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【理系文系別】卒論の平均の文字数・足りない時の打開策・配分

初回公開日:2018年04月27日

更新日:2018年04月27日

記載されている内容は2018年04月27日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。

また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

「卒論が書けない」「文字数が足りなくて途方に暮れている」という悩みはありませんか。卒論はその学部で4年間学んできたことの証すなわち集大成です。卒論の文字数が足りない時の打開策や卒論をうまく書くコツ、文字数の増やし方や配分についてご紹介していきます。

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卒論の意義

卒業論文は何のために書くのでしょうか。卒業論文は、理系文系に関わらずテーマ決めから始まり、先にその研究をしている人の研究内容を勉強すること、自分の考えを書くことを求められます。「社会で役に立つ力」を養成しているからです。

例えば、会社に入ってから上司に「〇〇について調べてくれ」と言われたとします。ここで、2つのタイプにわかれます。1つ目は、ただネットにある情報を並べただけで報告する人、もう1つは、ネットにある情報をまとめて、上司がどんなデータを求めているかをおさえながら自分の意見を加えて報告する人です。

この2タイプのうち、上司が満足する仕事をしている人、もっといえば会社に貢献している人はどちらでしょうか。当然、後者です。言われたことをやるだけではなくプラスアルファを求められるのが社会人です。卒論はそこを勉強するいい機会となります。

卒論は必須?

卒業論文は、卒業するに当たり必須なのでしょうか。必ず必要なものかといえばそれは違います。卒論を選択科目扱いにしていて、他で卒業要件の単位数を満たしていれば、卒論を書かなくても卒業できます。

しかし、まだ多くの大学では卒論を必須としている場合が多いです。選択科目ではなく必修科目にしているケースです。法学部などでは卒論を選択科目にしているケースが多く見受けられます。

卒論で文字数が足りない時の打開策

卒論を書く上で頭を悩ませるのが卒論の文字数です。小学校のときに、夏休みの宿題の作文の文字数が足りなくて、漢字をひらがなにして出したという経験を持っている人もいるでしょう。しかし、大学も卒論では漢字をひらがなにして文字数を稼ぐというやり方は通用しません。指導教官に書き直しあるいは再提出を求められます。

では、文字数を稼ぐにはどうしたらよいでしょうか。大きくわけると文字数を稼ぐには2つのポイントがあります。1つは研究の背景を詳しく書くことです。テーマに選んだ研究は、何かしら社会的な背景があります。何かをよくしたい、何かを解決したいという課題があってそれを研究テーマにしているからです。

社会的な背景とその問題点、自分より前にその研究をしている人の結果などの実例をあげて、「だからこうしたいと思い、このような研究をした」とすれば、文字数を稼ぐだけでなく、研究内容や卒論に説得力がでてきます。

文字数を増やすもう一工夫

それでもまだ文字数が足りないという場合は、研究結果の内容を充実させていきましょう。卒論は、文字だけの羅列よりも、図や表が入っている方が見やすくなります。そして、ただ見やすくなったというだけではなく、その図や表の説明や解説、考察をいれることで、文字数を増やすことができます。

例えば、「図1にみられるように」と書くだけでも10文字稼ぐことができます。また、「□□が〇〇に影響を与えていることがわかった」と書くよりも、「表1はこれらの結果をまとめたもので、この表1からわかるように、〇〇において□□の影響は無視できないほど影響を与えていると考えられる」と書けば、文字数は43字も多くなります。

このように1つ1つの文章を少しずつ増やしていけば、結果的に文字数に悩むことがなくなるといえるでしょう。

理系・文系別卒論の平均の文字数や量

それでは次に、卒論の文字数についてみていきましょう。学校によって〇文字以上や〇ページ以上という決まりがありますので、それにしたがって卒論の文字数を確認しながら執筆をすすめていきたいところです。

