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2017年12月12日

サブリミナル効果の例・作り方|cm/広告/恋愛/性的

サブリミナル効果という言葉は、多くの人が聞いたことがあるでしょう。では、どんな効果なのか知っていますか。例えば、印象操作や洗脳、暗示などと同様で、怖いイメージですか。それとも、インチキな理論と捉えていますか。サブリミナル効果は、なぜ禁止されているのでしょう。

サブリミナル効果が認識されたのはいつ頃

人心掌握は宣伝の大原則です。そして「嘘も百回言えば真実になる」という現代のマスコミも利用している手法は19世紀頃から研究されていましたが、ナチスドイツが確立したと言われます。巧妙にゆっくりと人知れず、人々の無意識下に特定のイメージを刷り込んでいきます。同じ言葉を連呼し、記憶に残るように印象操作をします。この手法は選挙の時に、候補者の名前を連呼することに繋がっています。

サブリミナル効果の定義は、意識と潜在意識の境界領域より下に刺激を与え、表れてくる効果のことを言います。サブリミナルは「潜在意識」とも訳されます。

プロパガンダの天才

ナチス政権下、宣伝大臣を努めていたのが、Paul Joseph Goebbels (パウル・ヨセフ・ゲッベルスー1897年~1945年)です。彼は「プロパガンダの天才」と言われ、ヒトラーの右腕の一人でした。プロパガンダの担当者は大衆心理の芸術家だ、と彼自身は言い切っています。

人々の心を掴むため、演説を行うのは夕暮れ時で、心の高揚を呼び起こす演出を施します。声には極端に抑揚をつけ、自信を持って身振り手振りを付け加えて喋ると、それを聴いている聴衆は陶酔していきます。そこに音楽を流せば、さらに効果的です。

ナチスは、現在でもヨーロッパでは話題にすることもタブー視されています。例として、敬礼の仕方や子どもが授業中に発言する際、手を上げることも禁止されています。それだけ、ナチスを連想させる行動は危険だと言うことです。

サブリミナル効果の例

サブリミナル効果は、あらゆる手法で表現されます。よく知られている例は、ポスターなどに文字を紛れ込ませることです。一見すると分からないものでも、人間の無意識はそれを意識します。特定の言葉のケース、過激な言葉を刷り込むなど、その例はさまざまです。無意識下の記憶に残れば、宣伝としては成功と言えます。

CMを利用する

テレビは最高の洗脳装置です。例を挙げると、特定の番組内での特定の文言の繰り返し、特定の製作会社が作る番組などを継続的に見続けると印象操作をされかねません。だからメディアは、中立でなければなりません。CMでは、現在も昔もサブリミナル効果が利用されてきました。

定期的に放送されるCMや番組のセット、ドラマの小道具などを利用し、特定のメッセージを無意識下に刷り込み、潜在意識・サブリミナルに訴えかける仕掛けを散りばめます。それによって、特定の商品を購入させる、選挙の世論操作を行うなどの効果を狙っています。

性的なものを連想させる

サブリミナル効果は、性的なものと一体で表現されることが多くあります。よく知られている例として、大手企業の広告やCMに「SEX」という文字を隠し、一見すると分からないようにします。言われなければ分からない文字も、潜在意識には届き刷り込まれます。

例えば、日本のCMでも放送禁止になったものがいくつかあります。誰もが食べたことのあるインスタント焼きそばのCMが、直近では有名です。清純派の若手女優とされる10代のタレントが、「全部出たと?」と添付されているソースを麺にかけるというCMです。見る側の受け取り方とも言えますが、なにか「連想させる」として別バージョンに差し替えられています。

広告はサブリミナル効果の王道

例えば「たばこは20歳になってから」というキャッチフレーズが、街中にあふれた時代がありました。これは、20歳になるまでたばこを吸ってはダメという意味と、20歳になったらたばこを吸いなさい、という意味があるとされています。潜在意識に訴えるサブリミナル効果のあるフレーズです。

サブリミナル効果の例えとして引用されることが多いのが「コカコーラを飲め」「ポップコーンを食べろ」と、映像に仕込んだケースです。これは、映画館で上映中の作品の上に、1/3000秒ずつ5分ごとに二重映写するという手法を取っています。売上が増加したと言われていますが、検証が充分でなないため、真偽のほどは定かではありません。

サブリミナル効果が音楽に及ぼす例とは?

