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図書館司書の資格の取得方法・難易度・履歴書への書き方・費用

初回公開日:2017年11月21日

更新日:2020年07月14日

記載されている内容は2017年11月21日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。

また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

「図書館司書に資格を取るにはどうしたらいいのか」という悩みを持った方は多いでしょう。図書館司書は、職員であり、本のプロフェッショナルです。今回は、図書館司書の資格の取得方法、一日の仕事内容や、やりがいについて紹介していきます。

図書館司書になるための方法や、仕事内容について徹底調査

図書館司書の資格の取得方法・難易度・履歴書への書き方・費用
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「図書館司書」という職業について知っていますか。中には、「図書館司書の資格をとりたいけど、具体的な取得方法がわからない」という方も多いでしょう。

「図書館司書になりたい」というぼんやりとした目標はあっても、実際はどのような仕事内容なのかよくわからないという方も少なくありません。図書館司書になるためには、その職がどのようなものなのかをしっかりと理解しておく必要があるでしょう。

そこで今回は、図書館司書とはどのようなものなのか、図書館司書になるためのプロセスなどについて、分かりやすく紹介していきます。

そもそも図書館司書とは

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図書館司書とは、都道府県などの公共図書館や国立国会図書館、大学図書館、一般企業、研究所などの図書資料室に、専門的知識をもって働く職員のことです。

図書館での本の貸出・返却対応の他にも、主に、資料や本の整理、利用者が探している本を探したり、さらには、古くなった本の修理や、新しい本の発注、利用者の本の取り寄せ、クレーム対応など、業務は多肢に渡り、見た目に似合わず意外とハードな職業です。

しかし、利用者が探している本を提供したり、調べごとをする際に、関連書籍などを提供してお手伝いしたりという事については、やりがいや喜びを感じられる職業でもあります。

本のプロフェッショナルでもあり、いわゆる市民と本の橋渡し的存在です。

図書館司書の資格を取得するには

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図書館司書は独学で取得できるのか

残念ながら、図書館司書の資格を独学で取得することはできません。図書館司書になるための方法は主に三つあります。

・ 図書館司書養成科目のある大学などに通い、指定の単位数を修める
・大学卒業後、司書講習を受講する
・中学・高校卒業後、司書補講習を受講し司書補の資格を取得、その後3年以上の実務経験を積んでから、司書講習を受講する

図書館司書の資格は、このような方法で取得することが可能です。国家資格以外の主な資格は、多くの場合は試験を受けて合否が決まりますが、図書館司書の場合は、必ず講習を受けたり単位を修めたりする必要があるため、独学での取得は不可能でしょう。

通信制の場合

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図書館司書の資格の取得はプロセスが大変で、なかなか取得が難しい資格でもあります。司法講習などに通う必要もあり、時間を多くさかれるため社会人の方の場合、時間を取れないという問題もあります。

そんな方にオススメな取得方法として、通信制大学があります。働きながら、講座を受講することができて、最終的には資格の取得も可能です。

通信制大学を選ぶポイントは、自分のライフスタイルに無理なく合うかということと、もちろん学費も発生しますので、安いからといっていいとは限りませんが、費用対効果を比較して、自分にあった通信制大学を選びましょう。

大学などで取得する場合

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図書館司書養成科目がある大学や短大に在学している場合は、

・司書養成課程のある大学・短大にて指定の科目を履修し、単位を修得することで資格を取得
・大学や短大を卒業後に、司書講習を受講し資格を取得(通信・夜間を含む)
・司書補講習を受講し、司書補資格を取得後、図書館で3年以上の実務経験を積み、司書講習を受講して資格を取得

主には、図書館司書に関する科目を履修し、単位を修得することによって資格を取得することができます。大学のカリキュラムに組み込まれているため、比較的楽に取得できることが魅力でしょう。

図書館司書の資格取得の難易度は?