理系と文系、それぞれの卒論の平均文字数をみていきましょう。

ページ数

一般的には理系よりも文系の卒論の方がページ数は多いです。卒論のページ数の平均は、理系が20ページ程度、文系が100ページ程度です。学校によっては2ページというところもありますので、学校によってその差は大きいといえます。

では、文系と理系では理系の方が卒論を書くのは簡単かといえばそうではありません。理系の場合は多くが卒論を書くにあたり卒業研究をします。そしてその中で実験をたくさん行っていきます。したがって、卒論で2~3行相当の結果を得るために膨大な実験を行うということもあります。

理系の卒論を書いた経験がある人が文系の卒論をみると、調べたことや他の論文の引用が多いため、読書感想文や作文のような印象を受けるケースが多いです。文系と理系の卒論に違いはそこにあります。

行数など

卒業論文の行数の平均は、理系でも文系でも30行が一般的です。A4サイズの用紙であることが多く、1行に40字だと文字数は1ページで1200文字ということになります。これは改行せずにびっしりと文字だけを書いた場合ですので実際の卒論ではこれよりも文字数が少なくなります。

学校によって1行あたりの文字数や1ページあたりの行数が異なり、それぞれ指定がありますので、確認してから執筆を始めましょう。

卒論の構成

卒論を書くにあたっては、まず構成が必要となります。やみくもに思いつきで書くよりも、卒論の筋道を立ててから書いた方が文字数を増やすことも簡単です。ここでは卒論の構成について理系と文系それぞれについてみていきます。大学や研究内容によって多少異なりますが、基本的な構成は次のようになります。

理系

理系の卒論の構成は、1表紙、2目次、3研究目的やその背景、4理論と実験方法、5実験結果、6考察や結論、7参考文献、8謝辞という流れになります。研究室の先輩の卒論を参考にしたり、担当教官の論文を読んでその構成を参考にするのも良いでしょう。

表紙

理系の卒論の表紙には、研究内容をわかりやすくまとめた研究タイトル、指導教官名、同じ研究をしている大学院生がいればその名前、自分の名前を書きます。大学院生の名前は省略される場合や、共同研究者として書く場合もあります。担当教官に確認しましょう。ここでの文字数稼ぎは難しいです。

目次

目次には、それぞれの章ごとの項目とページ数を書きます。1.研究目的、1.1背景、1.2関連している研究といった書き方になります。

研究目的や背景

研究目的や背景には、なぜその研究をしたかということをまとめていきます。社会的にこんな背景があって、こういう研究がすでになされていて、それではなくこっちのプロセスではどうかと考え卒論のテーマとしたという流れです。

卒論の研究目的や背景は1ページ以上という文字数制限がある場合がほとんどです。〇ページ以下と指定される場合は稀なケースですので、ここでしっかりと文字数を稼ぎたいところです。

理論と実験方法

理論と実験方法では、まず理論的な値を導き出すことや仮説を立てていきます。そして、得ることが期待できる結果も書きます。それから、その仮説を検証するための具体的な実験方法を書きます。ここでは、どのような実験をするかだけでなく、実験の計画にもふれておきましょう。

理系の卒論では、この理論と実験方法が1つの肝となります。おおよそ、卒論の4分の1をこの理論と実験方法で書きあげます。かなりの文字数となるので、できるだけ早いうちからこの章に取りかかりたいところです。

実験結果

さきほど示した実験方法で得られた実験結果について書いていきます。実験は必ず成功するとは限りませんので、期待する実験結果が得られるまで何度も実験を繰り返すということもあります。

この章では、実験結果について、詳しく書いていきましょう。図や表をいれると見やすい卒論となります。また、それらの図や表からわかることや考えられることを書いていけば文字数は増やせます。見やすい卒論は自分も書きやすくなりますので積極的にいれていきましょう。

考察や結論

さきほどの実験結果では、あくまで得られた結果を書くだけにとどめておきます。この章で、その結果の考察や、得られた結論を書いていきます。卒論のもっとも重要となる部分です。文字数もページ数もおおよそ半分程度をさきます。

