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2017年12月07日

【種類別】プレリュードの意味|音楽用語/フィズ/フーガ

「プレリュード」という言葉の意味をご存知ですか。基本的には音楽用語の一つで、大きな曲の前に演奏される曲とされています。ここでは、音楽用語としてのプレリュードと有名な曲を紹介するとともに、派生で誕生したものについても触れていきます。

音楽用語でのプレリュードの意味とは?

前奏曲

「プレリュード」とは、音楽用語で「前奏曲」を意味します。書いて字のごとく、壮大な曲の前に演奏される曲で、ピアノの小曲が多いです。同じような意味を持つもので「序曲」がありますが、序曲は歌劇の開始前に演奏されたもので、これが変化してプレリュードとなったともいわれています。

「前奏」という言葉からは、どこか物足りない曲であるような印象を受けますが、そんなことはありません。有名な前奏曲の多くは前奏曲のような形をとっているだけです。もはや「前奏」の意味を成してはいないのでは、と感じられるほど奥深い作品も多いです。聴いてみれば、きっと気に入る曲があるでしょう。

プレリュードはもともと即興性が高いものでしたが、楽譜に書き留められるようになり、やがては独立した曲として技巧を凝らした作品も多く登場するようになりました。

クラシックの有名なプレリュード

プレリュードの意味が音楽用語であることは先ほど紹介したとおりですが、プレリュードにどんな曲があるのか、またどんな印象の曲なのか、わからない方もいるでしょう。

ここで複数の作曲家によるプレリュードをいくつか紹介します。主に、一般的によく親しまれる曲を抜粋して紹介しているので、聴いたことがある曲がいくつかあるのではないでしょうか。

ショパン

プレリュードで最も知られているのはショパンの曲ではないでしょうか。ロマン派の作曲家・ショパンが作曲したプレリュードは全部で26曲あります。そのうちの24曲は前奏曲集として、ほか2曲は独立した曲として作曲されました。

ショパンのプレリュードのなかでも特に有名なのが、この「Op.28-15」です。「雨だれのプレリュード」といえば、その名を耳にしたことがある方もいるでしょう。ショパンのプレリュードといえばこの曲、というほど有名で、印象的な曲です。

Op.28は全ての曲の調性が異なりますが、これはバッハの平均律クラヴィーアを意識したものであるといわれています。

ドビュッシー

ドビュッシーは印象派の作曲家ですが、ロマン派のショパンの影響も多分に受けているとされています。

ドビュッシーが作曲したプレリュードは第1巻と第2巻全24曲とショパンと同様ですが、こちらは全ての曲の調性を変えているわけではありません。

ドビュッシーのプレリュードで特に知られているのは、この第1巻第8曲の「亜麻色の髪の乙女」ではないでしょうか。静かで優しい旋律が印象的です。

ラフマニノフ

ロシアのロマン派の作曲家・ラフマニノフは超絶技巧で有名です。このOp.23-5は小曲ではありますが、やはり一般的には難しい曲に分類されるでしょう。しかし、ラフマニノフのピアノ曲のなかでは比較的易しい曲です。

ラフマニノフのプレリュードは全27曲ですが、24の長短調それぞれに1曲をあてており、これはやはりバッハ、ショパンを意識しており、そこに連ねているといえるでしょう。

プレリュードとフーガ

プレリュードの意味と複数の曲についてじっくり紹介したところで、次に「フーガ」との関係に触れましょう。

フーガとは、イタリア語で「遁走曲」を意味する楽曲形式です。遁走は「逃げる」という意味を持つ言葉です。人が走り逃げるような旋律の連なりが印象的な形式です。カノンを思い浮かべるとわかりやすいですが、これと同様に、同じ旋律が複数の声部に順に登場します。

フーガとは、複数の旋律を重ねて調和させる「対位法」という音楽理論の一つです。これが盛んに用いられたのは、バロック期です。それ以前の時代の音楽といえば、宗教音楽です。音楽の本質は「調和」にあるとはよくいいますが、まさにその意味を感じさせる音楽があふれている時代でした。

