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2018年10月23日

「夏日」と「真夏日」の違い・気温の目安・料理・洋服・日数の目安

天気予報やニュースなどで「夏日」という言葉をよく聞きます。「暑い日なんだろうな」くらいの判断はつきますが、夏日とはどのような日なのか具体的に理解している人は少ないです。夏日とは何なのか、また夏日のときの過ごし方などについて考えます。

「夏日」の定義

「夏日」と「真夏日」の違い・気温の目安・料理・洋服・日数の目安

夏日とは、1日の最高気温が25℃以上の日のことをいいます。

1日の最高気温を「日最高気温」といいますが、0時から24時までに観測された気温の最高値のことです。晴天の日であれば昼間(12時〜15時頃)に日最高気温が観測されることが多いですが、気圧の配置によっては夜中に観測されることもあります。

また、天気予報で「日中の最高気温」という表現がされることがありますが、その場合は、9時から18時までの間の最高気温となります。

「夏日」の気温・温度の目安

「夏日」と「真夏日」の違い・気温の目安・料理・洋服・日数の目安

夏日は1日の最高気温が25℃以上の日をいいますが、その日数は、その土地の気候を表す指標の一つとして使われます。日本は南北に長いため、同じ国といえども、その気温にはかなりの幅があります。

では、土地によって、どのくらい夏日の日数が違うのでしょうか。主な都市の1年の平均の夏日の日数を見ていきます。

札幌

平均気温で比較すると、札幌は全国の主要都市の中でも気温が低いです。冬は寒く、夏は涼しいという、日本の中でも北欧のような気候を体験できる場所です。

札幌の1年の平均の夏日の日数は、49日です。本州の、特に東京より西の都市では7月8月の最高気温がのきなみ30℃以上になっているのに比べて、札幌の最高気温は26℃ほどです。

仙台

仙台は東北ですので、冬の厳しい気候を想像しがちです。そのとおり、宮城県でも山沿いはたくさん雪が降ります。しかし、太平洋側の仙台は積雪が少なく、冬も比較的温暖です。

仙台の1年の平均の夏日の日数は、66日です。東京などに比べ、梅雨の時期以降で蒸し暑くなることはほとんどなく、7月の平均気温は25.7℃、8月の平均気温は27.9℃と、過ごしやすい気候です。

東京

東京は、春は晴れる日が多いですが、低気圧の影響で天候が崩れることもあります。梅雨ではしっかりと雨が降り、夏は太平洋高気圧に覆われて、晴れた湿度の高い暑い日が続きます。

秋は秋雨前線の影響で雨が降りやすく、台風も多いです。冬は西高東低の気圧配置になりやすく、晴れて空気が乾燥する日が多くなります。

東京の1年の平均の夏日の日数は、110日と、やはり札幌や仙台より多いです。

名古屋

名古屋は縦に細い日本の中で、ほぼ中央にあり、日本の気候や四季の縮図と言われています。

春は過ごしやすい名古屋の気候ですが、夏は湿度が高く、70%以上になる日も多くあります。秋が過ぎ冬になると、「伊吹おろし」と呼ばれる冷たい北西の季節風が吹きます。

名古屋の1年の平均の夏日の日数は、131日です。

大阪

大阪の気候は、瀬戸内海式気候というものに分類され、年間を通して比較的天気が安定しています。梅雨時期と台風の来る9月に降水量は増えますが、平均的な降水量が少なめです。

大阪の1年の平均の夏日の日数は、139日です。

福岡

福岡は、太平洋気候というものに分類され、温暖です。しかし、県内の北部は、服は日照時間が短いため、日本海側の気候に近くなります。

内陸部では寒暖の差が激しく、気温が0℃以下になる冬日になることは珍しくなく、雪も積もります。逆に夏は、35℃を超える猛暑日もあります。

福岡の1年の平均の夏日の日数は132日です。

那覇

那覇は、亜熱帯気候というものに分類されます。高温多湿で、雨も多く、年間の降水量は2000ミリを超えます。

常に青い空と青い海というイメージですが、海に囲まれているため、実は天気が変わりやすいです。また、暑いイメージですが、夏は最高気温が35℃を超える日数は少ないです。

那覇の1年の平均の夏日の日数は207日です。

「夏日」と「真夏日」の違い

「夏日」と「真夏日」の違い・気温の目安・料理・洋服・日数の目安

夏日は1日の最高気温が25℃以上の日のことを指しますが、1日の最高気温が30℃以上の日を「真夏日」といいます。

また、夜間の最低気温が25℃以上の日を熱帯夜といいます。

冬にも同じような定義があり、1日の最低気温が0℃未満の日を冬日、そして1日の最高気温が0℃未満の日を真冬日としています。

「真夏日」の日数の目安

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主な都市の1年の平均の真夏日の日数は、札幌が8日、仙台が18日、東京が49日、名古屋が64日、大阪が73日、福岡が57日、那覇が96日となっています。

