものもあります。

ファーストステップ研修との違いは?

ファーストステップ研修は、介護福祉士のキャリアアップや小規模のリーダーを目指す研修になります。認定介護福祉士は同じように介護福祉士のキャリアップはもちろんの事、小規模リーダーへの指導となっている事から、ファーストステップ研修の上位の資格と考えられます。

研修時間もファーストステップ研修は200時間となっていて、認定介護福祉士の600時間よりも短くなっています。認定介護福祉士の研修は、ファーストステップ研修よりも深く介護や医療の知識やマネジメントを学べる事が分かります。

資格を取得したら給料に反映される?

求人票などを見ても、認定介護福祉士の資格についての記載はほぼ見当たりません。これはまだ認定介護福祉士の資格自体の認知度が低い事と、資格取得者自体が少ない事が原因になっていると考えられます。

今後、認定介護福祉士の資格自体が広く認知されるようになれば、求人票などにも自然に記載されていく事になるでしょう。

また、今は求人票には記載されていなくても資格を取得すれば施設や事業所によっては他の資格同様に手当が付く事もあり、給料アップも望めると考えられます。

認定介護福祉士はいつからはじまった?

2013年に厚生労働省が発表した介護福祉士のキャリアパス制度の中に、初めて認定介護福祉士の名が登場しています。これから先、いわゆる団塊の世代が2025年には、75歳以上になり超高齢化社会を迎える事になり、介護業界はさらなる人材不足に陥る事になります。

また、最近では外国人実習生が介護の現場でも活躍し出している事から、人材育成においてとても重要な資格になる事でしょう。

2015年には認定介護福祉士認証・認定機構が設立され、2016年頃から研修がスタートしました。認定機構のホームページによると、認定介護福祉士の資格を取得しているのは、2017年4月の時点で11名の方が認定されています。

認定機構が設立されてからまだ年数も重ねていない事から、学び方や費用の面など検討している項目も多いです。しかし、研修を受講された方は、後進の指導方法や医師や看護師との連携などの方法を学べたと評判は良いです。

認定介護福祉士の資格はこれからの資格

初回公開日:2017年10月17日

記載されている内容は2017年10月17日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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