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【種類別】プレリュードの意味|音楽用語/フィズ/フーガ

更新日:2020年08月20日

「プレリュード」という言葉の意味をご存知ですか。基本的には音楽用語の一つで、大きな曲の前に演奏される曲とされています。ここでは、音楽用語としてのプレリュードと有名な曲を紹介するとともに、派生で誕生したものについても触れていきます。

音楽用語でのプレリュードの意味とは?

前奏曲

「プレリュード」とは、音楽用語で「前奏曲」を意味します。書いて字のごとく、壮大な曲の前に演奏される曲で、ピアノの小曲が多いです。同じような意味を持つもので「序曲」がありますが、序曲は歌劇の開始前に演奏されたもので、これが変化してプレリュードとなったともいわれています。

「前奏」という言葉からは、どこか物足りない曲であるような印象を受けますが、そんなことはありません。有名な前奏曲の多くは前奏曲のような形をとっているだけです。もはや「前奏」の意味を成してはいないのでは、と感じられるほど奥深い作品も多いです。聴いてみれば、きっと気に入る曲があるでしょう。

プレリュードはもともと即興性が高いものでしたが、楽譜に書き留められるようになり、やがては独立した曲として技巧を凝らした作品も多く登場するようになりました。

クラシックの有名なプレリュード

プレリュードの意味が音楽用語であることは先ほど紹介したとおりですが、プレリュードにどんな曲があるのか、またどんな印象の曲なのか、わからない方もいるでしょう。

ここで複数の作曲家によるプレリュードをいくつか紹介します。主に、一般的によく親しまれる曲を抜粋して紹介しているので、聴いたことがある曲がいくつかあるのではないでしょうか。

ショパン

プレリュードで最も知られているのはショパンの曲ではないでしょうか。ロマン派の作曲家・ショパンが作曲したプレリュードは全部で26曲あります。そのうちの24曲は前奏曲集として、ほか2曲は独立した曲として作曲されました。

ショパンのプレリュードのなかでも特に有名なのが、この「Op.28-15」です。「雨だれのプレリュード」といえば、その名を耳にしたことがある方もいるでしょう。ショパンのプレリュードといえばこの曲、というほど有名で、印象的な曲です。

Op.28は全ての曲の調性が異なりますが、これはバッハの平均律クラヴィーアを意識したものであるといわれています。

ドビュッシー

ドビュッシーは印象派の作曲家ですが、ロマン派のショパンの影響も多分に受けているとされています。

ドビュッシーが作曲したプレリュードは第1巻と第2巻全24曲とショパンと同様ですが、こちらは全ての曲の調性を変えているわけではありません。

ドビュッシーのプレリュードで特に知られているのは、この第1巻第8曲の「亜麻色の髪の乙女」ではないでしょうか。静かで優しい旋律が印象的です。

ラフマニノフ

ロシアのロマン派の作曲家・ラフマニノフは超絶技巧で有名です。このOp.23-5は小曲ではありますが、やはり一般的には難しい曲に分類されるでしょう。しかし、ラフマニノフのピアノ曲のなかでは比較的易しい曲です。

ラフマニノフのプレリュードは全27曲ですが、24の長短調それぞれに1曲をあてており、これはやはりバッハ、ショパンを意識しており、そこに連ねているといえるでしょう。

プレリュードとフーガ

プレリュードの意味と複数の曲についてじっくり紹介したところで、次に「フーガ」との関係に触れましょう。

フーガとは、イタリア語で「遁走曲」を意味する楽曲形式です。遁走は「逃げる」という意味を持つ言葉です。人が走り逃げるような旋律の連なりが印象的な形式です。カノンを思い浮かべるとわかりやすいですが、これと同様に、同じ旋律が複数の声部に順に登場します。

フーガとは、複数の旋律を重ねて調和させる「対位法」という音楽理論の一つです。これが盛んに用いられたのは、バロック期です。それ以前の時代の音楽といえば、宗教音楽です。音楽の本質は「調和」にあるとはよくいいますが、まさにその意味を感じさせる音楽があふれている時代でした。

バッハ

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初回公開日:2017年12月07日

記載されている内容は2017年12月07日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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