真夏日の連続日数の記録として、1995年に南鳥島で115日というものがあります。続いて2位は、1894年、熊本市で記録された89日というものがあります。

東京での真夏日の連続日数の記録は、2004年の40日、大阪では1994年に70日というものがあります。

「夏日」と「猛暑日」の違い

「夏日」と「真夏日」の違い・気温の目安・料理・洋服・日数の目安

夏日は1日の最高気温が25℃以上の日をいいますが、猛暑日とは、1日の最高気温が35℃以上の日をいいます。気象庁では、2007年4月からこの言葉を定義し、使用を始めました。

それまで、気象庁で暑さを表すときに使う言葉で「真夏日」がありましたが、地球温暖化や都市化の影響で、1990年以降に1日の最高気温が35℃以上の日が急増したために、「猛暑日」が定められました。

「猛暑日」が定められるまででも、お天気キャスターが「酷暑日」と呼ぶなど、いろいろな呼び方がされ始めていました。

「猛暑日」の日数の目安

「夏日」と「真夏日」の違い・気温の目安・料理・洋服・日数の目安

主な都市の1年の平均の猛暑日は、札幌が0日、仙台が1日、東京が3日、名古屋が12日、大阪が12日、福岡が6日、那覇が0日です。

「猛暑日」という言葉が定義された2007年の8月は、ラニーニャ現象の影響で、日本では下降気流が発生して勢力が強い太平洋高気圧が形成され、各地で記録的な暑さとなりました。

最高気温の記録

「夏日」と「真夏日」の違い・気温の目安・料理・洋服・日数の目安

日本の各地点における観測史上1位の値をもとに、最高気温の記録を見ていきます。

1位は、2018年7月23日に埼玉県熊谷市で観測された、41.1℃という記録です。2位は、2018年8月8日に岐阜県美濃市と、2018年8月6日に岐阜県金山市と、2013年8月12日に高知県江川崎で観測された40.0℃です。

5位は2007年8月16日に岐阜県多治見市で観測された40.9℃です。

上位5地点の中に、岐阜県が3地点も入るという結果です。

夏日のときの料理

「夏日」と「真夏日」の違い・気温の目安・料理・洋服・日数の目安

夏日が続くと、心配なのが夏バテです。夏バテに有効な料理を紹介します。

まず、うなぎはビタミンB1が豊富で、糖質をエネルギーに変える働きがあります。「土用の丑の日」のいいますが、これは奈良時代から続く、夏バテの対策です。

また、ビタミンCが豊富で、免疫力を高めることができるゴーヤを使ったゴーヤチャンプルも夏日が続くときに有効な料理です。ゴーヤには抗がん作用や、抗炎作用があるとされています。またゴーヤチャンプルに使われる豚肉はビタミンB1が豊富です。

そしてにんにく料理も夏バテに有効です。にんにくはビタミンB1の吸収を助ける「アリシン」が豊富です。にんにくはさまざまな料理と相性がよいため、例えば炒め物をする際に最初ににんにくを炒めるなどをすると味も良くなります。

夏日に対応できる生活習慣

「夏日」と「真夏日」の違い・気温の目安・料理・洋服・日数の目安

夏日が続くと、食欲がなくなり、体力が落ち、夏バテになってしまったり、熱中症になってしまったりします。

そこで重要になるのが、夏日を乗り越えるための体力作りです。しっかりとした食事をすることの他に、生活習慣にも十分気をつける必要があります。

元々体力がない人でも、生活習慣に気をつけることによって、体質を改善することもできます。

夏日に対応できる生活習慣を紹介します。

入浴

夏日が続くと、「湯船につかるのは熱いから、ぬるめのシャワーをさっと浴びるだけにしよう」と考えがちです。しかし、シャワーだけとなると、熱が身体にこもってしまい、血流が悪くなります。

入浴で大切なのは、「しっかりと汗をかくこと」です。本格的な夏日が続く前の5月や6月頃から、40℃くらいのぬるめのお湯に20分ほどつかることをおすすめします。

ぬるめのお湯にゆっくりつかることで、副交感神経が優位になり、交感神経が休まるため、リラックスすることができます。そうすると自律神経のバランスを整えることにつながり、夏バテ対策となります。

塩分の摂取

夏日が続くと、汗をかきます。体内に塩分が不足すると、夏バテや熱中症の原因となります。そのため、適度な塩分の摂取が必要となります。

塩を直接舐めるという方法もありますが、あまり美味しいものではありません。自然に塩分を摂取できるのがみそ汁です。

みそ汁は具材を変えたらバリエーションは無限です。また、毎日、毎食食べても飽きません。

また、「熱中症」という言葉がニュースなどで頻繁に使用されるようになってからは、その対策として「塩飴」がたくさん発売されています。そのような飴を舐めることも対策となります。

