Search

検索したいワードを入力してください

【級別】簿記の勉強方法・独学での勉強・ノートの取り方

初回公開日:2018年02月20日

更新日:2018年02月20日

記載されている内容は2018年02月20日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。

また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

級別の簿記の勉強法・独学での勉強・ノートの取り方について、級別の簿記試験の出題範囲や出題傾向をもとにした勉強法や、独学で勉強する場合の方法などについて解説。また、独学にあたっての、おすすめのテキストや、公認会計士試験に向けた簿記の勉強なども追記。

【級別】簿記の勉強法・独学での勉強・ノートの取り方

【級別】簿記の勉強方法・独学での勉強・ノートの取り方
※画像はイメージです

事務職系資格の登竜門ともいえる、簿記資格。資格を保持していれば、企業などの、財務・経理部門への就職に有利であるほかに、保持している資格の「級」によっては、更なる上級資格への、チャレンジへの道も開けます。

そんな簿記資格の取得ですが、さまざまな通信教育や学校など、さまざまな勉強法が存在しており、勉強する側も、どの方法が自分にとって最適なのか、迷うところです。では、簿記資格は、独学での資格取得は可能なのでしょうか。

級別簿記の勉強法

【級別】簿記の勉強方法・独学での勉強・ノートの取り方
※画像はイメージです

簿記資格には、「日商簿記」、「全商簿記」、「全経簿記」の3種類がありますが、ここでは、他の検定試験と比べ、知名度が高く、受験者も多い「日商簿記」について、その難易度や勉強法などについて、解説していきましょう。

3級

日商簿記は、4級から1級までのランクがあり、その中でも、4級は学生レベルで、3級からが、実社会で活用するための、本番のとっかかりと言われています。難易度的には、会社の経理・財務部門などの社員ならば、少し勉強をすれば合格できるレベルと言われています。

3級の合格率は40%と言われており、試験のための勉強時間は、50~100時間、然るべき勉強をしておけば、難しくないレベルと言われています。平成28年に、簿記試験の試験範囲が変わり、難易度が上がったと言われていますが、3級の難易度に関しては、あまり変化がないと言われています。

難易度に変化がないとは言え、初めて簿記試験を受験する人にとっては、計算や専門用語に苦戦して、難易度が高いと感じることも予想されます。独学で勉強する場合は、用語や簿記のルールなどの概念について、きちんと理解できるテキストを選びましょう。過去問などの問題集もお忘れなく。

2級

平成28年の問題改正で、多少は難易度の上がった単元もありますが、日商簿記2級の合格率は、それ以前と比べ、合格率が極端に下がった、という傾向は見受けられません。とは言え、合格率は10~20%程度と、簡単とは言えない試験であることに、違いはありません。

簿記2級に必要な勉強時間は、一般的に200時間前後と言われています。ただし、この時間数は、過去に簿記の勉強をしたことがあるかで変化し、簿記の勉強経験がない場合は、さらに時間が加算されます。

また、簿記2級の試験内容は、工業簿記と商業簿記の2科目があり、範囲も広くなるので、バランスよく全体を勉強する勉強法が必要となります。当然、基本的な知識が身に付いていないと、問題を解くことに苦戦してします。

簿記初心者が2級に挑む場合、簿記の基本的な勉強と、本試験に向けた勉強の、2つの勉強を同時進行するため、更なるバランスの良い勉強法が求められます。

1級

日商簿記1級試験は、2級と比べ、試験範囲、試験内容ともに一気に広がり、その合格率も10%前後と、急激に狭き門となります。また、合格に必要となる勉強時間も、最低でも半年以上と言われ、独学の場合は、勉強するためのモチベーションの維持が、難しいとも言われています。

市販のテキストなどの厚さなどから、とにかくやるしかないと思い込み、やみくもに勉強する人もいますが、そのような勉強法は、かえって効率が悪くなるばかりでしょう。そのためにも、2級や3級の内容をしっかり確認しながら、1級の勉強を進めていく勉強法で、基本をしっかりと固めるようにしましょう。

また、1級でも科目仕訳は重要なポイントとなりますので、科目仕訳の勉強も、基本をしっかり固める必要があります。ただし、その勉強法は、暗記中心の勉強法ではなく、理由を押さえながら、かつ条件的に仕分けができる、科目仕訳のトレーニング的な勉強法を行いましょう。

簿記の勉強方法のノートの取り方

【級別】簿記の勉強方法・独学での勉強・ノートの取り方
※画像はイメージです

「ノートを取る」と聞くと、学校の授業で、先生が板書した要点を書き留める、「まとめノート」のようなものを連想しがちです。しかし独学の場合、要点はテキストを読めばいい訳ですので、「まとめノート」のようなものを取ることは、時間と労力ばかりが嵩む、無駄な勉強法といえるでしょう。

簿記試験に挑む場合、ノートの取り方としては、要点をまとめるために取る「まとめノート」ではなく、過去問などの問題集解いた際に、ミスした内容を書き留めておく「ミスノート」のような取り方が、おすすめの勉強法になります。

問題集を解いた後、答え合わせした際に間違えた問題について、「日付」「ミスした内容と原因」「今後の対策」の項目別にノートを取り、ミスしたことを反復して読んだ後、再び問題集を解く、という勉強法を繰り返すことで、意識に定着させ、実力アップへと繋がります。

独学での簿記の勉強法

【級別】簿記の勉強方法・独学での勉強・ノートの取り方
※画像はイメージです

3級

日商簿記の中でも、3級は、2級・1級と比べ、難易度もそれほど高くなく、ポイントを押さえた効率のよい勉強法を行うことで、合格へと繋がる可能性が高くなります。基本的には、テキストを読み、演習問題をやり、間違えた箇所を復習し、過去問に挑む、といった順番となります。