バッハ

バロック音楽を代表する作曲家といえば、バッハです。このバッハの曲には、「プレリュードとフーガ」と題した曲が数多くあります。先ほどショパンの項で紹介した平均律クラヴィーアもその一つです。

ところで、バッハの「プレリュードとフーガ」はオルガン曲として作曲されています。今回紹介している動画ではピアノで演奏されていますが、オルガンでの演奏を聴くとよりその時代の音楽の調和を感じられるのではないでしょうか。

バッハの曲は単調でつまらないと感じる方は多いです。確かに、ロマン派のような情感豊かなものに比べれば単調に感じますが、そのバッハの曲こそが後のショパンやラフマニノフ、ショスタコーヴィチらの音楽に影響を与えています。その歴史と意味を感じれば、よりバッハの音楽が楽しめるでしょう。

ショスタコーヴィチ

ロシアの作曲家・ショスタコーヴィチもまた、ショパンに倣ってプレリュードを作曲しています。24の曲からなるショスタコーヴィチのプレリュードには、ショパンを思わせる表現が随所に見られます。

プレリュード・フィズの意味とは?

カクテルの名前

「プレリュード・フィズ」とは、カクテルの名前を意味します。

「フィズ」は、お酒にレモンや炭酸水を混ぜたカクテルです。プレリュード・フィズはそれをアレンジしたもので、苦みが特徴的な赤いリキュールのカンパリ、カルピス、レモン汁、炭酸水を混ぜ合わせています。カンパリとカルピスの色が混ざり合った、ピンク色がかわいいカクテルです。

「プレリュード」とあるように、「前兆」「前触れ」という意味から食前酒としてよく飲まれます。

カクテル言葉の意味は?

ところで、花言葉や石言葉と同じように「カクテル言葉」があるのをご存知でしょうか。花や石の一つひとつに意味があるように、世界中にたくさんあるカクテルにもそれぞれ意味があります。

プレリュード・フィズのカクテル言葉は、「真意を知りたい」です。バーで飲むとき、一緒にいる人にこのカクテルを渡されたら、それはあなたに好意を持っているサインということも考えられます。逆に、あなたが好意を持っている相手に渡すのもいいでしょう。しかし、自分、もしくは相手がその意味を知らなければそれまでです。

カクテル言葉の意味を知っていれば、このような恋の駆け引きもできます。

バイオハザード6でのプレリュードの意味とは?

カプコンのテレビゲームシリーズの「バイオハザード」は、ハリウッドで映画シリーズが製作されるなど、世界的に人気のサバイバル・ホラーゲームです。

こののゲームには、「プレリュード」が存在します。音楽用語のプレリュードの意味と同様で、これはゲームの始めにあるチュートリアルです。

ゲーム本編のストーリーは4つあり、「レオン編」「クリス編」「ジェイク編」「エイダ編」、それぞれ4人のキャラクターのストーリーとなっています。プレリュードは、このうちのレオン編です。

チュートリアルなので、一度やってしまえばもうする必要はないでしょうが、シナリオ選択画面から何度でもプレイすることが可能です。

プレリュードの意味を知ってより深く楽しもう

プレリュードの意味は、基本的には音楽用語の「前奏曲」を指します。もともとの意味では確かに前奏としての役割をもつ曲の形式でしたが、時代が下るにつれて独創性を持ち、自由で独立的な一つの曲として成立していったことがわかります。

音楽用語であるプレリュードの派生で誕生したのが、食前酒の「プレリュード・フィズ」やゲームのチュートリアルでした。これらは意味を知ってしまえば「そんなことだったのか」と感じますが、「プレリュード」と表現すると、おしゃれな雰囲気が漂います。

今回は、プレリュードという言葉とそれが意味する内容について詳細に紹介してきましたが、いかがでしたか。名前を聞いたことはあってもよくは知らなかったこと、詳しく知ると面白さがわかったことなど、新たな発見があったのではないでしょうか。

これを機に、さらに興味の幅を広げてみてはいかがでしょうか。

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