考察では、理論と結果をくらべてどのような結論がでたかをまとめていきます。また、結論では、その考察をふまえて、卒論全体の内容をできるだけ簡潔にまとめます。

参考文献

卒論を書くにあたって、参考にした論文や書籍などを書いていきます。ここでは参考文献のタイトルや著者名もあわせて書いていきます。

謝辞

研究や卒論執筆にあたっての感謝の言葉を書きます。「この研究にあたり、懇切丁寧にご指導くださった担当教官の〇〇教授、大学院〇年生の〇〇氏にお礼申し上げます」などが一般的です。また、他の大学の先生と共同研究を行った場合などはその先生の名前も書きましょう。家族や友人に対する感謝を書いてもかまいません。

文系

文系の卒論は、理系とは違い実験はありません。しかし、そのかわりに調査を行う場合があります。文系の卒論の構成は、1序論、2本論、3結論となります。序論では問題提議や仮説の立案、本論では仮説の証明や理由説明、結論では自分の考えをまとめていきます。

文系の卒論の文字数は、理系の卒論の文字数と比べて大幅に多いことが一般的です。したがって、それぞれの章において、詳しく解説していくことが必要となります。また、「だからこう思う」ではなく、他の意見と自分の意見がどのように異なるか、調査などを行った結果を元に実証して明確にしなければなりません。

卒論での文字の増やし方・稼ぎ方

卒論では文字数がオーバーしてしまうことよりも、文字数が足りなくて困るといった場面の方が多いでしょう。しかし、文字数を稼ぐためにあからさまなやり方をすると、再提出になってしまいます。

卒論を読んでいる人に「この人は文字数を稼ぐためにこうしているのか」と思わせてしまってはなりません。無駄に文字数を稼ごうとする人が書いた卒論の共通点は「中身がない」ということです。漢字変換をしなかったり、句読点をやたらと使ったり、引用文が多すぎたりすると、読む価値がない卒論という印象を与えてしまいます。

ではどうすればいい?

卒論で文字数を増やすには、文字数を稼ぐという概念を捨てます。稼ぐのではなく、話を膨らませて結果的に文字数を増やすということです。卒論の文字数で苦労しない人は、このようなことを自然と行っている傾向があります。

小学校のときに主語と述語を習いました。「花が咲いた」という例文でみていきましょう。話を膨らませるということはつまり、文量を増やすということです。

「桜の花が咲いた」とすると、さきほどの文章よりぐっと花のイメージしやすくなります。それをさらに「昨年よりも1週間早くきれいなピンク色をした桜の花が川土手を美しく彩るように咲いた」と書けば、昨年との比較や場所、花の種類や色を伝えることができます。

卒論も同じです。より読み手がイメージしやすいように、興味を持ってもらえるようにということを意識するだけで結果的に文字数を増やすことができるでしょう。

卒論の文字数に参考文献は入るのか

卒論では、参考文献は文字数にいれません。表紙や目次も同じく文字数にはカウントされません。したがって、それらは別ファイルにして保存することが一般的です。

卒論の文字数に謝辞は入るのか

それでは謝辞はというと、謝辞も参考文献と同じく文字数にはいれません。しかし、もし「参考文献はだめだけど謝辞は文字数に入れていいよ」という場合は、そこでも文字数を稼ぐことができます。その基準は大学によって異なりますので、担当の教官に聞くか、教務課に確認すると良いでしょう。

英語の卒論は文字数ではなく単語数でカウント?

