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「ご留意」の意味と敬語表現・使い方と例文

初回公開日:2017年10月20日

更新日:2020年08月14日

記載されている内容は2017年10月20日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。

また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

今回は「ご留意」の意味と敬語表現、使い方例文をご紹介します。ビジネスメール等で使う機会の多い言葉ですので、「ご留意」の正しい敬語表現と使い方を覚えて、目上の方に対して失礼のない丁寧な言葉づかいができるようになりましょう。

「ご留意」の意味

ビジネスシーンのあちこちで「留意」という言葉がよく使われます。「留意点」「留意事項」など、相手に対し、気を付けて欲しい事柄を伝える場合に使われる表現です。この「留意」の頭に「ご」をつけ丁寧な表現にした「ご留意」という言葉もあります。

「ご留意」は目上の方に使う敬語として適当な表現なのか、また、同じように気を付けて欲しい時に使う「ご注意」と「ご留意」では意味が違うのかと、使うときに意外と迷ってしまいます。「ご留意」とはどんな場面で使うものなのか、どのように使うのか理解していないと、公的文書の作成でも、プレゼンでも思わぬ恥をかいてしまいます。

まずは、「ご留意」の意味から理解しましょう。

「留意」とは


「ご留意」は「留意」という名詞に接頭辞「ご」をつけた丁寧語でです。「留意」の意味を辞典でで調べると、「ある物事に心をとどめて、気をつけること」となっています。

使い方としては、気に留めておく・頭の片隅において覚えておくといったニュアンスで使われます。例えば「健康に留意する」とか「服装に留意する」のように気を付ける対象が抽象的だったり、ある程度の時間継続して気に留めておく時にも使われます。

「ご留意」は「留意」に「ご」がつくことで敬語表現となり、相手に対して敬意を表す言葉になります。こうすることで、「心に留めて、気にかけておいてください」と相手にお願いする意味の表現となります。

「ご注意」との違い

同じ「気を付ける」という意味あいの言葉である「注意」は、留意よりも強い表現での使われ方をします。注意の意味は「心を集中させて気をつけること。警戒すること。用心すること」となっており、「細心の注意を払う」や「車に注意して横断する」のように、気を付ける対象が具体的であったり瞬間的な場合に使われる言葉です。

「ご注意」は敬語表現ではありますが、「心を集中させて」「警戒する」ことから「ご留意」よりも命令的な表現で、緊張して欲しい時や警戒して欲しい時に使う言葉であると言えます。

<例>
・雨で足元が滑りやすくなっておりますので、ご注意ください。
・落石にご注意ください。

上記の例のように、「気に留めて」おく程度では危険を回避することができないときに使われる言葉であることが分かります。「ご留意」と「ご注意」では同じ「気を付ける」でも意味がこれだけ違います。

目上の方への敬語として正しい?

「ご留意」と「ご注意」の意味と、その使用法について理解できました。では、「ご留意」は敬語として目上の方に対して使ってもよい言葉であるのか、という疑問を解決しましょう。

「ご留意」は、先にもご紹介しましたが、丁寧語で柔らかな表現ですので、目上の方に敬語として使用して差し障りのない言葉です。ビジネス文書にも十分活用できます。目上の方であっても、注意して欲しい事や気に留めて欲しい事はあります。そういう時に「ご留意」を使ってお願いしましょう。

使い方としては、「ご留意」だけでではなく後ろに「下さいませ」「頂けますようお願いします」といった追加的な敬語を続けて使用する事がが一般的です。こうすることで目上の方に対して、「気にかけておいてください」「心に留めておいてください」とお願いする敬語として使えるようになります。

では、「ご留意」を使った敬語表現にどんなものがあるのか、いくつか例に挙げてご紹介します。

「ご留意」の使い方と例文

ビジネスシーンでは使う機会の多い「ご留意」という言葉ですが、「ご留意」を使う相手は、自分よりも年長の方、役職が上の方などですので、相手に対して失礼のない言葉遣いが自然に出るように気を付けなければなりません。正しいと使っていても、敬語としては失礼にあたる場合もありますので、自分の使い方が正しいか、改めて確認しましょう。

