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「お声がけ」の意味と敬語表現・使い方と例文

初回公開日:2017年10月12日

更新日:2020年08月14日

記載されている内容は2017年10月12日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。

また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

販売店や飲食店でよく使われる語彙「お声がけ」私たちが街中をあるっている時などによく耳にする言葉です。商談の時などにもよく使われます。なぜ「お声がけ」というのでしょうか。「お声がけ」の意味はなんでしょうか。敬語表現やその使い方を考えてみましょう。

「お声がけ」の意味と敬語表現

お声がけの意味は?

「お声がけ」は名詞:声と動詞:かける、を組み合わせた動名詞です。「声をかける」は誰かに何かを「声」として発音して伝えることです。「お」がつくと丁寧になり、運動中や作業中に使われる言葉「声がけ」とは少し意味が異なってきます。

「お」をつけない「声がけ」は作業現場などで数人で重いものを移動させる時などに「声がけ開始」などのように使われています。この場合は同じ時に一緒に力を入れてものを効率よく作業するための「合図を送る」という意味として使われています。

「お」をつけた丁寧な表現の「お声がけ」の場合は「合図を送る」という意味ではなく、接客サービスなどのビジネスシーンで使われる言葉です。意味としては「質問や打診、または何かの頼みごと」をあらわしてますので「ください」をつけて「いつでもお声がけください」と使います。これは「いつでもご質問ください」「いつでもご用命ください」などの意味になります。

お声がけの敬語表現

「お声がけ」の敬語表現としてもっとも広くビジネスシーンで使われている例文には「お声がけ」には「ください」が使われます。「お声がけ」は動名詞ですので「ください」と補助動詞をつけて使用するのです。「いつでもお声がけください」は「いつでも質問してください」とほぼ同じ意味になります。

「お声がけ」は動名詞であると理解した上で補助動詞を選んでください。この点さえわきまえて入れば「お声がけ」の敬語表現に戸惑うことはないでしょう。

「何かありましたらいつでもお声がけください」と待機状態に入る前の一言としてよく使われています。

「お声がけいただければいつでもお持ちいたします」この表現は声がけの後に自分が何をするか、を表現しています。この場合には自分をへりくだり「いただく」という補助動詞を使います。

お声がけくださいとお声がけしますの意味の違い

「お声がけください」はお客様などに「いつでも聞いてください」という意味で使います。この文節の場合はお客様に「声」をかける行動を促しています。「声かけ」の行為を行うのはお客様です。ですから「お」と丁寧な語彙を用いてもなんら違和感はありません。

しかしながら「お声がけします」は自動詞「します」と話者が自分が行うことを表現していますので「お」をつけて丁寧にすると、その響きにどこか違和感があります。自分の行動を表現する時には丁寧語や尊敬語では基本的には名詞に「お」や「ご」などはつけません。名詞に「お」をつけて使う場合は謙譲語になります。

謙譲語は自分をへりくだって表現します。そして相手を上におきますので名詞も自分の位置のものを選択すると失礼に当たるので丁寧に「お」を使ったものを用います。謙譲表現で自分の行動を表すときは「お声がけいたします」と補助動詞は自分をへりくだる「いたす」を使ったほうがよいでしょう。

社内で「お声がけ」を使う場合

「お声がけ」の意味と敬語表現・使い方と例文
※画像はイメージです

日本語においての敬語表現は大きく分けて3種類あります。丁寧語、尊敬語、謙譲語です。非常に地位の高い人、または顧客やクライアントに対しては謙譲語が使われます。そして目上の方や上司には尊敬語を使います。丁寧語は文字通り、丁寧に話すことです。仕事をする上で礼をわきまえて同僚や部下と話す時に使われます。

「お声がけ」は謙譲語に属する表現方法ですので、社内で使うにはあまり適していません。日常いつも共に仕事をしているならば、例え上司であっても謙譲表現は「よそよそしい」と感じさせてしまいます。

いつもは顔を合わせない、自分が働く現場の上司よりも一段高い地位にいる上司、例えば本部の部長や本社の取締役に対して使う「お声がけ」は丁寧で好感がもたれるでしょう。そして、好感を持たれて取締役の「お声掛り」になったあなたは現場の直上の上司から一目置かれる存在となるでしょう。

お声がけくださいの使い方

「お声がけ」の意味と敬語表現・使い方と例文
※画像はイメージです

敬語表現における「お声がけ」を見てきましたが、ではその使い方はどうすればいいのでしょうか。相手に違和感を感じさせない「お声がけ」の使い方をその意味の違いからみていきましょう。

「お声がけ」は問い合わせ

お店などで商品をお買い上げいただいた時にまず「ありがとうございます」とお礼をいうのが普通の接客です。しかし、購入した商品に何かの不明点や不都合があった時などに「いつでも問い合わせてください」という意味で「お声がけ」が使われます。

「ありがとうございます。何かございましたらいつでもお声がけください」

電化製品などは故障が起きたりという不都合が出るときもあります。ありがとうの後に使われる「お声がけ」はアフターサービスもします、という意味合いが込められています。

「お声がけ」はご用命

業務契約などを締結した時にその契約内容に関連するなんらかの付帯業務を行う、という意味でも「お声がけ」は使われます。「ご用命」と同じ意味合いがあります。契約内容に準じたリサーチやデータ分析など、または現場におけるサービスなど、その内容によってはいつでも検討する体制にある時に使われます。

「お声がけいただければ、検討いたします」

契約相手のクライアントはお客様ですから、「お声がけいただく」と自分をへりくだって表現しましょう。その表現がいつでもご用命には対応します、という意味をあらわしてくれます。

「お声がけ」は待機

販売員としてお店で待機状態にある時にも「お声がけ」は使われます。お客様はお店に入ってきて陳列された商品をみています。販売員のあなたがまずいう言葉は「いらっしゃいませ」でしょう。その後でそのお客様がただなんとなく商品をみているだけの時は特に会話はいりません。私はあなたのためにそこで待機しています、という意味で「お声がけ」を使います。

「いらっしゃいませ」「いつでもお声をかけてください」

この時の「お声がけ」は商品に対しての疑問や、質問から始まり、購入を決断した時のお会計まで含まれています。お客様自身が商品を吟味して決断するまでに少し時間が必要な時に使うのが適しています。

「お声がけ」と「声がけ」を使い分けよう!

「お声がけ」は丁寧な動名詞です。お客様やクライアント、または目上の人などに使いますが「声がけ」は普通の動名詞で同僚や仲間うちの間で使われる語彙です。

社内では部長のことは〇〇部長と呼びますが、電話などを取り継ぐ時に部長の不在を伝える時は「恐れながら当社の〇〇はただいま外出中です」と役職名や「さん」などの敬称はつけずに受け答えするのが日本でのビジネス上の常識となっています。

自分側の物事をお客様に伝える時は「お」や「ご」をつけた丁寧な名詞や敬称などは使いません。それと同様に自分が声をかけますよ、という意味で「お声がけ」を使う時は「お」をつけない「声がけ」の方がすっきりと聴きやすい場合も多くあります。

「お声がけ」はお客様と話す時に

「お声がけ」は謙譲語です。お客様や非常に地位の高い上司などと話す時に使いましょう。ただし、「お声がけをおかけする」のようにすべでの単語を丁寧に「お」をつけるといきすぎた聴きづらい表現になってしまいます。敬語は使いすぎても相手の印象を悪くしてしまいます。

基本例文「お声がけください」を底例文として、それを自分の仕事内容に合わせて応用していきましょう。

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