それでは次に、英語で卒論を書く場合についてみていきましょう。外国語学部英文学科専攻でなくても(例えば理系の工学部など)、卒論を英語で書くように指定されることがあります。この場合の文字数はどうなるのでしょうか。

英語での卒論では、文字数を指定される場合と単語数を指定される場合があります。文字数の場合は32000字程度、単語数の場合は3000語程度が一般的です。大学によって異なりますので確認が必要です。

卒論の文字数の配分方法

卒論の中で肝となる内容、メインとなる内容はどこでしょうか。理系いえば理論から考察まで、文系では本論の部分です。これらは卒論の主たる内容ですから、指定文字数の80%はここで書きます。

おわりになど

「はじめに」や「研究背景」は卒論の導入部分、「おわりに」や「結論」は卒論の締めの部分です。これらはそれぞれ10%程度ずつ割り当てます。つまり、「導入部分」が10%、「主たる内容」が80%、「締めの部分」が10%ということです。

卒論で文字数オーバーしてしまうときの対処法

卒論で文字数をかなりオーバーしそうなときはどのようにしたら良いでしょうか。文字数を増やすこととは逆に減らす方が簡単です。

例えば、20000字程度となっているのに50000字書いたらどうなるかといえば、そのまま出しても受け付けてくれないということはありません。しかし、よくその論文を読み返してみてください。無駄な文章や重複している文章、引用を多用していませんか。これらを削っていくと良いでしょう。

卒論は膨大な文字数となりますが、書いていても読み返すということをあまりしない人が多くいます。読み返すと不自然な箇所がいくつか発見できるでしょう。

卒論執筆代行

卒論提出までに日数があまりないという人や、卒論を書くことがめんどくさいという人もいるでしょう。実は、卒論代行サービスという会社がいくつも存在しています。1文字3円から、とか5円からという料金体系が多くみられます。1日で仕上げてほしいという要望に応える業者もあります。

では、この卒論代行業者に頼むのは選択肢としてアリなのでしょうか。ばれなければ問題ないと軽く考える人もいるでしょうが、もしばれた場合には卒業ができなくなるばかりか、私文書偽造罪に問われる可能性があります。卒論は自分で書くようにしましょう。

卒論で使わない方が良い言葉

卒論を書くにあたって使わない方がよい言葉、使ってはいけない言葉があります。卒論に嘘は書けませんが、正直に「この研究をしたが〇〇はわからなかった」とか、「教科書に〇〇とあったが」などという表記はNGです。

「研究をしたがわからなかった」では、「研究そのものに意味があったのか」につながりますので、「今後の課題としていきたい」におきかえると良いでしょう。また「教科書に〇〇とあったが」は、「一般的には」あるいは「通説では」のほうが望ましいといえます。

また、話し言葉はすべて書き言葉にしましょう。「でも」は「しかしながら」、「だいたい」は「おおよそ」にすると、ぐっと格式高い文章になり印象が変わります。

卒論チェックリスト

大学によっては卒論の形式やチェックする項目が決められている場合があります。まずはチェック項目をよく確認しましょう。卒論の執筆をする前に確認することがおすすめです。なぜなら、書き終えた後だと直す量が膨大なものになるからです。大学指定ではなく、研究室ごとにチェックリストを作っている場合もありますので、確認しましょう。

卒論の形式は、所属学会の形式に準ずる場合がほとんどです。したがって、なかなか教えてもらえない場合は所属学会の形式を参考にしましょう。「ですます調」ではなく「だである調」にすること、理系では句読点は全角のコンマとピリオドで統一すること(文系では半角コンマと半角ピリオド、または「、。」で統一すること)が一般的です。

卒論は大学生活の集大成

卒論は大学生活の集大成ともいえます。卒論執筆では文字数が足りないことで頭を悩ませる場面があります。大変な苦労をしてやっと仕上げたという感想をほとんどの人が持っているでしょう。

その大変な卒論をやり遂げて、卒業研究の発表会を無事に終わらせて、めでたく卒業となります。4年間、その学部で学んだことすべてを詰め込んだ「学びの証」となる卒業論文は、必死に取り組んだほど、その後の人生でも強く印象に残り、それが活かされる場面に遭遇することでしょう。

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