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2017年11月15日

ことわざと四字熟語の意味と用例一覧|他山の石/切磋琢磨

ことわざや四字熟語は小学校の時に学んだきり、改めて学ぶ機会は少ないと思います。この記事では、ことわざの用例や四字熟語の用例をご紹介しながら、ビジネスシーンで活かすことができることわざと四字熟語の意味や由来をご紹介しています。

ビジネスシーンで使える7つのことわざの意味と用例

他山の石

【ことわざ】
他山の石

【読み方】
たざんのいし

【意味】
他人の誤った言動でも、たとえそれが誤った出来事だったり劣っていることだとしても、それを参考に良く用いれば、自分の知徳や人格を磨いたりできる他に、反省の材料とすることができるという意味を示しています。

【語源・由来】
中国最古の詩集「詩経」の故事に由来することわざです。「たとえ他の山から出た粗悪な石だとしても、自分の宝石を磨くのに利用できる」ことが転じ「他人のつまらない言行さえも自分の人格や知徳を育てる助けとなる」という意味で広く使われています。

【用例】
用例①:あなたの生き方を他山の石として頑張ります。
用例②:先日のプレゼンテーションを他山の石として、挑みます。

覆水盆に返らず

【ことわざ】
覆水盆に返らず

【読み方】
ふくすいぼんにかえらず

【意味】
一度してしまった失敗や行いは、取り返しがつかないという意味を示します。

【語源・由来】
若い頃貧しかった古代中国周の太公望の妻は、働かない夫に愛想を尽かして出ていってしまいました。しかし、後に出世して重臣についた太公望に、出て行った妻は復縁を迫りましたが、その時に盆の上にあった水をこぼして「この水を盆の上に戻す事はできないように、私たちの仲も元に戻る事は無い」と言ったという故事から「離縁した夫婦の仲は元に戻らない」ことのたとえとして用いられ、それが転じて現在の意味になりました。

【用例】
用例①:食べてしまったお菓子が来客用と知った時には、覆水盆に返らずの状態だった
用例②:恋人と喧嘩別れをしてしまったが、今となっては覆水盆に返らずだ

枚挙に暇が無い

【ことわざ】
枚挙に暇が無い

【読み方】
まいきょにいとまがない

【意味】
あまりに数が多すぎてきりがない、数えられないほどたくさんあるという意味を示します。

【語源・由来】
枚挙は「いちいち数え上げること」「1つ1つ数えること」という意味です。また、暇(いとま)は「用事のない時間」「一時的に休む・休暇」「離縁・離婚」「別れて立ち去る」などたくさんの意味がありますが、「暇がない」とは時間の余裕がなく手が空かない状態を指します。つまり、「数えることにかかり切りになり休む時間さえない」という意味となり、それが転じて現在の意味になりました。

【用例】
用例①:空に輝く星は枚挙に暇が無い
用例②:日本の問題は枚挙に暇が無いほど山積み状態だ

李下に冠を正さず

【ことわざ】
李下に冠を正さず

【読み方】
りかにかんむりをたださず

【意味】
人から疑いをかけられるような行いは避けるべきである、誤解を招くような行動は慎むべきであるという意味を示します。

【語源・由来】
実がなっている李の木の下で、冠を直すことは実を取ろうとしていると思われても仕方がない。また、瓜畑でしゃがんで履物を履き直すことは、瓜を盗むと思われてしまう、というたとえが転じ、疑われるようなことは未然に防ぐものであるという意味になりました。

【用例】
用例①:李下に冠を正さずだから、取引先の接待は受けないに越したことはない
用例②:試験前に学生と2人きりで会うのは止めた方がいい。李下に冠を正さずと言うからだ

塞翁が馬

【ことわざ】
塞翁が馬

【読み方】
さいおうがうま

【意味】
人生の幸・不幸は予測しがたく、幸せだと信じていたものが不幸の原因になったり、禍の種だと避けていたものが幸運を呼び込むことがあり、人間の禍福は変転し定まりないものだという意味を示します。

【語源・由来】
「淮南子」「人間訓」が伝える故事で、その昔中国に住む一老翁の飼っていた馬が、胡の国に逃げた数か月後に胡の名馬を連れて帰ってきた。しかし、翁の息子はその馬から落ちて足を骨折してしまったが、それが原因で息子は後に勃発した胡人との戦いへの徴発を免れたと記されています。禍だと考えていたことが幸運の原因になり、幸運と信じていたことが禍の理由になり得ることから、現在の意味になりました。

【用例】
用例①:塞翁が馬というから、気を取り直して頑張りましょう
用例②:塞翁が馬の話もあるので、油断しないで取り組もう

鼎の軽重を問う

ことわざと四字熟語の意味と用例一覧|他山の石/切磋琢磨

【ことわざ】
鼎の軽重を問う

【読み方】
かなえのけいちょうをとう

【意味】
権力者・権威者の実力や能力を疑うこと、その地位から追い落とす代わりに権力や地位を奪おうとする意味を示します。

【語源・由来】
鼎は、古代中国で食物を煮るのに用いた青銅器のことで、礼器として用いられ王位や帝業の象徴とされていました。周王朝が衰退して一小国化した定王のときに「王位は徳にあって鼎にあるのではない。周の徳が衰えたとはいえ天命は改まっていないので、鼎の軽重はまだ問われるべきではない」と答えたと伝える「左伝」の故事に由来します。

