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【宗教別】アーメンの語源/5つの意味と使われ方/エイメンとの違い

初回公開日:2018年01月10日

更新日:2018年09月18日

記載されている内容は2018年01月10日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。

また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

日本では「アーメン」と言えばキリスト教のイメージですが、もともとはヘブライ語です。キリスト教を含むイスラム教などの、アブラハムの宗教において使用されている「同意」などを意味する言葉なのです。意味や似た言葉たちとの違いを学び、正しい解釈・使い方をしましょう!

アーメンとは

「アーメン」という言葉をどこかで見聞きしたことがあるという人が多いでしょう。聞いたことがある人は、この言葉がどこでよく用いられているのか、どんな人がよく用いるのかを何となくでも知っているはずです。

使い方や語源に関してもご紹介しますが、まずは「アーメン」の意味についてをお伝えしていきます。

アーメンの一般的な意味

「アーメン」の言葉に込められている意味は、「然り(しかり)・確かに・まことに・そのとおりです・そうなりますように」です。

「アーメン」のスペルは、「amen」と書きます。これは、英語におけるスペルで、日本でもこのスペルで表記することが一般的ですが、基本的には「アーメン」とカタカナで表記されることが多いです。

アーメンの語源・由来

英語や日本で言う「アーメン」の語源は、ヘブライ語「'āmēn」です。

もともとはユダヤ教で使われていた言葉ですが、キリスト教がそれを受容したといわれています。

「アメン神」というのは、エジプトのテーベにおける地方神です。第11王朝から始まったテーベ王朝時には、太陽神であるラーと習合して国家神アメン・ラーになりました。「アーメン」は「アマン信じる・アマナ信仰」といった単語を由来としている説があります。

アーメンを現代口語訳にすると

「アメン」は「はい、そのとおり」の意味を持ちます。読み方としては「アーメン」でも問題ありません。意味は「然り・確かに・まことに」などで、祈り・頌栄・契約・誓約の際に用いられています。

エジプトの古い言語なので、本当に「アメン」と読むのかは明確にされていません。ギリシア文字の転写によれば「アンモーン」になっていることもあり、多くの資料を比較してみると「アムン」の可能性も挙げられます。

【宗教別】アーメンの使い方

キリスト教では、祈りの後・賛美歌の最後・神父が話を終える時などに使います。

祈りの後に言う「アーメン」は「そうなりますように」という意味になります。

賛美歌の最後に「アーメン」と言った場合は、その賛美歌で歌われる内容によって意味がちがってきます。「そのとおりです」の意味と「そうなりますように」の意味のふたつに分かれます。

「アーメン」は、状況や内容に合った意味で捉えましょう。

1.ヘブライの聖書におけるアーメンの意味

「アーメン」はヘブライ語(古代パレスチナで使われていた言語)で「ほんとうに」「まことに」「然り」などを意味しています。ヘブライの聖書とはユダヤの聖書で、タハナと呼ばれています。

信仰対象はキリストではなく太陽神アメンやヤハウェなどの古代神が中心です。

「アーメン」の由来はヘブライ語にあるため、ヘブライ語が話される地域に根付く宗教の中では「アーメン」の言葉が使用されます。

使い方

「アーメン」の言葉が、実際にどういった使い方をされているのかご存知ですか。この言葉はやたらと言えばいいということではなく、決まった時に使用されています。

「アーメン」が持つ意味を大切に、祈り・賛美歌・神父の話の後などに使用することが基本です。

神父が話を終える時に使う「アーメン」も、多くは「神のとおり」として、「そのとおりです」や「然り・まことに」などの意味が込められることが多々あります。

2.新約聖書でのアーメンの意味

キリスト教にて「アーメン」の言葉が使われている場があります。その場というのが、新約聖書です。

新約聖書では「イエス・キリスト」のことを「アーメンたる者」あるいは「アーメンである方」と呼ぶことがあります。

イエス・キリスト自身が説教を始める前に「アーメン」と言っているという記述もあります。聖書においては「アーメン(たる者・である方)」=「イエス・キリスト(イエス様)」になることがあります。

使い方

「アーメン」の従来・本来の意味での使い方では「そのとおりです」や「そうなりますように」になります。

現代では意味を変えて使用されていることも珍しくありません。その意味というのは、「祈り」や「誓い」です。「(神に)祈ります・誓います」の意味で使われることもあります。

