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専業主婦とニートとの違い・ニートと言われてしまう理由|家事

初回公開日:2017年10月30日

更新日:2017年10月30日

記載されている内容は2017年10月30日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。

また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

専業主婦がニートだという議論があります。そもそもニートとはどういったもので、専業主婦はニートなのでしょうか。ここでは、専業主婦=ニートと言われる原因や、そう言われるようになった背景、専業主婦は実際にニートなのかを紹介していきます。

ニートとはどういう人

専業主婦というと、仕事をしていない、家でいつもゴロゴロしているというマイナスイメージを持つ人がいます。そして、専業主婦=ニートという考えの人がネットにいるのを目にすることもあります。では、なぜ専業主婦がニートと言われるのでしょうか。ここでは、専業主婦がニートだと言われる理由と、実際に専業主婦はニートと同じなのかという視点でみていきます。

ニートの定義

そもそもの、「ニート」とはどんな人を指すのでしょうか。ニートとは、英語で「Not in Education,Employment or Training」(教育も、訓練も、雇用もされていない人)の頭文字をとった「NEET」からきています。日本では、「ニート」とは、非労働人口のうち通学や家事を行わない者を指します。フリーターもニートだと勘違いしている人が中にはいますが、フリーターは定職に就かずに自由に仕事をする人なので、一切仕事をしないニートとは違います。

ニートとはどういう人-年齢

日本における「ニート」とは、年齢的に15~34歳の若年層を指します。要するに、働く能力があるのに、仕事に就かず、教育や訓練を受けるということもなくしている若年層を「ニート」と呼びます。

ニートとはどういう人-家事・仕事

「ニート」は、家事や仕事をしない若年層のことを指します。よく「ニート」と「家事手伝い」を同じに見る人がいますが、「家事手伝い」には、家事や介護をするという名目があるのに対して、「ニート」は何もしない、親に迷惑をかけて養ってもらってる怠け者という印象があります。

また、男性と女性では同じ年齢で無職と言っても、女の人の場合は嫁入り前の花嫁修業的に、「家事手伝い」としているケースが多く、男性の場合は「ニート」と呼ばれる割合が高いです。

ニートとはどういう人-通学

「ニート」は通学も資格取得のための勉強などもしていない人を指します。ただ単に家事や仕事をしていない人であれば、学生もあてはまります。しかし、学生の場合は、将来何らかの職業に就くために勉強しているわけで、「ニート」とは呼ばれません。

ニートとはどういう人-未婚

「ニート」は、未婚の人が条件になります。というのは、既婚で無職で通学等していない女の人の場合は、専業主婦となるからです。ただし、専業主婦の場合は、家事を行っているか否かで、その意味合いは変わってきます。

専業主婦だとしても、まったく家事をせずに家でゲームばかりしている、ゴロゴロとテレビを見ている、家事全般は仕事から帰った夫が行うという、見せかけの専業主婦がいます。定義上は、既婚で専業主婦だとしても、こういった例外的な人のために専業主婦=ニートという考え方がよく言われるようになったのでしょう。

収入がない

ニートは就労せずにいることから収入がありません。同じく専業主婦も収入がありません。収入の面では専業主婦もニートも同じです。収入面からいえば、専業主婦がニートだと言われるのもわかります。

しかし、専業主婦は家族全員の洗濯や料理、掃除など家事全般をこなし、子供のいる人は子供の世話やPTA、近所の町内会の係などを担っています。一方、ニートと呼ばれる人は家事も一切やらずにただ家でゲームやテレビを見たり、ゴロゴロしているだけです。専業主婦は、収入はありませんが、結構な労働を強いられているということが言えます。

専業主婦がニートと言われる理由は

ニートとはどういったものかということについては、前述した通りで、仕事にも就かず、勉強もせず、資格をとるわけでもなく、何もせずにいる若年層のことを指します。そして、最近、専業主婦はニートなのかというテーマのネット記事やツイートなどが話題になっています。

専業主婦とはニートなのでしょうか。ここでは、いくつかのテーマに沿って、専業主婦はニートか否かをみてきます。

時代背景

最近では、昔と違い結婚しても働き続けるという女性は多くなりました。そして、子供を産んだ後も、復帰して働く女性の割合は年々増える傾向にあります。そういった時代背景も手伝って、専業主婦を共働きしている女性と比較して、家事のみで楽をしている、ただ養ってもらっているという見方の人が出始めたということが、専業主婦=ニートと言われる理由なのでしょう。

