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「行く」の意味と敬語表現・使い方と例文

初回公開日:2017年10月26日

更新日:2020年08月14日

記載されている内容は2017年10月26日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。

また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

「敬語」を間違えずに使うことは、社会人として不可欠です。正しいと思っていても実は間違った敬語の表現をしていることもあるかもしれません。例えば「行く」という言葉一つでも色々な敬語の使い方があるのです。「行く」という言葉を例に敬語の表現を見直してみましょう。

ビジネスで使える「行く」の敬語表現

私たちが普段良く使う「行く」という言葉の意味は、辞書で調べると、「移動する」「目的地に向かって移動する」というふうに出てきます。「行く」という言葉使いは簡単ですが、この「行く」を、敬語で表現しなければいけない場面が、大人なら必ずあります。

間違った使い方をして恥をかかないように、ここではこの「行く」の敬語表現を色々な場面に例をあげて、見ていきましょう。

敬語にも色々な種類がある

一概に「敬語」と言っても、その中には「尊敬語」「謙譲語」「丁寧語」というふうに分類されます。まず、「尊敬語」です。「尊敬語」は話をしている相手や、話の中に登場する人物やその人の動作等を高めて敬う言葉使いのことです。

次に「謙譲語」ですが、こちらは反対に自分や、自分の話の中に登場する人物や動作をへりくだった表現にして相手を高める言葉使いです。

そして「丁寧語」ですが、「丁寧語」は話の言い回しを丁寧にして、話を聞いている相手へ敬意を表す言葉使いです。話の内容を丁寧に表現するために使います。このように「敬語」と言っても、話の内容や話をする相手や色々な場面で使い方が異なってきます。

「行く」の尊敬語

それでは「行く」という言葉の尊敬語とは何というのでしょう。「行く」の尊敬語の使い方は、自分より目上の人が「どこそこに~行く」場合に使います。話の主語が、ビジネスシーンの中でのお客様や取引先の人、また会社の上司など目上の人である時に、「行く」は「いらっしゃる」や「行かれる」と表現します。

また、例えば「行きますか?」を尊敬語で表現する場合、「いらっしゃいますか?」「おいでになりますか?」「行かれますか?」の順番で丁寧さが低くなります。

「行く」の尊敬語と文例

それでは、「行く」の尊敬語をどのように使うのか文例をあげて見てみましょう。

・例文1
明日、取引先のA部長が午前10時にいらっしゃいます。
明日、取引先のA部長が午前10時にお越しになります。
明日、取引先のA部長が午前10時においでになります。

目上のA部長が、自社に来ることを報告する際などには、このような使い方になります。

・例文2
東京にはよくいらっしゃるのですか?
東京にはよく行かれるのですか?

目上の人がどこかに行くことをこのように表現します。

・例文3
B部長、取引先の方がお見えになりましたので、談話室へいらしてください。

目上の人に「行ってください。」とお願いする場合はこのように表現します。間違って、お伺いしてください。などとは使わないように気をつけましょう。

「行く」の謙譲語

次に、「行く」という言葉の「謙譲語」についてです。「行く」の「謙譲語」を使う場面は、会話の中で自分がどこかに行く事をへりくだって表現する場合です。「行く」の謙譲語は、「伺う」が基本になります。「伺う」は行き先の相手をたてる時に、使います。

また、話を聞いている相手を立てる時には「参る」という表現も使う時があります。話の内容で、謙譲語を使い分けできるようにしましょう。

「行く」の謙譲語と文例

それでは、「行く」の謙譲語をどのように使うのか文例をあげて見てみましょう。

・例文1
御社の方へ3時にお伺いいたします。
御社の方へ3時に参ります。

この場合、行き先に敬意を払う相手がいるため、「伺う」と「参る」のどちらを使っても良いです。

・例文2

資料室に資料を取りに参ります。

この場合は、資料室に目上の人がいるわけではないので、「伺う」を使うのは間違いです。

・例文3

休みの日には海外へ参ります。

この場合も、行き先に目上の人がいるわけではないので、「参る」を使います。このように、行き先に敬意を払う相手がいるかいないかによって、敬語使いが変わってきます。

「行く」の丁寧語

丁寧語とは、語尾を「です。ます。」や「ございます。」など丁寧な表現にする言葉のことを言います。内容や相手にこだわらず、丁寧な言葉使いにすることを言います。そして、「行く」の丁寧語の基本は「行きます」です。

簡単に使えますが、注意しなければいけないのは、丁寧語と尊敬語を間違って使用してしまう場合もあることです。

「行く」の丁寧語の文例

「行く」の丁寧語は、「行きます」です。丁寧語は敬語の中でも一番シンプルで簡単です。

・例文1
お約束どおり2時にそちらへ行きます。

・例文2
昨日、先方へ行きましたがA氏は不在でした。

「行く」の敬語を正しく使えるようにしよう

ビジネスシーンで、敬語はとても大事な言葉使いです。間違えてしまっては相手の方にも失礼ですし、自分だけではなく上司にも恥をかかせてしまうこともありえます。

最初は一番使いやすい丁寧語の「行きます。」をきちんと使えるようになってから、徐々にハードルを上げていき尊敬語の「行かれる」や「いらっしゃる」をマスターしましょう。そして、謙譲語の「伺う。」や「参る」を使いこなせるようになれば、安心です。

その他の「行く」の敬語の使い方

たとえば、目上の人と一緒に出かけて、次に行く場所に誘う場合は、どのように誘えば失礼な言い回しにならないのでしょう。「そろそろ参りましょう。」と使った場合は自分一人だけでなく、目上の人まで一緒に謙譲語の対象になってしまいます。このように、自分と目上の人とを分けて表現できない時は、誰に対して敬語を使うのかを考えて表現しなければなりません。

例えば、「そろそろお出かけになりますか?」や、「そろそろいかがでしょうか。」などと表現すると良いでしょう。このように、敬語はステップアップして使わなければならない時もあります。やはり敬語はなかなか使うのが難しいです。

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