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2017年12月14日

「行」の消し方・返信用の「行」の消し方|手紙/はがき

はがきや封筒では、「行」を消して「様」や「御中」に変える場面がしばしば見られます。ビジネスシーンでも頻繁に行われますが、「行」の消し方はどのようなものか、気になる点も多いのではないでしょうか。この記事では、「行」の消し方や使用例についてご紹介します。

「行」とは何か?

「行」の消し方・返信用の「行」の消し方|手紙/はがき

「行」とは?

手紙や封筒では、「行」を消して「御中」や「様」に変更することがあります。日常生活やビジネスシーンでしばしば見られますが、「行」にはどのような意味があるのでしょうか。ここでは返信用封筒を例に挙げ、「行」について詳しく見ていきます。

返信用封筒の仕組みは、差出人が相手から返信をしてもらうために、あらかじめ自分の宛先が書かれた封筒を入れ、相手に送るというものです。このうち、自分の宛先が書かれた封筒を返信用封筒といい、相手が自分に返信することができるように用意しておく封筒となります。そして、この返信用封筒で自分を宛先として記入する際に、「行」を使用します。

「行」の仕組みは?

宛先には、通常は「様」や「御中」などの敬称を使用します。しかし、差出人が自分を宛先として記入する際には「様」や「御中」は使用しません。自分に対して敬称を使用することはないからです。ここでは自分を宛先として書いた後で、「行」と書きます。例えば会社が差出人となり、返信用封筒に自分を宛先として書く例を考えると、

〒123-4567
A県B市C町1丁目2番3号
株式会社〇〇行

のように書きます。自分の会社名として株式会社〇〇と書き、その後で「行」と記載します。敬称となる「御中」は書かないことに注意が必要です。

この返信用封筒を入れて相手に送ることになりますが、その際には相手が宛先となるために「様」や「御中」を記載します。こちらは自分が宛先ではなく、相手に対する敬称が必要となるからです。一方で、この中に含まれる返信用封筒の宛先は自分になるため、「行」を使用します。ここはきちんと区別しましょう。

なぜ「行」を消すか?

「行」の消し方・返信用の「行」の消し方|手紙/はがき

次に、「行」を消して「御中」や「様」に変更することについて考えてみましょう。返信用封筒を例に挙げると、最初から「行」が書かれています。これは差出人が自分を宛先として、あらかじめ書いておいたものです。しかし、差出人に返信する際に「行」のまま返信してはいけません。「行」を消し、「御中」や「様」を使用します。

宛名には、相手の氏名・名称の後に「様」や「御中」などの敬称を記載します。これは、返信用封筒で受取人が差出人に返信する際も同様です。返信の相手(差出人)に対して敬称をつけなくてはなりません。しかし、返信用封筒は差出人が自分で書いた宛先となり、「行」が記載されています。そこで、「行」を消して「御中」や「様」に変更する必要があります。

返信はがき・返信用封筒の「行」の消し方は?

「行」の消し方とは?

それでは、返信用はがきや返信用封筒の「行」の消し方を見ていきましょう。返信用はがき・返信用封筒以外でも、応募はがきなどで「行」が使用されますが、基本的な消し方は同じです。いずれの場合も、ただ「行」の横に「御中」や「様」をつければいいわけではありません。きちんと「行」を消す必要があります。

「行」の消し方は、二重線で消す方法になります。縦書きであれば縦線か斜め線の二重線で消し、横書きであれば横線か斜め線の二重線で消します。斜め線を使用する場合、縦書きと横書きのいずれも、右上から左下に向かって引きます。

縦書きと横書きの消し方には、それぞれ細かい特徴があります。この点について、詳しくは後述します。

二重線で丁寧に消すこと

「行」の消し方には必ず守るべきという規定はありませんが、一般的には二重線が使用されます。1本の線や3本以上の線で消すことはありません。また、「×」などで消してはいけません。

1本の線で消すと、「行」を消したことが相手に伝わりにくくなります。また、3本以上の線で消すことは、見た目として雑な印象を与えます。さらに、「×」などで消すとぶっきらぼうな印象になってしまいます。このような理由もあり、二重線での消し方が一般常識となります。