働く女性

結婚しても子供を持っても働き続ける女性が増えたという時代背景が、専業主婦=ニート論の原因だと述べましたが、本当にそれだけなのでしょうか。

実は、こういった時代背景のもとに、そういった問題が言われるようになったのには、共働きの女性の苦しい立場が原因の一つにあります。核家族化されて久しい昨今、働きながら子育てするというのは実は生易しいものではありません。本当の意味で、家事や育児を夫と等分に行っているという人は、ほんのひと握りで、後は女性が家事、育児、仕事の全てを担っています。

核家族化

ひと昔前までは、3世代同居ということで祖父母が孫の面倒を見てくれるということがありましたが、現在は核家族化でそういった面倒を一緒にみてくれる人はおらず、お金を払って保育園や保育ママに預けたりしなければ働くことはできません。

そして、もし預けることができたとしても、一日中働いて疲れて帰った後に、子供を保育園に迎えに行って、家に帰ってからは、子供に食事やお風呂を準備して後片付けをしてとバタバタ過ごし、その後帰ってきた夫の食事やその他諸々をこなさなければなりません。

毎日夜寝るのは夫や子供よりも遅くなるという人は多いでしょう。また、朝も早くに起きてお弁当など作って後片付けをして、そして自分も仕事に行きます。そういう、共働きの女性からみて、家事だけをこなせば良い専業主婦は、生活に余裕があるように見えて羨ましい存在です。そういった嫉妬心から、ネットなどで専業主婦=ニート論が発生したという見方もあります。

男性の考え方

上記以外にも、専業主婦がニートだと考えられるようになった原因の一つとして、男性の考え方の変化があります。

男性は、以前は女性と子供を食べさせてやる大黒柱となるのが当たり前でした。しかし、男女平等で就職して同じ立場で給料を貰う女性が多くなってくると、男性の考え方も変化していきます。女性も働き続け、同じ給料を貰っている人がいるのだから、専業主婦というのは怠けているのではないかと考える人が出始めたということです。

実際は、家事を完璧にこなすことは非常に重労働で、きちんと家事をこなしている人にとっては全くもって迷惑な話なのですが、男性も専業主婦となっている妻をみて、「なんで家の妻は働いてくれないんだろう、もう少し外で働いてくれればお小遣いも増えるし、もっと良い車にも乗れるのに」と不満を持ち始めたということです。

男性の考え方の甘さ

男性の考え方が変わり、その結果、専業主婦=ニート論がよく言われるようになったこともあって、結婚しても働き続けてくれという男性が増えています。しかし、問題なのは、男性の甘さもあります。男性は、小さな頃から家事は母親任せで、家のことは女性がやるものだという人も多くいます。

以前に比べれば、自分で洗濯や掃除、料理をするという人は増えたでしょうが、まだまだ折半して半々でやりますという男の人は少ないです。また、子育てにしても育休をとってまで面倒を見るという男性はほとんどいません。

こういった状況にもかかわらず、女性も結婚しても子供がいても働き続けるべき、給料を貰って来いと勝手な思想ばかりが先を行っているのが、専業主婦=ニート論の原因の一つでもあるといえます。

専業主婦はニートではない

いかがでしたか。専業主婦=ニートと言われる原因が何なのかがわかっていただけたでしょうか。専業主婦の中には、きちんと家事や育児を担って夫を支えている人も大勢います。そして、夫側もそれを望んでいるという場合も多々あります。

ニートの定義からすると、専業主婦はニートだということは全く間違いであって、中に家事や育児を放棄している特殊な専業主婦がいるためにそういったことが言われるということです。また、共働きの主婦からの嫉妬や、お金に不満を持つ夫など、専業主婦を目の敵にする人たちがいることも原因です。

しかし、専業主婦はきちんとこなせば、なかなかの重労働で、もし家政婦として働いたとすれば年間数百万となるという試算も出ています。これらのことからも、専業主婦はニートではないということが言えますし、人それぞれ立場の違いで、専業主婦となっているのですから、周りがとやかく言うことではないということです。

専業主婦の皆さんも、自分がしなければならないことをしっかりやることで、堂々としていてほしいです。

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