問題を解いた後は、間違えた箇所をミスノートにまとめ、定着したことが確認できたのち、再度問題挑む勉強法も、忘れずに行うことが重要となって来ます。また、2級1級へのステッアップを考えている場合、3級の内容を疎かにしてしまうと、後で躓くことにもなります。

簿記試験の基本となる、3級の勉強法は、計画的にかつ継続的に行うことが、最大のコツとなります。テキスト主体の期間、問題集に挑む期間、問題集でミスした点を反省し対策を立てる期間、過去問を解く期間などを、計画的に組み合わせ、勉強しましょう。

2級

簿記2級の勉強法ですが、まず、簿記の基本知識があることが前提となります。簿記3級を持っている、あるいは、それと同等の簿記の知識がある場合は、よいのですが、全くの初学の場合は、まず、その基礎となる部分からのスタートとなります。少なくとも、延べ50時間は見るようにしましょう。

3級レベルの基礎スキルを身に付けている上で、2級の勉強へと進むことになります。2級になると、原価計算などの特殊項目が登場し、3級と比べ、ややこしい内容となりますので、基本となるテキストで概要を把握し、問題集を使っての問題演習、ミスノートでの対策を踏まえた上での、過去問での総仕上げという流れで、延べ150時間くらいは見ましょう。

また、「仕訳」や「転記」といった作業的な内容も、試験に出題されますので、そういった対策を、10分、15分といった、ちょっとした空き時間を利用して行うことも、効率の良い勉強法となります。

1級

簿記1級となると、商業簿記、工業簿記の他に、会計学と原価計算が加わり、出題範囲がきゅに広がります。また、出題される問題形式も、さらに深く突っ込んだ内容となり、今迄の簿記試験とは、別物かと思うような試験内容となります。

一般に言われる勉強時間も、1日2時間を少なくとも半年間と言われ、長期戦となることを、覚悟しておいた方が良いでしょう。

簿記1級のテキストは、ほとんどが、科目別に分かれて販売されていますので、一つのシリーズを、徹底的に学習するようにしましょう。問題集も同じシリーズを使用すると、ミスノート的な反復ができ、効果的です。問題集を解く場合、正答率の高い問題の配点が大きくなるという仕組みがありますので、解けない問題を繰り返して解く勉強法で、弱点を少なくしていきましょう。

おすすめの参考書

TAC出版 スッキリわかるシリーズ

多くのサイトでおすすめとなっているのが、TACの「スッキリわかるシリーズ」のテキストおよび問題集です。テキストと問題が一体となっており、ストーリー仕立てになっている内容がわかりやすいと、好評です。

中央経済社 検定簿記講義シリーズ

テキスト内容が、日商簿記検定に最も近い形式です。60年におよぶ歴史を誇り、「検定簿記講義」と「検定簿記ワークブック」の姉妹書シリーズになっています。1冊あたりの価格も低めなので、コストパフォーマンス重視で、独学の勉強法を模索している人にはおすすめです。

公認会計士の簿記の勉強法

【級別】簿記の勉強方法・独学での勉強・ノートの取り方
※画像はイメージです

簿記系試験の中でも、最も難易度が高く、その合格率も低い公認会計士試験ですが、簿記試験は、公認会計士に向いているか否かの指標となります。まず、簿記2級を手始めに受けて、問題を解くことに対し、違和感が無いようでしたら、公認会計士を目指してみるとよいでしょう。

公認会計士の試験は、大きく分けて、計算科目・理論科目・論文試験の3つに分かれます。その中の、計算科目では、問題に対して、即座に反応できる能力が問われます。そのためにも、勉強の初期段階として、簿記と管理会計論の計算問題を徹底的にやりましょう。とにかく、基本的な問題を、集中的に反復して行う勉強法が効果的です。

簿記の勉強方法で重要な過去問の確認方法

【級別】簿記の勉強方法・独学での勉強・ノートの取り方
※画像はイメージです

日商簿記2級や3級の場合、多くの受験生は、試験対策として過去問を解いてくるため、前回と同じ問題を出題すると、出来が良くなり、簡単になってしまうため、同じ論点が2回続けて出題されることは、あまり多くありません。

したがって、簿記2級や3級の場合は、次の試験で出題が予想される問題が掲載された、予想問題集が重要となって来ます。勉強法も、予想問題集を解くことが重要となります。

日商簿記1級の場合は、試験範囲が広く、記憶することが大変なため、形式を変えて同じ難易度の問題を作りやすいためか、前回の試験で出来の悪かった問題を、次の試験でも出題したり、比較的最近出題された論点が、再度出題されるということがあります。

したがって、簿記1級の場合は、出題の予想される論点に勉強範囲を絞り、その問題を繰り返し解くための勉強法として、過去問を使用することが、簿記1級の過去問を確認する勉強法となります。

独学という勉強法での簿記資格合格の可能性

【級別】簿記の勉強方法・独学での勉強・ノートの取り方
※画像はイメージです

独学で資格試験に挑む勉強法は、さまざまなサイトなどで、色々な方法が紹介されています。その中でも、簿記検定試験の2級・3級は、比較的、独学での勉強から資格取得までたどり着きやすい傾向があるためか、多くの勉強法が紹介されています。

紹介されている内容どおりの勉強法を実行して、合格することもあれば、合格できない場合もあり、必ずしも、実行しようとしている勉強法が全てとは言い切れません。今迄に紹介しましたように、簿記試験は、テキストと問題集の反復が基本となっており、独学の勉強法を紹介しているどのサイトも、そのことが基本となっています。

あなたも、独学で挑んでも、比較的合格できる可能性のある簿記試験に挑戦し、就職や転職、あるいは社内で生き残るための、スキルアップを目指しましょう。

Latests