Search

検索したいワードを入力してください

拝見は敬語?尊敬語?謙譲語?使い方例文とメールでの使い方

初回公開日:2017年09月29日

更新日:2020年08月14日

記載されている内容は2017年09月29日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。

また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

「拝見」とは見たということを相手に伝える言葉ですが、簡単なようで使い方に悩んでいる人が多い言葉の1つです。「拝見」についての尊敬語、謙譲語、他の言葉に置きかえる適切な場面などについて説明をしています。使い方に悩んだときは参考にしてください。

拝見は敬語?尊敬語?謙譲語?

この言葉は敬語なのか、それとも尊敬語、あるいは謙譲語では、と悩んでしまう言葉がビジネスシーンには数多く存在します。文面を送る相手が地位が高い方の場合や、年齢が上の方であればあるほど失礼のないようにと考えると、なおさら悩んで分からなくなるという人も多いのではないでしょうか。そこで「拝見」という言葉は敬語なのか、敬語の種類は何になるのか、を説明していきます。

「拝見」は「見る」という言葉の謙譲語です。「見る」という自分の動作をへりくだって表現している言葉です。尊敬語は「ご覧になる」です。つまり「拝見」は「見る」という言葉の謙譲語の敬語ということになります。

ご覧と拝見の違いは?

「ご覧になる」は見るという相手の動作を敬意を表して表現した尊敬語です。「拝見する」は見るという自分の動作をへりくだって表現した謙譲語です。つまりご覧と拝見の違いは、「ご覧になる」は相手の動作を「拝見する」は自分の動作を表している敬語ということなのです。

メールで拝見という敬語は使ってもいい?

「拝見」の「拝」という漢字は謙譲の意味を表しています。少し年齢の高い方が手紙などの最後に自分の名前のあとに小さく「拝」と書いたりすることがありますが、これは自分自身をへりくだった表現として使われているのです。このように「拝」という言葉自体に自分をへりくだるという意味がありますので、メールを拝見しましたなどのようにメールの文面で敬語として使うことは問題ありません。

ただし「見た」ものが大切な資料やメールなどの場合は、別な言葉におきかえたほうがよい場合もあります。詳細につきましては下記の項目を参考にしてください。

拝見いたしました?拝見しました?どちらが正しい?

敬語の使い方で誤りとされていることの一つに、敬語を意識するあまり、過剰に敬語を使ってしまう「二重敬語」というものがあります。「拝見」のように「拝見」という言葉が「見る」という言葉の謙譲語なので、このあとに続ける言葉を敬語にしてしまうと敬語に敬語が重なり、二重敬語ということになります。

この場合「拝見いたしました」という表現は「拝見」と「いたしました」という2つの敬語が重なっており二重敬語になっています。二重敬語を避けるのであれば「拝見しました」というのが正しい表現ということになります。

二重敬語は絶対に使ってはいけないもの?

では、二重敬語は絶対に使ってはいけないものなのでしょうか。一般的に二重敬語は避けたほうがよいとされています。ですが、ビジネスシーンでは「拝見いたしました」のように、普通に二重敬語とされている言葉が使われていることがあります。

結論から言えば、二重敬語は絶対に使ってはいけないということはありません。文章を書く人と送る相手の関係性で「拝見しました」という表現が丁寧さに欠けると感じる場合、日常的に使われている言葉であれば、特に問題視されないこともあります。

語法(文法)的にいえば「拝見」という言葉自体が「見る」という言葉の謙譲語ですので、「拝見しました」という敬語の使い方でもまったく問題ありません。

拝見の敬語の種類

「拝見」は見るという言葉の謙譲語です。他には「見させていただく」「見せていただく」という言葉も「見る」という言葉の謙譲語です。例えば「こちらの商品を見せていただけませんか」などという使い方をします。もちろんこの使い方でも失礼ではないのですが、取引先や目上の方、上司に対しては「拝見」という言葉を使ったほうが、よりへりくだった表現になっている印象があります。そのためビジネスシーンで使用する場合は「拝見」という言葉を使うほうが適切といえるでしょう。

謙譲語は、自分の行動をへりくだって表現する言葉です。相手の行動を敬語に変換するときは尊敬語にしなければ失礼になりますので注意しましょう。

資料を拝見するという敬語は間違っていない?

「拝見」という言葉は謙譲語ですので、「資料を拝見しました」という言葉は敬語として間違いではありません。ですが、資料は見るだけではなく内容を読むという行為も含まれています。資料を見たということを相手に伝えるときは、しっかり見て読みましたという意味に使える「拝読」しましたという言葉を使うのが適切でしょう。

「拝読」はつつしんで読ませていただきましたという意味なので、「見た」という「拝見」よりも「読んだ」という意味の「拝読」を使うほうが、より相手に内容を深く確認したという印象を持たせることができます。

大切な書類や資料などの文章を見ましたということを相手に伝えたいときは、「拝読」を、写真やイラストなど文字がないものは「拝見」しましたと使い分けるとよいでしょう。

拝見の敬語での使い方と例文

実際にビジネスでは「拝見」という言葉はどのように使われることが多いのでしょうか。「拝見」とは自分が見たということを相手に伝える言葉なので、シチュエーションとしては相手が送ってくれたメールや資料を自分が見た(読んだ)ときに使います。上記で説明したように大切なメールや資料などを見たことを伝えたいときは「拝見」ではなく「拝読」を使うとよいでしょう。

また、自分が送った資料やメールを相手が見た(読んだ)ことを確認したい場合は、「拝見」ではなく「ご覧になる」という尊敬語に替えなければいけないので注意しましょう。

「拝見」を使った例文

・貴社の求人広告を拝見し、応募のご連絡をさせていただきました。
・貴社のホームページを拝見させていただきました。
・先日は資料をお送りいただきありがとうございました。さっそく拝読(拝見)させていただきました。
・メールを拝見しました(いたしました)内容を確認し追ってご連絡差し上げます。

「ご覧」を使った例文

・添付の資料をご覧のうえ、お申し込みください。
・弊社新商品のカタログを同封いたしました。お時間のあるときにご覧いただければ幸いに存じます。
・このたびは弊社ホームページをご覧いただき誠にありがとうございます。
・詳細につきましては添付ファイルの資料をご覧ください。

「貴社」と「御社」を使い分けましょう

Latests