図書館司書の資格取得には、膨大な時間がかかる

図書館司書になりたいという方は多く存在しますが、それに反し、実際に図書館司書になれる人というのは、とても少ないとされています。

図書館司書の資格自体は、難易度自体は実はそれほど高くありませんが、原因の一つは、図書館司書の資格を取るには、比較的長期の時間が必要となるためです。

図書館司書の資格は、手っ取り早く図書館司書の資格を取得する場合でも、大学では4年、
短大では2年程度の期間が最低限必要となります。中卒の方や社会人の方の場合は、6年以上はかかることになるでしょう。そのため、時間が取れず、挫折というケースも多く見られます。

大学で取得する場合の難易度

図書館司書の資格を取得するために、進路を選択する場合、限られた大学や短大を受験することになりますので、難易度は受験される方の学力にもよります。

ただ、入学後に無事に単位を修める事ができれば、図書館司書の資格を取得することは十分可能なので、やはり難易度自体はそこまで高くないといえるでしょう。

社会人で取得する場合の難易度

大学や短大を卒業後に図書館司書講習を受講するという方法の場合にも、図書館司書講習を修了すれば資格が取得することが可能なので、時間さえ取れれば難易度自体はそれほど高くないと言えます。

一つ問題があるとすれば、中学や高校を卒業して司書補講習を受講して司書補資格を取得し、その後3年以上の実務経験を積んだ後で司書講習を受講するという場合です。司書講習を受講するためには、3年以上司書補として実務経験を積む必要がありますが、現在、司書としての採用があっても、図書館司書補としての採用はなかなか見つかりません。

そのため、司書講習を受講するまでに、図書館に勤務するという点がやや難易度が高いといえます。

履歴書への図書館司書の書き方とは

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図書館司書の正式名称

図書館司書の資格が取れた場合、履歴書などに表記する際に、『司書』それとも『図書館司書』どちらなのか、迷った方もいるでしょう。ここでは、図書館司書の正式名称や、履歴書への表記の仕方などについてご紹介します。

文部科学省の公式サイトには、『司書』と表記されていますので、正式名称は『司書』で間違いないでしょう。ちなみに、学校図書館司書教諭の場合は、シンプルに『司書教諭』と表記されています。

取得後の場合

履歴書には、『平成○○年 司書資格 取得』と記載すれば特に問題はないでしょう。

また、資格を取得することはできたが、修了証書(資格証明書)がまだ手元にないという場合には、「現在は手続きの途中であり、○月以降に修了証書(資格証明書)が手元に届く予定です」と答えましょう。

しかし、資格や免許をただ履歴書に羅列するだけでは意味がありません。持っている資格が、応募先の企業にどのように活かせるのかどうかが重要でしょう。図書館司書の資格はもちろん図書館に就職活動する際に有利でしょうし、一般企業でも、コツコツと努力し結果を出せる誠実な人柄としてアピールすることもできます。

資格取得に向けて勉強中の場合

就職活動などの面接で聞かれた場合は、「現在、○○大学にて司書コースを受講しており、順調に単位取得しています」ということを伝えれば特に問題はないでしょう。

また、司書の資格をまだ取得できていなかったとしても、勉強中であることは、面接官には好印象でしょうし、知的な印象をアピールできる大きな強みとなります。司書資格を取得予定である場合には、「平成○○年 司書資格 取得(見込み)」と履歴書に記載しておきましょう。

図書館司書の資格を取得できる大学を紹介

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「図書館司書」の資格を取得するには、司書講習などを受け、専門知識を手に入れなければならないということは紹介してきましたが、大学などで司書を目指すことも可能です。

しかし、学生などで進路で迷っている方の場合、その大学で司書を目指すのは自分に合っているのか、わからないことも多いでしょう。

そこで、今回は主に、図書館司書養成科目のある大学を調べてみました。オープンキャンパスなどにも足を運んで、自分に合った大学を選びましょう。今回は、通信制のある大学もリストアップしたので、社会人の方も参考にしてみてください。

図書館司書養成科目がある大学

大学で図書館司書の資格を取得する場合には、単位を取得することができれば、資格取得は比較的容易であることと、図書館司書以外の学びを得ることができることが魅力でしょう。

キャンパスの雰囲気をオープンキャンパスなどで確かめたり、自らの学力と比べながら、大学を選んでみましょう。

・聖徳大学
〒271-8555 千葉県松戸市岩瀬550 聖徳大学5号館2階
TEL:047-365-1200

・八洲学園大学
〒220-0021 神奈川県横浜市西区桜木町7丁目42番地
TEL:045-410-0515

・愛知学院大学
〒470-0195 愛知県日進市岩崎町阿良池12
TEL:0561-73-1111

図書館司書養成科目がある大学(通信制)

通信制は、時間があまり割けない社会人の方にオススメです。通信制と一言に言っても、各校によって特徴は違います。

例えば、近畿大学の場合は、スクーリングに通うことなく資格を取得することが可能ですし、資格取得までにお金のかからない大学としては、法政大学 通信教育部などがあります。自分のライフスタイルに合わせて、続けやすいところを探しましょう。