福音書におけるアーメンの用法は独特で、「誠に汝らに告ぐ」「よく言っておく」「はっきり言っておく」「まことに」などです。

3.ユダヤ教での意味

「アーメン」はユダヤ教でも聞かれる言葉です。

ユダヤ教は古代神ヤハウェを信仰し、キリスト教の旧約聖書を聖典としています。

もともとはラビが読み上げる聖書の一節を復唱していましたが、だんだんと「アーメン」という「そのとおり」「しかり」という言葉だけを言うようになっていきました。

使い方

ユダヤ教では「アーメン」を、宣言の終わりに唱和するのが決まりとなっています。

「アーメン」とはそのとおりだという意味なので、皆がその宣言に同意したことをあらわす儀式の方法です。ユダヤ教のこの方式が、キリスト教に受け継がれていきました。

4.キリスト教での意味

キリスト教では「アーメン」を祈り・賛美歌などの最後に使用したり、神父は話の最後に使用することが多いです。

キリスト教では一般に「アーメン」は、祈祷や賛美歌の終わりに置く言葉として使われています。

「アーメン」は新約聖書の文頭に出てきます。補足文にも「アーメン」が出てきます。文の末尾にも同意の意味としてしばしば使われています。

使い方

「アーメン」の意味は「そのとおりです・そうなりますように」なので、「同意・共感の意」と「そうなることを願う」の意味で使われています。

「アーメン」をお祈りの最後や牧師や神父の話の最後につけ、ほんとうにそうですねと同意・確認をするために使います。

5.イスラム教での意味

「アーメン」という言葉は、日本ではキリスト教で使われるイメージが強いです。しかしもともとはヘブライ語なので、イスラム教でも使用されることがあります。

キリスト教・イスラム教・ユダヤ教はアブラハムの宗教として、似た言葉が見られることが少なくありません。

使い方

ヘブライ語で「アーメン」は「アーミン」と発音します。

「アーメン」は他の宗教とおなじで、「然る」「そのとおりです」という意味でイスラム教でも使われています。イスラム教ではコーランを読んだあとに使用されることが多いです。

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アーメンと似た言葉

【宗教別】アーメンの語源/5つの意味と使われ方/エイメンとの違い
※画像はイメージです

「アーメン」と似た言葉として「エイメン」と「オーメン」がありますが、「エイメン」は「amen」の読み方違いで、「オーメン」は黒ミサに関した暗号を作る言葉です。

「アーメン」と「エイメン」は同じ意味であり、「オーメン」にはあまり良くない意味合いが含まれています。

ちなみに「ハレルヤ」は「主を褒め称える」言葉ですので、「神(主)に同意・共感・願いを示す」言葉である「アーメン」とは異なります。

エイメンとの違い

「amen」を「エイメン」と読むことがありますが、スラングとしての読みになるといわれています。意味としては「エイメン」も「アーメン」も変わりありません。

キリスト教の神父の中にも、「amen」を「エイメン」と読む人はいます。つまり、読み方の違いだけで、意味・意味合いに関しての違いは無いということです。日本では「アーメン」の読み方・言い方が浸透しているため、「エイメン」は聞き慣れない人が多いです。

オーメンとの違い

「アーメン」と「オーメン」は、スペルも違えば持っている意味合いも異なり、使う場面にも違いが見られます。

「オーメン」のスペルは「omen」で、頭文字「o」はアルファベットで後ろから12番目の文字になり、オリンポス12神の意味が込められています。

「アーメン」は「amen」ですが、頭文字「a」はアルファベット順で一番はじめに来る文字です。神話の中で最も力のある神ゼウスを意味していると考えられています。

アーメンの意味をきちんと理解しよう

「アーメン」が「そのとおりです」「(その教え・言葉に対して)まことに・確かに」「そうなりますように」「(その教え・言葉に対して)現実化を願う」意味だということを覚えておきましょう。

祈りを行うときに込められる(心の安心・確立・拠り所)を強調する「アーメン」を、祈り・賛美歌などの後に使用することは基本です。神父が話の終わりに使うこともよくあります。

他の宗教用語や宗教観を学んで見よう

ユダヤ教・イスラム教・キリスト教といった宗教を信仰する人たちを「啓典の民」といいますが、これら宗教を総称して「アブラハムの宗教」と呼びます。

「アブラハム」というのは、ノアの洪水により大変なことになった人類を神が救済するにあたり、一番最初に祝福された預言者のことです。この人物は「啓典の民」における始祖(信仰の父)だといわれています。

このような他の宗教用語や宗教観を学んで、教養を高めていきましょう。

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