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「会う」の謙譲語・古語での謙譲語・尊敬語/丁寧語との使い分け

初回公開日:2017年10月23日

更新日:2020年08月14日

記載されている内容は2017年10月23日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。

また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

「会う」は謙譲語で表現すると「お目にかかる」と「お会いする」。尊敬語では「お会いになる」と言うため、間違えやすいとされます。また、古語では「参り会う」などと表したり、女性語としては「お目もじする」もあります。「会う」の謙譲語および敬語表現について説明しました。

「会う」の謙譲語とは?

「会う」の謙譲語・古語での謙譲語・尊敬語/丁寧語との使い分け
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誰かに「会う」ことを示したい時は、日常の中だけでなくビジネスシーンでもたくさんあります。ビジネスシーンでは敬語を使う必要があるため、「会う」に関しても敬語で表現することが求められます。

では、敬語で「会う」は何と言うのでしょうか。まずは目上の人やお客様などに対して使用する敬語、謙譲語の「会う」からお伝えします。

お目にかかる

「会う」の謙譲語・古語での謙譲語・尊敬語/丁寧語との使い分け
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「会う」の謙譲語として第一に挙げられる言葉は「お目にかかる」です。「お目にかかる」は「お目」と「かかる」に主体となる意味がある言葉なので、それぞれの意味について触れてみましょう。

「お目」は「目」に、丁寧さを示す「御」を付けた言葉です。すなわち、顔にある「目」という部分を丁寧に言っているということです。「かかる」は漢字では「掛かる」と書きますが、とても意味の多い言葉とされます。「お目にかかる」に合う「かかる」の意味は、意味属性の1つ「取り扱われる・扱いを受ける」の中にある「人に見られるようになる」です。

「お目にかかる」は敬語表現をしない言葉で示すと「(その人が)目の前に見えた」=「(その人が)視界に入った」ということなり、その状態が「会う」の意味につながっています。「お目にかかる」は尊敬語と間違われることもありますが、謙譲語なので間違えないように気を付けましょう。

お会いする

「会う」の謙譲語・古語での謙譲語・尊敬語/丁寧語との使い分け
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「お目にかかる」よりもシンプルに聞こえる敬語です。「会う」に「御」が付いた「お会い」と「する」で成り立つ言葉で、その言葉どおり「会う」の意味があります。「お目にかかる」との使い分けは、状況で考えます。

「お目にかかる」は「目の前に見えている」状況を表しているため、現在進行形で目の前に会う対象がいる時に用います。「お会いする」は会う時だけではなく、会う前にも使用することができます。

たとえば「お目にかかる」であれば「お目にかかることができて光栄です」などと使用しますが、これは「会う時が今起きている状況」です。「実際に見ることができて嬉しい」ということなので、会う時が後で起きる場合は「会えることを楽しみにしている」ことを伝えるために「お会いする」を用いて「お会いする日を楽しみにしています」と言います。

お目もじする

現代では使用されることがとても少ないため聞き慣れない・使い慣れない人も多いとされますが、「お目もじする」は「会う」の謙譲語に当てはまる言葉です。「お目にかかる」の意味を持つ「目文字」に「御」が付いた敬語表現ですが、女性語なので使用できるのは女性だけです。

現代ではあまり使われない上に古典に登場することがあるため、古語の扱いになることもあります。また、京言葉(京都弁)の類として扱われることもあります。聞き慣れない・使い慣れない言葉のため出番は少ないのですが、女性語として品のある敬語表現です。

古語で「会う」の謙譲語は何て言うの?

「会う」の謙譲語・古語での謙譲語・尊敬語/丁寧語との使い分け
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古語とは古典に登場するような古い日本語のことを指しますが、古語には「会う」ことを表す謙譲語も存在しています。現代では日常的に使用されませんが、古語で言う「会う」の謙譲語も知っておくことで言葉に対する面白味が何となくでも分かることでしょう。

参り会ふ

「まいりあふ」と読みます。この古語には「高貴な場所に参上して人に会う」という意味があり、今では古典とされる書物が書かれた時代にあった独特の敬語表現が取り入れられています。

当時の敬語では「どこに行って、何をする」といった内容が1つの敬語にされる表現があり、正に「参り会ふ」もそういった敬語です。「高貴な場所に参上(参り)して、人に会う(会ふ)」をまとめた「会う」の古語で言う謙譲語が「参り会ふ」となります。

見ゆ(まみゆ)

一見は「みゆ」と呼んでしまいますが、「会う」の謙譲語としては「まみゆ」と読みます。これは「目=ま / 見=み / ゆ」のことで、ニュアンスの成り立ちとしては「お目にかかる」と似ています。意味としても同じく、見ゆ・会ふの謙譲語として「お会いする」「お目にかかる」という意味があります。

「見ゆ(みゆ)」は、目に入る・見える・見られる・見せる・思わせる・会う・対面する・結婚する・妻になる・思われる・考えられるの意味があります。使う状況によって当てはまる意味が違い、「見ゆ(まみゆ)」では「目に入る・見える・会う・対面する」などの意味が込められています。

「会ふ」は、出会う・巡り会う・向かう・結婚する・対する・争う・戦うの意味があります。「見ゆ(まみゆ)」には「出会う」の意味が込められており、「見ゆ(みゆ)」とは似た意味があるとも言えます。

「会う」の尊敬語・謙譲語・丁寧語の使い分けについて

「会う」の謙譲語・古語での謙譲語・尊敬語/丁寧語との使い分け
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「会う」の謙譲語と古語で言う謙譲語についてお伝えしましたが、敬語には謙譲語以外にも尊敬語と丁寧語があります。同じ敬語でも謙譲語とは使用する相手や使用方法が異なるため、敬語で「会う」を示す時の言い方も相手によって言い方が違ってきます。それでは「会う」の尊敬語・謙譲語・丁寧語の使い分けについてご紹介します。

尊敬語

尊敬語は「相手を上にする」敬語表現のことで、自分に対しては使用しません。「会う」を尊敬語で言うと「お会いになる」または「会われる」になりますが、「お会いになる」は謙譲語「お会いする」と似ているため混合されてしまうことがあります。尊敬語と謙譲語を間違えると失礼になるため、間違えないように気を付けましょう。

「お会いになりましたか。」
「お会いになるようです。」
「会われたのですか。」
「会われます。」

謙譲語

謙譲語は「自分を下にする」敬語表現で、「相手を上にする」尊敬語とは真逆の使い方をします。「会う」 は謙譲語で「お目にかかる」「お会いする」「お目もじする」でしたが、「お目もじ」に関しては女性語なので女性が使用します。

「お目にかかることができて光栄です。」
「お会いできて嬉しく思います。」
「ぜひ、お会いしたいです。」
「お会いする日を楽しみにしています。」

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