・玉川大学 通信教育部
〒194-8610 東京都町田市玉川学園6-1-1
TEL:042-739-8111

・明星大学 通信教育部
〒191-8506 東京都日野市程久保2-1-1

・佛教大学 通信教育部
〒603-8301 京都市北区紫野北花ノ坊町96
TEL:075-491-2141

・大阪芸術大学 通信教育
〒585-8550 大阪府南河内郡河南町東山469
TEL:0721-93-3759

図書館司書の主な仕事内容

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図書館といえば、静かで落ち着いたイメージがありますが、「図書館司書」という職業は、
知識の他にも、実はなかなか体力勝負な面もあるハードな職業であることはご存知でしょうか。

多種多様な職務内容に、市民に開かれた施設であり、人格形成にも関わってくる場所でもあるので、一種の教員のようなスキルも求められる、見た目以上に高い能力を求められる職業です。そのため、「図書館司書」は、資格制度を採用しており資格を持った者のみがなることができるという形態を採用しています。

そんな「図書館司書」の仕事とは、一体どのような内容になるのでしょうか。今回は、意外と知られていない、図書館司書という職業の主な仕事の内容について紹介していきます。

図書館司書の主な仕事内容

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本の管理などの基本的な業務

「図書館司書」は、やはり所有している本の管理がメインの業務となります。

本の貸し出しに関しても、パソコンなどで管理を行う必要がありますし、もちろん貸し出し日数の管理なども行わなければなりません時には、返却の催促についての電話など、中にはあまりやりたくない仕事もあるでしょう。

また、返却された本を元の棚に返すのも重要なお仕事の一つとなります。本が汚れていたり破損していた場合には、こまめに修理したり新しい本と入れ替えたりすることも小さなことですが、必要なことです。

図書館を訪れる方が、気持ちよく本を貸し出しできる環境を作ることが、「図書館司書」という職業の役割であり、職務でしょう。

本の魅力を広める活動

「図書館司書」が、本の貸し出しのみを行う職業ではないことは先ほどご紹介しましたが、基本的な業務の他にも、同時に本に関する啓蒙も行っているケースがあります。

例えば、今流行の本の紹介ポスターやポップなどを作成したり、図書館でプッシュしたい本の紹介なども行うことになります。時には、自分で棚のレイアウトなども行うこともできるでしょう。

このような業務に関しては、やはり本を好きな方でないと務まりませんし、だからこそ本が好きな方にとっては、やりがいのある業務となるでしょう。

利用者の方の質問やイベント業務など

もちろん、一日を過ごす中で、利用者の方から本についての質問を受けるケースもあります。このような質問についても、即座に回答し対処するには、常に本に関する最新の情報や知識を持っていないと対応できないので、こまめにチェックすることが重要です。

また、近所の保育園や小学校などで読み聞かせなどを行ったり、図書館でも、土日などの休日に子供向けのイベントを行うケースもあります。

図書館司書の一日の流れ

主な仕事内容だけでも、これだけの量がある「図書館司書」ですが、もちろん一日の中で分担して進めていく必要があります。今回は、そんな忙しい「図書館司書」の一日の流れについて紹介していきます。

まずはオープン準備

図書館司書といっても、図書の管理を行う前に、まずは開館前に図書館内の清掃を実施することになります。

朝から掃除を行うとすっきりとした気分になりますし、利用者に気持ちよく図書館を利用してもらうためにも重要な業務となっています。同時に、棚にある本の整理整頓など、開館に向けてのオープン準備を行います。

本の貸し出し

開館後は、多くの利用者が訪れます。利用者は本を借りたり返却するために図書館に訪れるのですが、パソコンのソフトなどで、台帳に本の貸し出し状態を管理する必要があります。

その他にも、お客様から受けた質問や要望に対して対応します。この際には、当たり前ですが本に関する知識を余す所なく伝えてあげたり、本の取り寄せなどを行うことになります。その中で、本を通じて感謝されたり利用者や地域とのふれあいがあるでしょう。このようなことがやりがいとなり、図書館司書という職業を選択する人も多く存在します。