「ご留意」を使った敬語表現例を以下にいくつか挙げました。どれもビジネスシーンでは使用頻度の高い表現です。相手に対して失礼に当たらぬように意思を伝えるにはどの表現が妥当なのか、例文を参考にしてください。

ご留意ください


「ご留意ください」の「ください」は「くれ」の尊敬語で。相手に物や何かを請求する意を表します。「ご留意」+「ください」の組み合わせで、気に留めておいてくださいねとお願いする気持ちを強調させる効果があります。

敬語表現として、「ご〜なる」「お〜なる」とセットで使うことが多いので、本来は「ご留意なさる」と使うべきでしょう。しかし、実際には仰々しい印象があるため、「ご留意ください」という使い方が一般的になっています。

主に目上の相手に対して、健康を気遣う言葉として使われることが一般的です。

<例>
・時節柄、ご自身の健康にはくれぐれもご留意ください。
・お体には十分ご留意くださいますようお祈り申し上げます。

ご留意願います

「ご留意願います」という言葉は丁寧語の「ご」と「ます」を使っているので一見敬語のようですが、「願う」という命令語に「ます」という丁寧語をつけているだけですので、「ご留意」+「願います」の組み合わせでは、目上の相手に対して少々失礼な印象があります。

この場合は「留意」と「願う」それぞれに「ご(お)」つけて使うべきです。「ご留意をお願いします」または「ご留意のほど、よろしくお願いします」とすると、「心に留めて欲しい」と「お願いする」気持ちが相手に丁寧に伝わります。

<例>
・ご留意頂けますようお願い申し上げます。
・ご留意のほど、何卒よろしくお願いします。

ご留意のほど

「ご留意のほど」の「ほど」は、断定を避け表現をやわらげるのに用いられます。ですので、上記の「ご留意をお願いします」を「ご留意のほどお願いします」とするとより表現が柔らかく相手に伝わる効果があります。

ところで、この「ほど」ですが。漢字の「程」ですと物事の程度・度合い、時間的・距離的の程度などを表すときに用いられることが多く、表現としても強い印象になります。
相手に気に留めておいて欲しいとお願いするには不向きですので、ひらがなで「ご留意のほど」と書くようにしましょう。

<例>
・お体にはご留意のほど、お祈り申し上げます。
・くれぐれも健康にはご留意のほど、お願い申し上げます。

お体ご留意

「留意」の敬語表現である「ご留意」には、相手に、ある事柄について心に留めて欲しいとお願いする意味があります。相手、特に目上の方に気に留めてもらいたい事と言えば、やはり健康についてが一番でしょう。ビジネス文書でも、「お体」+「ご留意」の表現が一番多くなります。

「お体ご留意ください」や「お体ご留意のほどお願いします」といった文章を文末に加えることで、相手への気遣いを伝える丁寧な文章になります。「お体」と「ご留意」の間に「に」を付け加えて「お体にご留意ください」とすると、さらに丁寧な表現になります。

<例>
・お体にご留意ください。
・お体にはご留意のほど、お願い申し上げます。

「ご留意」を正しく使って丁寧な文章にしよう

今回は「ご留意」という言葉の意味と目上の方に対しての敬語表現として正しいか、その使い方と例文についてご紹介しました。「ご留意」は相手に気を付けて欲しいことを伝える時に使う言葉ですが、同じ意味あいの「ご注意」とはその使用方法が違うこと、目上の方に対して失礼のない敬語表現の文例をいくつかご紹介しました。

ビジネスで使う機会の多い言葉ですので、「ご留意」の正しい使い方と目上の相手により丁寧に伝わる「お体にご留意ください」「ご留意のほどお願いします」といった表現を覚えて、あらゆる場面で「ご留意」を活用してください。

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