適度な運動

夏日が続くと、夏バテや熱中症になってしまいますが、その予防のために「体力をつけること」が重要になります。ここでいう体力とは、「冷房で冷えた環境に対応できる体力」や「夏日が続く中健康を維持していく体力」を意味します。

日中は暑く、それこそ熱中症になってしまうおそれがあるので、比較的涼しい朝や夕方に、ウォーキングやジョギングなどの軽めの運動を継続することをおすすめします。

その際、水分補給を決して忘れないようにしましょう。

また、継続的に運動する習慣をつけることで、エネルギーを消費しやすい身体をつくることができます。そうすると、食欲増進、体力アップにつながります。軽い疲労感により、夜もゆっくり休むことができます。

エアコンの利用方法

夏日が続くと、もちろん熱帯夜も多くなります。そうすると寝苦しく、睡眠不足が続き、結果的に夏バテにつながってしまいます。

節電は節約にもなりますし、地球環境にもよいことです。しかし、暑さで眠れないということになると、意味がありません。ここ数年、クーラーをつけずに過ごしていて熱中症になってしまったという事故のニュースが数えきれないほど起こっています。

夏バテ対策のためには、28℃以上の設定で、タイマー等で時間の調節をし、スムーズに睡眠に入る環境を整えることが重要です。

「エアコンをつけない」ことが素晴らしいことでは決してありません。年々上昇する気温に対応するためには、必ずエアコンを利用すべきです。適正な温度設定と時間設定を考えましょう。

夏日のときの洋服

夏日にはどのような洋服を選ぶのが適正なのでしょうか。

単純に肌の露出を多くする半袖や短パンなどを選ぶことも大切ですが、汗をしっかり吸ってくれるか、また風通しが良いか、そして肌触りが良いかなども大切なポイントとなります。

また、特に女性は、夏日の室内でのクーラー対策が必要になります。

夏日のときの洋服の選び方を見ていきます。

夏日にリネン

リネンがここ数年、人気を集めています。しかしそのメリットを一番感じることができるのが、夏日が続く季節です。

リネンは、吸湿性と速乾性に優れているため、汗をたくさんかく夏にもってこいです。また、肌触りもよいです。

そして夏は冬とは違い、汗をかくため、洋服をその度に必ず洗わなければなりません。繊細な生地だと、毎日の洗濯に耐えられずに痛んでしまいます。その点リネンは、繊維がとても強いので、毎日ガシガシ洗っても大丈夫です。

ひと昔まえであれば、リネンはベージュや白が中心でしたが、今はさまざまな色のリネンの洋服があるため、選ぶのを楽しむこともできます。

ゆとりのある服装

夏日にピッタリと身体にフィットした洋服を着ると、汗ばんでしまいます。夏日には、肌と洋服の間に空間をつくり、風通しをよくし、涼しく感じるようにする洋服が一番です。

ふわっとしたシルエットのブラウスや、首回りに余裕がある洋服がおすすめです。また足にピタッとフィットするジーンズよりも、余裕のあるワイドパンツの方が風がとおり、汗をかくにくくなります。

足元も、仕事の場などでは革靴などのきちっとしたものを履く必要がありますが、それ以外の場合では風通しの悪いものではなく、サンダルなど蒸れにくいものを選ぶようにしましょう。

室内のクーラーに対応できる服装を

夏日が続き、暑いからといって、ノースリーブだけで家を出発するのは危険です。なぜならば、夏の室内はクーラーでかなり冷やされている場所が多いためです。

特に職場では、外回りから帰ってきた営業マンや、暑がりの男性に合わせて、クーラーの温度が低く設定されているケースが多いです。そのため、内勤の人にとっては、夏日なのに、寒さと戦わなければならなくなります。

室内のクーラーでの冷えを考えると、夏日といえども、必ず、一枚羽織るものを用意するべきです。

また、女性で日焼けを気にする人であれば、外を歩くときでも長袖のカーディガンなどを羽織って、日焼け対策をすることもあります。

夏日でも快適に過ごすために

「夏日」と「真夏日」の違い・気温の目安・料理・洋服・日数の目安

日本だけでなく、地球規模で地球温暖化や、ヒートアイランド現象などで年々気温が高くなっているという問題が起こっています。

昔は「夏日」と聞くと暑い日というイメージだったでしょうが、今では「夏日」が当たり前になり、その上の「真夏日」や「猛暑日」の日も増えてきています。

そのような状況の中で、当たり前になった「夏日」をいかに快適に過ごすかが重要な課題となります。夏日のうちに体力をつけておくことによって、その上の「真夏日」や「猛暑日」に対応することができるようになります。

生活習慣や服装、食事などを工夫し、夏バテや熱中症にならないような体力をつけ、「夏日」を乗り切りましょう。

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