また、常に受付に座っている訳ではなく、空いた時間に返却された本を元の棚に戻す作業も同時に行うことになります。

図書館が終わった後にも仕事は山盛り

もちろん図書館が閉まった後も、図書館司書の業務は続きます。

明日の仕事に向けての準備をしたり、図書館で購入する新しい本の選考などの業務もあります。また、キャンペーンやイベントなども行うのであれば、それに使用する小道具や資料、また宣伝用のポスターなどの作成も行うことになるでしょう。

一日の中で行う業務は盛りだくさんですが、こうして図書館司書の一日は終わります。見た目以上にハードな職業ではありますが、やりがいもある職業でもあります。

図書館司書の資格を取得するための大まかな費用(通信)

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「図書館司書」の資格を取得しようと迷っている方の中には、難易度や資格取得までにかかる時間など、気になることがある方も多いでしょう。その中でも、やはり「図書館司書」の資格取得までにかかる費用については、特に関心がある方が多いでしょう。

今回は、「図書館司書」の資格を取得する際に必要となる主な費用について、大学や通信などを比較しながら紹介していきます。

図書館司書養成科目がある大学や短大に在学されている方の場合

このケースは、図書館司書に関する科目を履修し、単位を修得することによって資格を取得することが可能です。順調に単位を取得した場合、大学であれば4年、短大であれば2年程度の期間がかかります。費用は大学でおよそ400万円程度、短大ならおよそ200万円程度が必要となるでしょう。

図書館司書とは関係のない大学や短大を卒業された方の場合

このケースは、大学や短大を卒業後に、図書館司書講習を受講することによって資格を取得することが可能となります。

その場合、大学で必要となる費用約400万円程度、短大で必要となる費用が約200万円程度の他にも、図書館司書講習にかかる費用が必要となるでしょう。図書館司書講習にかかる費用は、全科目受講でおよそ15万円程度です。

中卒もしくは高卒の方の場合

このようなケースは、卒業後にまず、司書補講習を受講することによって、司書補の資格を取得することが可能です。その後に「司書補」として図書館などで実務経験を3年以上積み、司書講習を受講することによって「図書館司書」の資格を取得することになります。

司書補講習に必要となる費用は、大体全科目受講で約10万円程度となり、司書講習では全科目受講でおよそ15万円程度となり、合計すると「図書館司書」の資格を取得するまでに、約25万円ほど必要となるでしょう。

高卒から、図書館司書の資格を取るには

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図書館司書は、資格取得までに時間はかかりますが、市民に対して広く開かれた資格ではあります。大学を卒業していない場合でも、「図書館司書」の資格は、司書補からスタートする方法の場合、中学もしくは高校を卒業した学歴があれば可能となっています。

先ほども紹介しましたが、司書補講習を受けた後、司書補として図書館などで実務経験を3年以上積み、司書講習を受講することによって図書館司書の資格を取得することが可能です。司書補としての採用は司書に比べて少なく、多少難易度は上がりますが、目指すことは十分できます。

通信制大学へ入学する場合

高卒でも、図書館司書を目指したいが、司書補講習を受けて、それから実務を3年、あらたに司書講習では、道のりが遠すぎるため、受講を迷っている方や学位と図書館司書の資格を同時に取得したい、という意欲を持った方は、司書課程のある通信制の大学への入学がおすすめです。

大学によっては、スクーリングがなかったり、費用が安いなど、働きながらでも無理をせず資格取得を目指せるサポートを行っています。また、一年でも早く資格を取得したい場合などは、短大などでも通信教育を行なっている大学も存在するので、自分の資格取得までの希望にあう大学を選びましょう。

社会人から、図書館司書の資格をとるには

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図書館司書とは関係のない大学や短大を卒業された方の場合は、大学や短大を卒業後に、図書館司書講習を受講することによって資格を取得することが可能です。

図書館司書講習にかかる費用は、大体全科目受講でおよそ15万円程度となっており、他の資格に比べれば、少々ハードルが高くなりますが、時間さえ作ることができれば、社会人であっても資格取得は十分可能です。

また、時間が割けないけれど、資格を取りたい場合には、施設に通わずに、通信教育などで、自宅で司書講習を受けることも可能です。

図書館司書の資格を取得するという選択肢

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ここまで、「図書館司書」という資格の取得方法、そして「図書館司書」という職業の魅力や1日の過ごし方など、幅広く紹介してきましたが、いかがでしょうか。「図書館司書」という職業は、書店員などとはまた違った魅力のある職業です。

なにか資格を取得したいという方や、進路に迷っている方は、この機会に、「図書館司書」の資格を取得するという選択肢も一つ考えておくといいでしょう。

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