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「来られる」「来れる」の敬語の違い |ビジネス上での正しい敬語

更新日:2020年06月01日

「来られる」と「来れる」の違いや、「お見えになる」や「いらっしゃる」などの同じ意味だけど言い方が複数ある敬語など、あなたはきちんと理解していますか?知らない間に失礼な言い方をしているかもしれません。今回はビジネスシーンでも必須の、敬語についてお話していきます。

「来られる」と「来れる」の違いって?ビジネスシーンの敬語活用

「来られる」は、動詞の「来る」に尊敬助詞の「られる」が付いた尊敬語です。「今日は先生が来られる」というふうに使われますよね。

では、「来れる」はどうでしょう?説明しろといわれると難しく感じてしまいますよね。今回はそんな敬語のややこしい部分を「来られる」「来れる」を用いて説明していきます。

敬語とは

敬語とは、自分と相手やその話題中の人物との社会的関係を表す言葉です。敬語は「尊敬語」「謙譲語」「丁寧語」の3種類に分かれます。「尊敬語」は目上の人を敬う表現、「謙譲語」は自分をへりくだる表現、「丁寧語」は日常会話でもよく使われ相手を問わない表現です。敬語はビジネスや日常生活で欠かせないものですが、使い分けが難しく完璧に使いこなせている人は少ないのではないでしょうか?

「尊敬語」と「謙譲語」

先程お話しした、目上の人を敬う「尊敬語」と自分をへりくだる「謙譲語」、言葉で聞くと一目瞭然ですが、これらをうまく使い分けられてない人が多々います。例としては「先生がいただかれる」などです。先生は自分と比較して、目上の人に当たります。そのため、この場合は尊敬語を使います。「食べる」という動詞の尊敬語は「召し上がる」、謙譲語は「いただく」です。よって「先生が召し上がる」が正しい文です。

「来られる」「来れる」の敬語の違い

ここまで少し「敬語」について触れてきました。次は日常生活の中でも頻繁に使われる「来る」という動詞の敬語について、考えていきたいと思います。「来る」という言葉は、人や物が自分のところに近づいてくることを意味します。また、時間的に近づくこと、事態が進んで、ある状態に至るなどの場合にも使われます。

「来られる」と「来れる」

「来られる」と「来れる」の違いをはっきりと説明できる人は少ないのではないでしょうか?「来られる」とは、動詞の「来る」に尊敬助詞の「られる」が付いた尊敬語です。「今日は先生が来られる」という風に使われます。それに対し「来れる」は、「来られる」のら抜き言葉に当たります。この場合の「来られる(来れる)」は、読み方こそ先述の「来られる」と同じですが、意味合いが少し違ってきます。この意味の違いについてはまた後程お話ししていきます。

ら抜き言葉って?

先程、「来れる」はら抜き言葉だとお話ししました。ら抜き言葉とは、「来る」という動詞を可能形にした「来られる」の「ら」を抜いたものです。「来れる」の他にも「食べれる」「見れる」などがあげられます。このら抜き言葉ですが、本来は正しい使い方ではなく、日本語の乱れとも言われています。しかし、「来れる」って間違いなの?と疑問を持たれる方もおられるのではないでしょうか。

ら抜き言葉は悪いばかりじゃない

ら抜き言葉は日本語の乱れと言われていますが、このら抜き言葉が役立つ場合もあります。一つの言葉を「可能形」「尊敬語」「受け身」の3つに言い換えてみると、どれも同じ言葉になります。例としては、可能形の「明日家まで来られる?」、尊敬語の「明日先生が来られる」、受け身の「捨て猫に懐かれ、家までついて来られた」となります。

どれも言葉としては同じ「来られる」ですが、若干意味合いが違ってきます。このような場合、可能形だけ「明日来れる?」とら抜き言葉にすることができ、他の言葉と区別することができるのです。

「来れる」の使い方

最初に「来られる」と「来れる」は若干意味合いが違うと言いました。この違いは先述の可能形とそれ以外です。「来られる」は尊敬語や受け身、「来れる」は可能形に当たります。「明日先生が来れる」という文は違和感がありますが、「明日家まで来れる?」や「何とか駅まで来れた」といった使い方をすると、「来れる」という言葉がしっくりきます。

また、「明日家まで来られる?」というより「明日家まで来れる?」と言った方がすっきりして見えます。これを言葉の進化と捉える人もいるようです。

「来られる」「来れる」の使い分け

「来れる」を代表とする「ら抜き言葉」は私たちの生活に馴染んできており、まったく違和感を感じない方もおられるのではないかと思います。しかし「ら抜き言葉」を嫌う方も少なからずおられ、どちらかというとラフな言葉と言えます。

上司などの目上の方には、「来れる」が使える場合であっても、「来られる」を使った方が無難かもしれません。「ら抜き言葉」は、「〇〇ちゃんは明日のパーティー来れる?」といったふうに、「来れる」は友人間などの親しい間柄に限定して使うと良いでしょう。

「来る」の尊敬語は一つじゃない?

ここまでは「来る」の尊敬語は「来られる」という話をしてきました。しかし実は、「来る」の尊敬語は他にもいくつか種類があるのです。

「来られる」以外の尊敬語

初回公開日:2017年07月18日

記載されている内容は2017年07月18日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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