潜在意識を刺激するサブリミナル効果のある音楽を「サブリミナル音楽」と呼び、自己啓発や啓蒙に有効だとする人たちがいます。自発的に音楽を聴き、日々の行動を改善しようとするもので、動画サイトにもたくさんアップされています。しかし、サブリミナル効果が音楽を通して人々に影響を及ぼすものとは、少し傾向が異なります。

音楽を聴いて、サブリミナル効果のせいで、おかしくなる例があります。あまりにも有名なのが、自殺の聖歌と呼ばれた「暗い日曜日」です。実際に、多数の自殺者が出ています。その他の例としては、1970年代後半のオーストラリアで結成された「SPK」というノイズ・インダストリアルバンドです。

音楽が潜在意識に及ぼす影響

精神病院に勤務していた看護師とその患者で結成されたバンドだったSPKは、本物の狂気をまとった伝説として知られています。SPKの由来はドイツ語の「社会主義患者集団(Sozialistisches Patientenkollektiv)」という政治組織から取られており、政治的思想の強いバンドだったことが、このことからも伺えます。

それまでになかった音楽として、熱狂的なファンが多数いたバンドです。歌詞の中には「戦争・狂気・死・絶望」などの言葉が多用され、金属音や破壊音をテープで歪めて編集しており、当時は誰も聴いたことのない音楽でした。

SPKは、意図しないサブリミナル効果を聴衆に及ぼした例です。先導しようとしたのかは、今となっては確認できません。名前の由来となった「SPK」は、その後テロ組織となり、爆弾を仕掛けようとして爆死しています。

ここまで狂気をはらんだノイズミュージックは存在しない。

SPK のデビューアルバム。

出典: http://amzn.asia/2lXlJEN |

恋愛にサブリミナル効果を取り入れた例

例えば、サブリミナル効果を恋愛に活かす方法もあります。潜在意識に働きかけ、自然に振り向かせることは、サブリミナル効果が得意とする分野です。なんとなく見ているようで、視界に入ってくる情報、自然に耳から聞こえてくる音などは、潜在意識を左右します。その潜在意識は、人々の意識の9割を占めるとも言われます。

例えば、以下の行動を気になる異性にアプローチし続けて見てください。なにか変化があるかも知れません。

・同じフレーズの連呼「○○が好きなんだよねぇ」
・パーソナルスペースを利用するー接近する
・ミラー効果ー相手と同じ行動をする
・同じ体験をする「○○良かったよね」「○○気持ち良かったね」

あくまで「さりげなく」がキーワードです。

サブリミナル効果はどうやって作り出す?

例えば、報道番組内でサブリミナル効果が使われ、問題になったことがありました。ニュース原稿では批判する内容ですが、犯罪を起こした本人の画像を差し込んだ映像を放送していました。表と裏で行っていることが異なるのは、報道番組では問題となります。それが、視聴者を先導するような内容なら、なおさらです。

アニメや漫画の中では、どうでしょうか。例として、野球漫画の主人公が特定のスポーツメーカーと契約します。すると、そのメーカーの野球道具が、子どもたちに売れたという事例があります。ロゴが画面に映し出されるだけで、充分サブリミナル効果があると言えます。

サブリミナル効果の例は嘘なのか

あなたは「サブリミナル効果」という言葉を聞いて、どんな印象を受けますか。怪しくて、ちょっと甘美なイメージでしょうか。それとも、胡散臭くて信用ならないイメージでしょうか。サブリミナル効果の例として、映画館でのポップコーンの売上の話があります。結果としては、調査した当人が「嘘だった」と発言したため、真意が分かりません。科学的根拠が立証されないため、サブリミナル効果は眉唾ものとされています。

1990年代に日本では「日本民間放送連盟 放送基準」内で明文化されています。公にはサブリミナル効果を狙ったCMや広告は禁止されています。

視聴者が通常、感知し得ない方法によって、なんらかのメッセージの伝達を意図する手法(いわゆるサブリミナル的表現手法)は、公正とはいえず、放送に適さない。

出典: https://www.j-ba.or.jp/category/broadcasting/jba101032#hk8 |

なぜサブリミナル効果は禁止されたのか?

サブリミナル効果は、無意識に特定のものを認識させることです。「無意識」ということが肝心です。これは、見方を変えると洗脳や暗示と同義です。禁止されたのは効果がありすぎるから、と深読みする人もいます。「サブリミナル効果があるのか否か」より、「どうしてサブリミナル効果が起こるのか」の方が重要です。

人の心は移ろいやすく、影響を受けやすいことを証明するように、日本以外にも、イギリス、アメリカ、カナダでもサブリミナル効果を狙ったCMや広告は禁止されています。例えば、冷戦時代には「洗脳される」という恐怖が人々を支配しました。

悪意を持った独裁者や企業が、サブリミナル効果を狙ったとしたら、どうでしょう。余計なものを買わされ、特定の行動をするように人々は暗示にかかるのでしょうか。では、広告とは一体なにでしょう。

サブリミナル効果は危険な例となるのか?

サブリミナル効果は、信憑性がないインチキな理論として否定する人もいます。では、なぜ各国で禁止され続けているのでしょう。無意識に特定のイメージを刷り込むのは「悪」なのでしょうか。しかし、世の中にあふれている広告やCMは、印象操作のオンパレードです。

○○という映画を見に行こう、○○という店がオープンしました、○○が発売されます。これらは、特定のものを宣伝したケースです。無意識下に働きかける印象操作をしていないとは、言い切れません。全くなにからも影響を受けずに生活することは、現代人には不可能です。

例えば、深夜の通販番組を見ていて、思わず購入したことはありませんか。あれは、サブリミナル的な番組ではないのでしょうか。必要ないのに購入したくなるよう潜在意識に働きかけてはいませんか。誰にも検証できません。なぜなら、それがサブリミナル効果だからです。

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