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やけどむしはうつるのか・生息地・生態・駆除方法・対策|大きさ

更新日:2020年08月20日

日本各地で「やけどむし」による被害が急増しています。やけどむしは黒とオレンジの縞模様をした有毒成分を持つ昆虫で、体液に触れただけで「やけど」の症状が出る危険な虫です。やけどむしの生態と対処法をご紹介しますので、やけどむしを見かけたときの参考にしてみてください。

やけどむしはうつるのか

体に突然「やけど」のような水ぶくれができて困ったことはありませんか。「やけどむし」が皮膚にとまったときに叩いたり潰したりすると、虫の体液が皮膚に付着し、数時間後には皮膚に炎症が生じます。

「やけどむし」は「アオバアリガタハネカクシ」という昆虫の俗称です。アオバアリガタハネカクシは、水田の周りや池・沼・畑・川岸など、湿った場所の地表に生息するため、川原でのバーベキューや草むしりのときに被害に遭う方も少なくありません。

また、やけどむしは光に誘われるため、夜間に窓を開放していたら屋内に侵入することもあります。毒針や牙などはもっていない「やけどむし」ですが、刺されなければ大丈夫というわけではなく、触っただけで皮膚炎を起こします。

ここでは日本全土に生息するやけどむしは他人にうつるのかを解説します。やけどむしについて知り、少しでも被害を減らしましょう。

やけどむしはうつらないが二次感染に注意

やけどむしはヒトからヒトへの感染はありませんが、「二次感染」に注意が必要です。

やけどむしは「ペデリン」という有害物質を体液中に含み、やけどむしにほんの少し触れただけで、ヒトの皮膚に体液が付着します。すると、数時間後に火傷のような炎症・線状皮膚炎(ミミズ腫れ)が生じます。

虫を叩いて潰したりしなくても、皮膚に体液(有害物質)が付着してしまっているので、そのことに気付かずに他の人に触れてしまったら、その人にもやけどの症状が出ます。

二次感染ともいえますが、やけどむしの体液がついた手でいろんなところに触ってしまったら、間違いなく被害は拡大します。触ってしまった場所によっては治るまでにかなりの時間を要することもあるので注意が必要です。

目にやけどむしの体液が付着して炎症が起きてしまうと、最悪の場合、失明もあり得ます。特に目や目の周りにやけどむしの体液がつかないよう注意しましょう。

やけどむしの生息地

「やけどむし」こと「アオバアリガタハネカクシ」は、アメリカ大陸以外の世界各地に分布しています。温暖な湿地を好み、水田の周辺や池・沼・畑・川岸など、湿った場所の地表に生息しています。

やけどむしは日本全土に生息しており、活動が盛んになる6~8月には全国から被害の報告が続出します。

また、やけどむしは飛ぶことができます。「ハネカクシ」という名称のとおり、一見ハネが無くて飛ぶことができないように見えますが、いきなり飛んでくることもあるので湿地に近い場所では注意しましょう。

家の中

やけどむしは飛ぶことができるため、夏場に窓を開けていると家の中に侵入してしまう可能性があります。また、やけどむしの体長は約7mmと小さいため、網戸をすり抜けてくることもあります。

やけどむし1匹でハツカネズミ1匹が死ぬほど毒性が強いため、素手で触るのは危険です。万が一家の中でやけどむしを見つけたら、素手で触らないように外に追い出すか、殺虫剤で駆除しましょう。

駆除剤でやけどむしが死んでも、死骸には「ペデリン」という有毒物質が含まれているため、素手では絶対に触らないでください。たくさん重ねたティッシュや新聞紙で包むなど、直接体液が手に付着しないようにしましょう。

夜、寝る前に家の中でやけどむしを見つけてしまった場合は、寝ている間に触れてしまう可能性があるため、完全に駆除してから寝たほうが安全です。また、寝るときには窓を閉めましょう。

湿地

やけどむしは水田・畑・沼・川原など、湿気のある土壌を好んで生息していますが、雑草・落葉・石の下などにも生息・繁殖し、梅雨の時期から夏にかけてもっとも増えます。

田植えや草むしり、川遊びや河原でのバーベキューなどのときに遭遇してしまう確率が高いので、湿地に行くときは防虫スプレーなどを用意しておくと良いでしょう。

灯りのある場所

やけどむしは「灯り」に集まる習性があるため、家の灯りだけでなく、夜間に街灯や自動販売機などの明るい場所にいくときは注意が必要です。キャンプなどのアウトドアレジャーも、夜間はしっかり対策しましょう。

やけどむしの生態

毒性が非常に強く危険な「やけどむし」ですが、「やけどむし」と言われても、どのような虫か具体的に分からない人も多いでしょう。

やけどむしは、正式名称を「アオバアリガタハネカクシ(青翅蟻形隠翅虫)」といい、コウチュウ目ハネカクシ上科ハネカクシ科アリガタハネカクシ亜科に属する昆虫です。

ここではやけどむしの生態を紹介します。やけどむしの体液には有毒物質の「ペデリン」が含まれているため、知らずに触ってしまうことのないよう、やけどむしについての知識を広めましょう。

大きさ

やけどむしの大きさは、体長約7mmほど、ウエスト回りは約6mmと細長い昆虫です。7mmという大きさは小指の爪の横幅程度で、一般的なアシナガアリよりは大きめなので、見ればすぐに気付く大きさです。

やけどむしは扉の隙間や網戸からも家の中へ侵入することができますが、一般的なアリよりも大きくて見つけやすいため駆除もしやすいでしょう。

飛ぶ

やけどむしは見た目には「ハネ」が無いため、飛ぶことはできないように見えますが、実際はハネを隠し持っており、しっかり飛ぶことができます。やけどむしの正式名称は「アオバアリガタハネカクシ」ですから、ハネは普段は折りたたんで隠しています。

「飛ぶ」ということは、行動範囲が広いことを意味し、日本全国どこにでも生息しています。梅雨から真夏にかけては、九州地区での被害報告が特に目立ちますが、北海道・東北地区でも被害は多発しており、どこにいても安心はできません。

初回公開日:2018年10月23日

記載されている内容は2018年10月23日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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