「行」を消すことは、「様」や「御中」に変えて相手に敬意を示すために行います。そのため、消し方も丁寧な印象を与えることが重要です。二重線が波打ってしまったり、二重線の間が広すぎたりすることのないように、丁寧な消し方を心がけましょう。

縦書きでの「行」の消し方と注意点

縦書きの「行」の消し方には縦線と斜め線がありますが、それぞれに特徴が見られます。縦線での消し方は、縦書きの文字の流れとして自然な印象を与えることができます。一方で、斜め線での消し方は、消したことが伝わりやすいという特徴があります。このうち、縦線での消し方には特に注意が必要です。

「行」という漢字には縦線が含まれているため、縦線で消す場合にはこれらと重ならないようにする必要があります。重なってしまうと、消したことがわかりにくくなります。一方で、斜め線で消す場合には、一目見て消したことがわかりやすくなります。

縦線、斜め線のいずれも、「行」の中心部分に二重線が来るように消しましょう。縦線を使用する場合でも、「行」の中心部分にきちんと二重線が来れば、消したことが伝わりやすくなります。

横書きでの「行」の消し方と注意点

横書きの「行」の消し方には横線と斜め線があり、こちらもそれぞれに特徴があります。横線での消し方は、横書きの文字の流れとして自然な印象があり、斜め線での消し方は、縦書きと同様に消したことがわかりやすくなります。

「行」という漢字には横線が含まれています。そのため、横線で消す場合は漢字の横線と重ならないように注意する必要があります。消し方としては、「行」に含まれる横線2本の下に二重線が来るようにする方法や、「行」の2番目の横線の上と下に二重線が来るようにする方法があります。

字体やフォントによって「行」の横線の位置は変わってきます。いずれの場合も、消したことがわかるような引き方をしましょう。また、斜め線の場合は縦書きと同様に、「行」の中心部分に二重線が来るように消しましょう。

「行」の消し方の使用例は?

「行」の消し方・返信用の「行」の消し方|手紙/はがき

手紙

一般的な手紙で「行」を消す場合としては、先ほど見た返信用封筒が代表例となります。例えば、会社などの団体から送られてきた返信用封筒を使って返信する場合、返信の相手は団体となるため、「行」を消して「御中」に変えます。「御中」は個人以外の団体に対する敬称になるからです。一方で、個人に返信する際には「行」を消し、「様」を使用します。

はがき

はがきの場合は往復はがきで「行」を消します。こちらも返信用のはがきがあらかじめ用意されているため、そこに記載されている「行」を消し、「様」や「御中」に変えます。

また、応募はがきに「行」が記載されている場合もあります。こちらはプレゼントやキャンペーン、懸賞の応募はがきとなり、あらかじめキャンペーン係などが宛先として記載されています。その際には「キャンペーン係行」となっているため、「行」を消して「御中」にします。

招待状

招待状も、一般的には返信用のはがきが使用されます。結婚式やパーティー、イベントなどで使用され、返信用のはがきは基本的に出欠確認の意味があります。出席の有無を記載したうえで返信しますが、その際にきちんと「行」を消し、「様」や「御中」に変えましょう。

結婚式

結婚式でも、招待状に返信用のはがきが使用されます。こちらも出欠確認として使われます。結婚式の招待状は個人から送られてきたものとなるため、返信の際には「行」を消し、「様」に変更します。

連名

結婚式の招待状などは、差出人が連名となっている場合があります。この場合もあらかじめ「行」が記載されていますが、両名の間に1つだけ書かれていることが一般的です。しかし、返信の際には相手が2人になるため、それぞれに「様」をつけなくてはなりません。「行」を消したら、両名の下にそれぞれ「様」を書きましょう。

マナーのある消し方で好印象を与える!

「行」の消し方・返信用の「行」の消し方|手紙/はがき

今回は、「行」の消し方や使用例について見ていきました。「行」の消し方は、日常生活やビジネスシーンで幅広く使用されています。正しい消し方を覚えておけば、多くの場面でマナーのあるやり取りを行うことができます。

「行」は、ただ消せばいいというものではありません。「行」を消して「様」や「御中」に変えることは、返信の相手に対するマナーです。「様」や「御中」といった敬称を書くだけでなく、「行」を丁寧に消すことも意識してみましょう。正しい消し方をおさえ、ぜひ役立ててみてください。

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