【用例】
主に会社の経営者や上司の実力を疑い、能力の有無を問う場合に使います。

背水の陣

【ことわざ】
背水の陣

【読み方】
はいすいのじん

【意味】
一歩も退くことができない絶体絶命の立場で事にあたることや失敗すれば滅亡する覚悟で物事に当たることの意味を示します。

【語源・由来】
中国の歴史書「史記 淮陰侯伝」の故事に由来する言葉で、背後に川や湖などを控えて布陣する陣立のことを背水と言います。この言葉は「戦いにおいて、退けば水に溺れることから味方に決死の覚悟をさせ、その結果見事に敵を破った」ことから生まれたとされています。

【用例】
用例①:背水の陣を敷いて会社再建を図る
用例②:弁護士試験の受験は今年が最後と背水の陣で挑む

ことわざと用例

ことわざとは、古くから人々が語り継いできた生活の知恵や教訓など、人が生きていくために必要な教えを短い文で表現しもののことです。このことわざは経験的・教訓的・遊び要素・批判的など、機能によって分かれています。各ことわざでご紹介した用例を基にビジネスシーンなどでも使ってみてください。

四字熟語の意味と用例

ことわざと四字熟語の意味と用例一覧|他山の石/切磋琢磨

切磋琢磨

【四字熟語】
切磋琢磨

【読み方】
せっさたくま

【意味】
学問や道徳、技芸などに熱心励む、仲間同士で戒め合う、励まし合い競い合いながら学問や道徳心を磨くという意味を示します。

広くは「仲間同士で高め合う」という意味で使われる言葉ですが、それと併せて「学問、技芸、人格などを高める」という2つの意味を持つ四字熟語です。

【語源・由来】
この言葉の由来は、孔子が編成した中国最古の詩歌集「詩経」にまで遡ります。詩経の中の「衛風淇奧」にある「如切如磋、如琢如磨」という一説に基いた四字熟語だとされています。

【用例】
用例①:彼らは切磋琢磨し合う関係だ
用例②:目標を持って切磋琢磨し続け、スキルを高めたいと考えています

朝三暮四

【四字熟語】
朝三暮四

【読み方】
ちょうさんぼし

【意味】
目の前の違いだけに心を奪われ、本筋に違いがないことや結果が同じになることに気が付かないこと。また、言葉巧に人を騙すという意味を示します。

【語源・由来】
その昔、宋の狙公が飼っていた猿に橡の実を与える時、「朝に3つ夕方に4つ与えよう」と言うと猿が怒ったので、「それならば朝に4つ夕方に3つ与えよう」と言うと猿が大喜びしたという「列子」「荘子」に記されているある寓話に基づいています。

【用例】
用例①:目先の利益に目がくらみ、結果を予測できないのでは朝三暮四と言われかねない
用例②:商品の価格を下げる代わりに送料を高くする商売方法は朝三暮四の悪い例だ

粉骨砕身

ことわざと四字熟語の意味と用例一覧|他山の石/切磋琢磨

【四字熟語】
粉骨砕身

【読み方】
ふんこつさいしん

【意味】
骨を粉にするほど力の限りを尽くすこと、力の限り懸命に働くこと、非常に苦労して働いたり勉学に励むという意味を示します。

【語源・由来】
苦労しながら力の限り懸命に働き、骨を折り身が粉になるまで働き続けることはとても大変なことですが、仏の恩義にはそこまでしてでも報いるべきだという言葉から由来とされています。

【用例】
用例①:入社後は粉骨砕身努力すると誓った彼女の言葉に偽りはない
用例②:粉骨砕身して社会や人のために尽くす覚悟です

温故知新

【四字熟語】
温故知新

【読み方】
おんこちしん

【意味】
先人の知恵に学びながら、それを大切に温め研究して、新しい知識や道理を見つけ出すという意味を示します。転じて誰かに何かを教えることができるくらいに、しっかりとその道のことを研究し習熟したのであれば、新しいことを知ることもできるという意味でも使われます。

【語源・由来】
以前に習ったことや昔のことを習熟して、新しいことを知ることができるのであれば、師にさえなることができる、という言葉に由来しています。また、「故きをたずねて新しきを知る」ではなく、「故きを大切に温めて新しきを知る」が本来の意味です。

【用例】
用例①:温故知新で技術を上手く組み合わせることに成功した。
用例②:いつも温故知新を心がけている。

四面楚歌

【四字熟語】
四面楚歌

【読み方】
しめんそか

【意味】
敵に囲まれて孤立し助けを求められないことや、味方がおらず周囲が反対者ばかりの状況という意味を示します。

【語源・由来】
「項羽本紀」の故事によると、包囲している敵軍から自分たち楚の国の歌が聞こえ、それを聞いた項羽や楚の兵士たちは「敵軍から自分たちの国の楚の歌が聞こえるのは、味方の兵がことごとく敵方に降伏したからに違いない」と思い込み、戦意を喪失した末に漢軍との戦いで敗れたとされ、これが四面楚歌の由来とされています。

【用例】
用例①:次の会議は自分への反対者ばかりで四面楚歌になりそう
用例②:人間関係がうまくいかず四面楚歌で辛い

四字熟語と用例

四字熟語もことわざと同じく、古くから語り継がれてきた生活の知恵や教訓、必要な教えを漢字4文字で表現しています。各四字熟語でご紹介した用例を基にビジネスシーンなどでもご活用ください。

ことわざと四字熟語から学ぶことと活かすこと

ことわざと四字熟語の意味と用例一覧|他山の石/切磋琢磨

ことわざも四字熟語も正に「温故知新」で、これらから学ぶべきこと、そしてそれを活かすことがビジネスシーンだけでなく我々が生きていく上で大切なことだと言えます。

今回ご紹介したことわざや四字熟語はほんの一部ではありますが、ぜひこれを機にご自身に必要なことわざや四字熟語を探してみてはいかがでしょうか。

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